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毎年ですが頭が下がります
ぎんさんに、つる刈りは頼まれますが、
掘り起こしは頼まれません。
ふたつの畑を一人で、全部、手で掘り起こすからです。
今年も毎日、少しずつ、手で掘り起こしています。
休耕2年目の畑
今年休耕して、ライ麦を育てていた畑です。
ここは思い切って、もう一年休耕します。
そこでライ麦の種を取る際に、落ちた種はそのままにして、
梳き込んでおきました。
思惑どおりライ麦の芽が出てきました。
ある程度背が伸びた時点で、休眠します。
その後来春にまた伸び始めて育ちきったところで、
もう一度ライ麦自体を土に鋤き込みます。
2年続けることでかなり土が改善するのを期待しています。
どれだけ残すか
掘り起こしたサツマイモの中から、
高品質の干し芋に出来そうな芋だけを収穫していきます。
出来具合によっては、半分以上畑に残すことも珍しくありません。
勿体ないですが、どれだけ畑に残すかで、
ほしいもの品質は全然変わってきます。
洗浄を兼ねて整備
すべての畑が有機栽培です。
ぎんさんの畑は一般栽培で、つる刈りを手伝ったので、
一般の畑の土を落とすために洗浄します。その後、有機栽培の畑のつる刈りです。
洗浄を兼ねて、整備します。
紅はるかの出来具合
昨年度にある程度の生産があった紅はるかで、
品質が良かったことから、今年度は作付けがかなり増えました。
そこで、今後どうなるかは、今年の出来具合で左右されます。
収穫量、大きさ、形は、ほしいもに加工する前提でも及第点の出来具合です。
ただ干し芋の場合は、このまま出荷ではありません。
干し上げて品質も含めて、どれ位どんなものできるか、までは決められません。
紅はるかは、歩留まりと保存性がどうなるかで、干し芋としての将来性が計られます。ただ、現時点では良い感じです。
手伝いました
ぎんさんの畑のつる刈りをしました。
一人で、しかも手掘りで収穫するのですが、
つる刈りは頼まれます。
この後、一週間ほどかけて、掘り起こしていきます。
深いと大変です
土の中で深く実が成っている時あります。
トラクターの掘り取りでは、深いと折ってしまうので、
手掘りにしました。
第二弾は安納芋
安納芋を栽培した畑を掘りました。
残念ながら育ちが良くありません。
この畑では安納芋は初めてでしたが、畑に合っていないようです。
同じ畑で紅マサリも植えましたが、そちらはまあまあの出来でした。
紅マサリは、畑を選ばない傾向があります。
品種改良によりその特性が活かされたのでしょう。
安納芋はたぶん種子島地方の在来品種ですから、
ほしいも産地では気候を含めて育てるのは難しいですね。
試し堀り、収穫はじめました
まずは育ちが良さそうな畑のサツマイモを、
試し堀りしてみました。
まあまあの出来具合なので、
そのまま芋収穫に突入しました。
イチかバチか 1963日 川島雄三

城山三郎原作ですから、企業と行政を中心とした経済に纏わる社会ドラマですが、
川島雄三監督がユーモアを織り交ぜています。また、個人が持つそれぞれの人(社会)とのかかわりにも言及している映画です。
ケチを貫き通してきて、会社を育てた社長の島(伴淳三郎)は、人生最後に会社と自分の全財産をかけて、会社を自分を大きく成長させる賭けにでます。(この大きなプロジェクトがこの映画の骨子です)
その方法は鉄鋼事業で今までにない規模の工業団地をつくることで、その誘致に積極的になる一地方都市の市長が大田原(ハナ肇)です。
そして島の参謀として北野(高島忠夫)が島に強引に招聘されます。
物語はこの三人と島の秘書(団令子)と大田原の秘書(水野久美)が主で進みます。
島の個性(ケチに徹している)と川島流の演出で、普遍的な魅力ある人物で、この映画の主人公です。彼は最愛の妻を亡くしたばかりという設定です。
彼は、仕事一筋でした。社員ももちろんすごく大事ですが、パートナーでもあり、島は、社員も己とともに大願成就することを願っています。
北野は島の戦友の息子で、息子のような気持ちを持っています。でも企業戦士として北野に期待していますし、それに応える北野です。
そして、行政の代表として大田原(ハナ肇)が伴淳三郎と共に主役です。
表面的には、企業の成長と地方が国から引き出せる補助金の利害が一致した泥臭い話なのですが、内面は人情物語です。その両面を映している所がこの映画の素晴らしい所です。もちろん、笑いを織り交ぜています。
伴淳三郎とハナ肇が活き活きしているのも印象的です。川島演出に乗っています。
二人ともクセがある役にピッタリで、これまでの川島作品にないキャラクターです。(この作品が遺作でなければ彼等は川島映画でもっと活躍したでしょう)
どこまでが私(個)で、どこからが公かがわからない人物です。これはとても魅力があり、滅私を厭わないけれど私(個)も大事にするのです。
世間と個のかかわりをどう捉えているのか、自分が芯に求めているのが何なのかを問いかけてきます。
でもその問いかけがストレートではないのが、川島監督らしさで、登場人物にハチャメチャ(女遊び等)を盛り込んでいます。だから登場人物が真実味を帯びるのですが。
当時斜陽とされていた鉄鋼産業ですが、国のための大儀名分と自己を乗り越える大事と、もちろん会社のためで島が奮闘し困難を乗り越える活躍をします。
大田原もクセがある市長ですが、市民に真摯な人物です。ありきたりな議会とぶつかり合うという構図も見せ場です。
クライマックスの市庁舎での大田原と議会の演説合戦、島の人を観る感覚に、人の泥臭くも可愛い生き方の肯定を観ました。
この映画は、冒頭に20億円の現金が積み上げるシーンがあります。ラストには300億円 の現金を積み上げます。迫力あるシーンで、島はそれを見て、実物を見ないと価値がわからないと言います。プロセスが解らなくなっている現代への警鐘を感じるし、人間の性を語っています。
そして、ラストしシーンは大願成就が決まった後の3人の身の振り方です。
それぞれが今と決別するのですが、これは川島雄三そのものの姿です。惜しくもこの作品が遺作になりましたが、彼はまた違う映画を撮ることを決めていたのでしょう。それが断言できるラストです。
本当に次の作品が観たかったけれど仕方ないですね。
追伸
10/8は「寒露」でした。二十四節気更新しました。
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干し芋のタツマ
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寒露

