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ブログ 今日のいもたつ

フレデリック・パック4作品

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短編映画4作品を鑑賞しました。
「木を植えた男」
物語の中の木を植える主人公の姿が、
そのままこの映画を造るフレデリック・パックにつながります。

彼が、丁寧に手間をかけたことが、
この物語に魂が込められました。
そして、今の日本に希望を与えてくれる作品です。

上映もタイムリーだし、観てよかったです。

「大いなる河の流れ」
とても美しい作品でした。
セント・ローレンス河が舞台ですが、
文字通り流れるような映像です。

生態系の破壊、汚染がテーマです。

4作品すべてアニメのタッチが違うのにも驚いたのですが、
この映画がその中で一番新しいということで、
それも伺ええました。
繊細なタッチとアニメではなく、
カメラが動いて行く感じでした。

「クラック!」
一脚のロッキングチェアが主役です。
木から生まれ、作り手の家でボロボロになるまで尽し、
捨てられます。
けれど、新しい舞台が待っていました。

ハッピーエンドなのですが、
それを素直に喜べます。

ロッキングチェアを巡り、
家族が成長する様、
社会が変わる様、
人の営みの時間経過を語り、
そして、ファンタジーへと誘います。

可愛らしい作品でした。

「トゥ・リアン」
地球上で生命が誕生してから、
現代までの進化の映画です。

フレデリック・パックの映画は
どれも強いメッセージが込められていますが、
この作品が一番だと思いました。

人の蒙昧さ=己の愚かさを感じました。

追伸
昨日は「処暑」でした。干し芋産地も残暑ながら秋の気配があります。
二十四節季更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2011年08月24日 08:06