毒薬と老嬢
限られた空間の中を中心に話が進みます。
観客は自然と見えない部分に想像を働かせます。
上手ですね。
物語は、ブラックコメディです。本来なら笑えない話が面白い。
この時代のアメリカの雰囲気でしょうか?
それと、ケーリー・グラントが良いですね。
ドタバタ劇の先頭を走っています。
どこまでが演技でしょうか。
全部が演技とは思えないほどのはまり役です。
グラントの「うお~!」という突撃シーンが、
印象的でこの映画の象徴でした。
【いもたつLife】
限られた空間の中を中心に話が進みます。
観客は自然と見えない部分に想像を働かせます。
上手ですね。
物語は、ブラックコメディです。本来なら笑えない話が面白い。
この時代のアメリカの雰囲気でしょうか?
それと、ケーリー・グラントが良いですね。
ドタバタ劇の先頭を走っています。
どこまでが演技でしょうか。
全部が演技とは思えないほどのはまり役です。
グラントの「うお~!」という突撃シーンが、
印象的でこの映画の象徴でした。
【いもたつLife】
世界中の多くの人が
「ジキルとハイド」という言葉を共通言語にしています。
古典的なことわざのようです。
社会的地位もあり、綺麗で大金持ちの婚約者がいて、
頭も良くて、格好良くて、当然女性にモテテ、
慈善家でもあります。
そんなジキル博士が間違って一度ハイド氏になったら、
なぜハイド氏が魅力になってしまうのでしょうか?
普通ならジキル博士にはなりたくても、
ハイド氏にはなりたくありません。
悪というのはそれほどまでに
魅力があるのでしょうか?
ひとりの役者が「ジキル博士とハイド氏」を
見事に演じています。作品としての見所でした。
【いもたつLife】
冒頭で主人公が、
本当の自分と仕事で役をしている自分の区別が、
だんだんつかなくなって行くシーンがあります。
そこがこの映画の進む路ではないかと思いながら観ました。
仮面なんだけど、その仮面がはずせなくなってしまった主人公が、
挫折します。
仮面までは行かなくても、社会にいると様々なレッテルを貼られてしまいます。
思いがけずたまたまうまく行き、それがとても良い評価になってしまった時。
テストのやまが当たりたまたま良い点をとってしまった時。
犯罪者にされてしまった時。
自分の意志と離れたレッテルがいつの間にか付いています。
生きている以上
どこまで行っても仮面をかぶっていて、
いつもそれに悩んでいるのかもしれません。
普段は、
そこをわざと気づかないようにしているなぁ~、
なんてことも考えました。
この映画では仮面に対して、正面から挑戦し克服します。
偉いなと思うのと同時に、
日常ちゃんと勤勉にやるべきことをやっているかどうか、
最後はそれで決まる。
そんな当たりまえの教訓も感じました。
とっても面白かったのも付け加えておきます。
【いもたつLife】
今まで飲んだ有機ビールで、一番おいしいかった。
ドイツビールに近い味わいで、
私が感じているヘルスの名の通り、
甘い味わい・苦味抑え目・でも味わいしっかり。
飲みやすいのに、奥でビールの主張をしている。
色もヘルスっぽい色かな。
こういうビールは地ビールでなければ飲めないでしょう。
お土産なのでいくらかわからないし、
当然売れ行きも知らないので、
経営的にペイできるかはわかりませんが、
全国各地で大手が作れないビールが味わえるのは嬉しいですね。
地ビールならではを楽しみました
泡が消えるのがちょっと早く、
急いで写真を撮りました。
もう一本のデュンケルも楽しみです。
【いもたつLife】
欧米ではクリスマスになるところが、
日本では大晦日・お正月になるんだなぁ~
と妙に日本人を感じました。
物語は単純で、でも面白く、思わず笑う場面も多数。
豪華キャストだったし、
落語好きですから、談志と志の輔の登場も嬉しい誤算、
存分に楽しめました。
そんな楽しい映画ですが、背景はなかなかの骨太さが伺えました。
欧米ほどではないかもしれませんが、日本にも格差があります。
それをあまり意識しないような風潮があります。
ここ数年、格差が広がっているのは、報道からでも認識できます。
格差というと金持ちを悪く評価しがちです。
この映画は、上流も下流もフラットというかイーブンに現しました。
どちらも「生きる」うえで個々には色々あるでしょう。
そしてどちらも自分のためと他人のためとで生きています。
それもちゃんと描かれていました。
その両者が合流して欲しい。それを実現させた物語でした。
最後の「第九」は格差社会の融合を世界へ向けたメッセージとして
選曲されたというのは考え過ぎでしょうか?
それはさておき、登場人物の背景描写から、
それらが幸せへ向かってゆく導線が、伏線を交えて、
リズムよく流れます。
とても気持ちの良い時が過ごせました。
【いもたつLife】
遠くから観ても眩しい!
そして、美しい。
真っ黒や鮮やかなオレンジ、青や緑、
どれも光の加減が描かれています。
繊細に何度も試行したのでしょうか?
みせるところとみせないところを計算して、
ほんの少しずつ色をつけていったのでしょうか?
フェルメールは日本で人気があるので、
ここのところ見る機会が増えました。
これも贅沢で嬉しいばかりです。
観るたびに驚きがあります。
観ていると目がくらむような感覚を覚えます。
【いもたつLife】
若い頃、歌舞伎に連れて行ってもらって、
ほとんど寝ていたことがありました。
ツアーだったので、会場に着いた時にはすでに出来上がり。(酒です)
幕間でも弁当を肴に飲んで、午後の部も睡眠。
なんて勿体なかったんだろう。
さすがに今回は違います。
何故、人形を使うようになったのだろう。
観ているとそんなことが浮かんできました。
今は会場に字幕がでます。昔はでなかったのだから、
文楽の方でお客様を選んでいたのがわかります。
実際にそれだけのレベルでしょう。
(私のレベルではわからないことが多かった)
あっという間に東京に来て、
日本の伝統芸能や文化に触れることができます。
そればかりでなく、
外国の素晴らしい文化、絵画や演劇等々にも、
ある程度の時間とお金で体験できます。
幸せで贅沢に生きています。
【いもたつLife】
生きることにさえ執着しない男だから、
何がなくても構わない。
金はもちろん衣食住も当然いらない。
驚くことに、人との信頼関係もいらない。
社会的なんてこととは無縁な男の映画です。
33年フランスの作品です。今ほど複雑ではない環境ですが、
現代社会や今の生き方を示唆していたように、
世の中に対する痛烈なパンチを主人公に託しているようでした。
そして、この男を通して社会での優等生の人生の価値にも
疑問符をつけます。
まあこんな男はありえないし、
いたら何て嫌な奴だと罵るし、
なりたくもないのですが、
心のどこかでは、この男の持つ開放の生き方に魅力を感じます。
人間が社会を形成する最初は、
こんな感じだったのかとも。と思いながら鑑賞しました。
【いもたつLife】
記憶のことがテーマの映画って多いのですが、
それらとは一線を引いているのか解かりませんが、
ちょっと路線が違う記憶の映画と思いました。
ドライでクールに記憶を扱っていて、
本論ではないのでしょうが、気になりました。
記憶があるほうが良いのか悪いのかなんて、
本人にはどうでも良いことで、
周りが自分の感情で悲しんでしまうのかもしれません。
本人も周りも「別に大したことじゃない」という感じで
あっさりと記憶を消してしまいます。
こういう表現はなかなかないなと思いました。
【いもたつLife】
盆や正月ではなく、
“祭りだから”の理由で帰省する人もいるだろうな。
そんな熱い祭りです。
仲間との一体感、達成感はひとりでは絶対に体験できません。
個が優先されがちな今は、特に貴重な場です。
私の中で祭りは“祭り”というよりも“お祭り”で、
何を買おうかと屋台を回る感覚です。
それはそれで楽しいけれど、
そのために帰省することはないでしょう。
日本全国に素晴らしい祭りがたくさんあります。
祭りに万歳!
(私の地元でもきっとあると思います、私がひねくれもので
参加していないのかも)
【いもたつLife】