月別記事

ブログ 今日のいもたつ

パレード 2010日 行定勲

100429blog.jpg

実は誰も何も全ては気がついていなくて、
でも一面ずつ多方面からは知っている。
それを一番わかっているはずの藤原竜也が、
体感的には何もわかっていなかったのだが。

そんなことはどうでも良いのです。
5人がそれぞれ抱えている負は、(小悪魔かもしれません)
必要だと説いているようにも思えますし、
それは“あなたの価値を決めるものではない”
という現代が生んだメッセージのようにも感じます。

都会のありふれた=と言っても犯罪を追うヘリコプターの音=から、
ミクロなルームシェアにつなげるオープニングは、
ルネ・クレールの「巴里の屋根の下」をイメージしました。
(全くもってこれは私の感覚ですが)

でもそういうふうにひとつひとつのシーンが、
なにかをイメージさせるそんな力がある映画でした。

藤原竜也も良かったのですが、ルームシェアをしている4名も
好演でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年04月29日 09:16