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ブログ 今日のいもたつ

ベニスに死す 1971伊・仏 ルキノ・ヴィスコンティ

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映像でほとんどを語る映画です。
表情、動き、構図、景色、そして音楽。
「美」や「醜さ」や人の「苦」は何かを考える意図も
あるのでしょうけれど、
この映像を観てただただ感じるだけで良いような感覚で観ていました。

ついつい、意図を考えがちなのですが、
ただただ、鑑賞するそんな映画でした。

でもそこには、むなしさやはかなさを強く感じる内容です。
この物語の設定は奇異かもしれませんが、
時代やその社会や風習が違うだけです。

人が生きることは苦であることを前提にすると、
楽しめることは多いものです。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年01月12日 13:09