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ブログ 今日のいもたつ

アンナプルナ南壁 7400mの男たち 2012西 パブロ・イラブル

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アンナプルナとは、ヒマラヤ山脈に属する山群の総称で、第1峰は世界第10位の8.091m、南壁の東稜ルートは、最も登頂が難しいといわれていて、10人中4人が命を落とすそうです。
2008年スペインの登山家のイナキが、7400mの第4キャンプで高山病に罹ります。同行していた仲間からの知らせを受けて(またはそれをネット等で自ら見つけて)、世界中から彼を助けるために12名の登山家がベースキャンプに駆けつけます。
その時の様子を、12名の登山家が語るドキュメンタリーです。

当時の映像や写真は限られたものしかなく、映像の大半は、インタビューを受けている登山家達の日常を映しながらの彼らの声です。

イナキの元にたどり着くことだけでも命掛けの行為ですが、彼らは、知らせを聞くと躊躇なく救出のための動きをとります。その心境をはじめ、命掛けで山に登ることの彼らの心内が語られます。(かなりの危険だけでなく、膨大な時間と費用も、自ら背負います)

彼らの言葉は“友人だから助ける”というシンプルなもの。そして、“助けなければ一生後悔する”とも言います。
イナキと、とても親しい者もいれば、山やキャンプで挨拶する位の関係の者もいます。
映画内でも語られますが、彼らは山という国の住民であり友人であり兄弟みたいなものということです。
即席で集まった仲間ですが、目的はひとつで心もひとつです。
また、自らのことを「英雄ではない」と口々に語ります。

彼らに共通するのは、真剣に生きているということです。
命を落としても決して不思議ではない山に行くためということもありますが、いつも体を鍛えています。家族に心配をかけていることも十分に解っています。(家族は自分達の気持ちは解っていないという話もありましたが)
でも山に登ることを決めているからこそ、あんなに真剣に生きれるということが伝わってきます。
後悔しない生き方をしているのです。

結局イナフは助かりませんでした。
彼らは無念でならなかったでしょう。でもそれでも手を尽くしきったことに間違いはありません。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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越後つついし親不知 1964日 今井正

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親不知がある越後の部落の、時は昭和12年から13年の物語です。

主な登場人物は3名。主人公おしん(佐久間良子)は、幼い頃に両親を亡くし、
方々で働き苦労の末、働き者の留吉(小沢昭一)の女房になりました。
留吉と権助(三國連太郎)は伏見の造り酒屋に出稼ぎに行っていたのですが、権助の母が危篤で権助が村に一時帰郷します。
その時に権助はおしんを犯します。運悪くおしんは妊娠、彼女は悩みに悩みます。
春になり留吉が帰り、おしんの懐妊を喜びますが、権助の子とわかり、気が狂ってしまったかのようにおしんを殺害します。
正気に戻り人知れずおしんを葬った後、出征祝いの隊列の権助を親不知から突き落とそうとして、二人で海に落ちます。

救われない話です。
そして、なすすべもない立場のおしんの境遇に悲しくなります。

堕胎しようとするができない。
犯されたことを村人に言ってもたぶん取り合ってくれなかったでしょう。(推測ですが、合意だと判断されると感じました)
かといって留吉にも言えない。しかも留吉は大喜びです。

おしんは少女時代から苦労の連続でした。苦労を重ねてやっと留吉との縁があり、
やっと人並みの暮らし(貧しいですが)を手にしたばかりでこの顛末です。
何のための人生だったのか?と考えずにはいられません。

残念ながら生まれてきた境遇を覆すことができるなんて稀です。

今人は豊かになり万能であるような錯覚を覚える位、何でも自分の思い通りになる世の中ですが、こんなものは自分の力では全くありません。
幸運にも、たまたまそういう世の中に生まれてきただけだと再認識しました。

今井監督の演出はこの映画でも上手いです。
冒頭の権助がおしんを犯す伏線の東野英二郎との会話、ここで権助の動機付けと共に、物語の背景を説明します。
また、おしんと留吉が婚礼の日、豪華な輿入れとすれ違うようにして、二人の質素な輿入れがあります。
それ以外にも、留吉が誤っておしんを殺害してしまい、遺体を運ぶ時にすれ違う子供達。
これら主人公達の気持ちをシーンで代弁させたり、何気ない日常と、起きてしまった異常の対比で効果を高めています。

脇役もそうそうたるメンバーで、贅沢な映画でもありました。

そして、造り酒屋での仕込みの映像や、雪国での冬から春の農作業の映像や、荒れる日本海の風景等々、印象に残る貴重なシーンも多くありました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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合間に準備

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たかおさんの所に寄ったら、
干し芋加工の準備をしていました。
収穫はだいたい終了、でもいくらかはあるようですが、
合間をみて準備を進めています。

干し芋作りは、この準備も結構な手間です。

【芋日記】

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白菜も全然違います

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農園前の自家製野菜畑で、2種類の白菜を育てています。
普通の白菜とサラダ白菜です。

サラダ白菜は極早生種で、普通の白菜よりも一ヶ月近く早く収穫できそうです。
けれど、病害虫にはとても弱いです。
多分甘いので、虫が寄ってくるようです。

そして、普通の白菜は産毛のような、少し尖った毛があるのですが、
サラダ白菜にはありません。
これも虫が来易い原因かもしれません。

【芋日記】

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今年は苦戦しています

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有機農業は本当に難しいです。
昨年ある程度上手くいく手ごたえがあったのですが、
今年は、また苦戦、どうもまだまだ工夫がいるようです。

軒並み収穫が良くないのですが、
この畑のいずみは、形状が良さそうなので、
少しでも育つように、一番最後に収穫することにしました。

追伸
10/23は「霜降」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「霜降」の直接ページはこちら
霜降

【芋日記】

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丁度良い大きさの紅マサリ

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紅マサリは、大抵どの畑でも形良く、大きく育ちます。
しかし、大きく育ってしまいすぎが良くあり、
それだと干し芋の原料芋としては不向きです。

そこで、干し芋にして丁度良い大きさに育てるようにするのですが、
この農家はそのあたりの按配がとても上手です。

【芋日記】

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収穫を頼まれました

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親しい農家から、収穫も干し芋加工も頼まれました。
干し芋作りが出来なくなってしまったとのことです。

干し芋に限らず、日本農業の高齢化は進む一方です。

【芋日記】

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旅の重さ 1972日 斎藤耕一

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少々特異な母子家庭で育った16歳の少女が、
親離れのための葛藤の一人旅を綴ったロードムービーです。
蛹の状態の苦悩と成長がえがかれています。

新居浜に住む主人公の少女(名前は最後まで明かされません)は、
ある日ママに置き手紙して家出同然の旅に出ます。
それに動じないママで、この母子関係から脱け出したいのが少女です。

父を知らない少女、見知らぬ男の元へ通うママ、
二人は母子としての絆もありますが、お互いを疎い存在という意識もありました。
だから、少女が家を出るのは時間の問題でしたが、
それが16歳という早すぎる自律の旅で、だからドラマで、
観る者は、危険な匂いを感じながら、少女を見守ることになります。

勢いで旅に出た少女ですが、
様々な人との出会いで、傷つきもし、苦悩もし、成長もします。
その姿をリアルに捉えている映画です。

被曝した(初老の女性の)お遍路さんとの出会い。
臆病な痴漢のオジサンとの触れ合い。
雨宿りをきっかけに一宿一飯を施してくれる親切な家族(命の?がりを感じる少女)。
旅役者の一座との奇妙な数日間の生活、ここで少女は自律は責任を伴うことや、大人の男と女の姿等の生きる現実が身近になります。
病気になり追い剥ぎ(未遂)にあったり。
その後行き倒れて木村(少女には神様仏様に見える男)という男に助けられます。
そこで出会った女の子は、自分似ていて仲良くなった直後に女の子は自殺します。その姿に自分を重ねる少女。
そんな数々の人生で初めての体験で心身ともに疲れた少女は、
父を重ねていた木村に、自分を受け入れて貰いたい衝動になります。
でも不器用な木村はそれが出来ません。
木村から離れる少女でしたが、もう一度木村の元に行きます。

この後、どうなって行くかは全く解らない少女(と木村)写して終わります。
しかし、少女は母から離れることが出来ました。

思春期に誰もが遭遇する自分の存在意義と自律という
普遍的なテーマです。
少し歪んでいた母子関係が少女にそれを促していますが、
テーマを赤裸々に追ったロードムービーでした。

主演は高橋洋子、脇役で秋吉久美子、二人ともデビュー作のようで、
初々しいと共に好演でした。
脇を固める、三國連太郎、高橋悦二、岸田今日子等含めて、
しっかり作られていた映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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虫喰いの畑

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年によっては芋虫が大発生して、
まだ育つ時期に葉は丸坊主になる時があります。

幸い今年は9月後半から芋虫が増えたので、
収穫が進んでてきても、この程度の被害です。
もう収穫ですから大勢に影響はありません。

今年作付けが増えた紅はるかは、
今まで色々な品種のサツマイモを栽培してきましたが、
その中で一番太く、葉も大きい芋でした。

半分冗談ですが、
ある程度「芋虫に喰われた方がつる刈りは楽だね」なんて言葉出るくらい、
太い強いつるでした。

【芋日記】

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折り返し位です

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試し掘りから本格的な収穫に入り、だいたい10日が経ちました。
そろそろ折り返しです。
毎年のことですが、畑でだいぶ出来具合が違います。
畑と品種の適正も痛感します。

今年栽培した畑は、来年は休耕ですが、
収穫をみて、どんな土壌改良を、何年かけて行うか、
また、サツマイモの品種でそんな土作りをしていくかを、決めていきます。

【芋日記】

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