月別記事

ブログ 今日のいもたつ

機関車先生 2004日 廣木隆一

100602blog.jpg

トントン拍子に進みすぎることが気になってしまうのは、
私の心が狭い証拠でしょう。

昭和30年代の世界が、一面からだけですが、
しっかりと閉じ込められています。
瀬戸内海での開発の情景とは違う世界が、
鮮やかな風景とともにカットされているように思いました。

生きているのは種を存続するためです。
ただ人間はそこに人としての意義も求めます。

私たちは今追われてしまって、ただ生きることが大変、
と自分に言い聞かせているような感じです。
教育の大切さも感じる映画でした。

この手の映画ではどうしても「二十四の瞳」が引き合いになります。
あの傑作映画を意識していないでしょうけれど、
亡霊のような存在なのでしょう。
観る方も別の映画でありながら意識しています。
それはさておき良くできている映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年06月02日 06:23