芋日記
丁寧な農家

ほしいも農家の4月上旬は、苗作りが一番の仕事です。
農家により様々な作り方です。
自社の有機農園は化学肥料を使わない、
化石燃料に頼る(電気を使う)温床を使わないので、
どうやって苗床の地温を上げるかも課題になります。
それ以外にも農家により様々な工夫があります。
種芋ひとつひとつを伏せこむ前の確認することはどこでも行いますが、
農家によっては、ひと手間かけて、種芋の両端を切り落としてから、
伏せこむ農家もいます。
それぞれが最善を考えて農作業を組み立てます。
【芋日記】
伏せこみ(種芋を植える)

苗作りは重要です。
なんの農作業も意味があり、
それだけ手をかけるかで出来上がりが決まりますが、
苗作りは大本の作業で、苗が良いことで次の作業が生きてきます。
ということで、
準備も万全に臨むのですが、結果はわかりません。
この後は、こまめな水管理を温度管理です。
苗の状態を見ながら微調整です。
【芋日記】
預かりものの種芋

昨年秋に、
忠八さんから種芋の保管を頼まれました。
種芋は干し芋農家にとっては命綱ですから、
何かあったら大変なのですが、
忠八さんの依頼なので引き受けました。
もちろん自社農園の種芋も自社で保管しますから、
同じように保管すれば大丈夫と思っていましたが、
忠八さんに渡すまでは、気にかかるものです。
なんとか無事にお返しできてホッとしています。
【芋日記】
育苗ハウスの補修

種芋を苗床に植える前になって、
育苗ハウスが風で少々壊れてしまいました。
大急ぎで補修して、種芋を植える=伏せこみをします。
3月~4月は風が強い日が多いのですが、
今年は、特に風が強く、
4月になっても霜が降りる朝が多く、
農家泣かせの気候です。
【芋日記】
抑草駐車場完成

特注の防草シートの脇を、
稲藁を敷き詰めました。
草は暖かくなると一斉に出てきます。
この駐車場ももちろんですが、畑も同じです。
そして暑くなればなるほど、
その勢いは増すばかりです。
毎年畑で草と格闘していると、この駐車場は草ボウボウでした。
追伸
昨日4月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月はいずみ四切り干し芋です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月の干し芋」の直接ページはこちら
今月の干し芋
【芋日記】
畑も早めに準備しています

ほしいも加工が終わり片付けも早々に、
今年は早め早めに準備をしてきました。
種芋と育苗準備と畑です。
今年は3つの栽培方法に畑を分けています。
秋準備、春早い準備、苗を植える前準備の3つです。
今やっているのは、春早い準備の畑の土作りです。
この後畝(うね)たて等を行います。
【芋日記】
スイカの芽

今年もたかおさんのスイカが食べれそうです。
夏の暑い作業後に、たかおさんのスイカでどれだけこれまで
癒されたでしょうか。
とにかく甘くてジューシーなスイカを作ります。
メロンも作りますが、そっちは贈答用です。
暑い中の農作業後は、
メロンよりもスイカをガブリです。
【芋日記】
育苗ハウスの管理

育苗ハウス内は、昼間は40度くらいまで気温が上がります。
その時の地温も、苗作りの目処の25度を超えます。
問題は、朝の気温と地温です。
霜が降りる心配がなくなったら育苗を始めます。
それまでは苗床に水をたっぷりと含ませておきます。
【芋日記】
EMボカシ肥料を作りました

現代農業は力技で、
こちらの都合にもって行きます。
農薬は野菜や果物が育つための弊害をことごとく排除します。
そして、化学肥料が即、野菜・果物の栄養になります。
(これを否定しているわけではありません)
それに比べ有機農業は、これが決定的に効くというものはありません。
そこで、サツマイモが数々の弊害に負けないで健康に育つ環境を
色々と効果がありそうなことを組み合わせて試行錯誤しています。
その一つとして、EMボカシ肥料を使った栽培を試します。
第一歩はEM活性液作り、
第二歩は、それを使ったボカシ肥料作りです。
米ぬか、大豆の粉で作りました。
甘酸っぱい香りの肥料で、サツマイモにもよさそうです。
これを完熟させます。
【芋日記】
防草シート

有機干し芋作りの干し場の脇にスタッフ駐車場があります。
ここの草取りが大変で、一年に数回、
スタッフ総出で一日がかりで草取りしていました。
有機干し芋の干し場の脇ですから、
除草剤は撒けません。
そもそも除草剤がありません。
そこで防草シートを特注しました。
隙間があるので、
(雑草は生命力があるので、わずかの隙間からも伸びてきます)
稲藁を敷こうと考えています。
【芋日記】