月別記事

ブログ 今日のいもたつ

黄金の腕

010117blog.jpg

麻薬中毒を初めて扱った映画、
映画音楽にジャズが入れられたのもこの映画から、
だそうです。
確かに、フランク・シナトラが演ずる禁断症状は迫真でしたし、
映像と音楽も合っていたし、印象にも残りました。

それらと同じくらいに見ごたえがあったのが、
シナトラを愛する二人の女性の愛の表現です。
一人は、お互いが心から信頼できている、モリーの愛し方、
もう一人は、悪妻ゾシュの愛し方、
私はゾシュの愛し方が鑑賞中ずっと気になりました。

なぜお互いが破滅になるような愛し方をするのだろうか?
夫を憎むことが、夫を陥れることが
自分を肯定するからだろうか?

これらの推測も間違ってはいなかった。
と鑑賞後も思っていますが、それは、心の奥にある真実が発信した
行動なのでは、とラストを観て今は感じています。

それは幼稚なまでに、そしてもの凄く強い愛があり、愛し方だったのではないかと。
表現はあくまでも毒された大人の行動ですが、
心の奥底には、純粋な愛があり、それが強すぎたのではないでしょうか。

【いもたつLife】

日時: 2009年01月17日 07:05