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ブログ 今日のいもたつ

白痴 1951日 黒澤明

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ドフトエスキーの原作を知っている方には
怒られるかもしれませんが、
知らない私でも、そのテイストが充分に伝わってきます。
ヨーロッパ的で文学的な映画になっています。

黒澤映画での原節子さんは新鮮で、鮮烈な彼女がいました。
久我美子さんも持ち味が出ていて、ファンでもあるし、
二人の対決は息を呑むばかりでした。

黒澤映画の雰囲気=常連の役者がいるし=らしさもありましたが、
テイストが他の黒澤映画とは違ったのは、
やはり原作に忠実だったからでしょう。

雪の北海道はこの物語にピッタリで、
全体が醸す世界に“人とは”を考えることに没頭しました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年05月24日 07:07