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ブログ 今日のいもたつ

愛情物語 1955米 ジョージ・シドニー

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華やかに成功してゆく前半。
そして悲劇。そこから主人公のタイロン・パワーが
どう生きるかがはじまりました。

自らが選択した、親をまっとうしない生き様が、
もう一つの悲劇に続くストーリーは、
後半からラストまで惹きつけます。

瞬間でしかなかった幸せとずっと過し、
もうそれはないと気づき、
次の幸せを求めることを自分に許し、
(そこには犠牲にしていた自らの子がいました)
もう一度人生が始まったときには・・・。

人生は長いのでしょうか?
短いですね。
だからそれを全うしようという意志を感じる映画でした。

主人公の心の動きをこの時代にまつわる出来事に、
出来事が起こった訳にリンクして伝えています。

*リンドバーグの大西洋横断の頃とアメリカ
*第二次大戦に参加する主人公
*そして戦争の余韻が残るなかの出来事

ひとりの半生を語りながら、
人のわがままと、それを超える人が生きる意義を訴える映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年04月21日 07:33