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稲藁の敷きます
苗場に種芋を伏せ(移植)、籾殻を乗せて、
その上に稲藁を敷いて、伏せ込みはひと段落です。
ここからは水と温度管理です。
籾殻入れ
苗床に十分水がしみこんだら籾殻を乗せます。
保温と保湿のためです。
稲藁を砕いて敷いたり、ビニールで代用したりと農家により
やり方は様々です。
最初はたっぷり水をやります
ビニールハウスに一通りの種芋を伏せると、
苗床にたっぷりと水をやります。
朝晩は冷えるので、
昼間の暖かい時に水をかけます。
粗ぬかと言います
ほしいも産地では稲の籾殻を「粗ぬか」と言います。
苗場の保温・保湿に欠かせない粗ぬかを米農家からもらってきました。
苗場だけでなく、
畑の土壌改良にも、自家製たい肥にも使います。
伏せ込み真っ最中
種芋を苗場に移植することを伏せ込みといいます。
3月末から準備していた苗床に種芋を植えていきます。
ネギを活けました
伸男さんからたくさん太ネギを頂いたので、
まだ大きく育ちそうなものと、
保存用のものは、苗場にしなかったビニールハウスに活けました。
当分ネギが楽しめます。
稲藁で抑草
干し場の4棟のビニールハウスのうち2棟は、
春は苗場にします。
苗場にするハウスもしないハウスも、
ハウスの間とハウス内の脇は手取りでの除草がやり辛い場所なので、
稲藁を厚く敷き詰めて、抑草します。
抑草の稲藁は干し場に敷いてあった敷き藁です。
厚く敷き藁をしても、間から草が伸びてきますが、
それは草取りするしかありません。
苗作りです
3月末に種芋を蔵出しして選別、
それまでに苗場を準備して、
4月早々から種芋を植える伏せ込み作業がはじまっています。
たかおさんには人参芋の栽培を委託しているのですが、
その伏せ込み作業をやっていました。
農園前も春到来
農園スタッフが育てている農園前の植物園も、
冬は閑散としていましたが、
いつの間にか花が咲いていたり、
蕾が膨らんでいたりしていました。
ほしいも産地も春到来です。
追伸
4/5「清明」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「清明」の直接ページはこちら
清明
銀の匙 Silver Spoon 2013日 吉田恵輔

この物語には“別れ”がたくさんあります。
改めて、別れが人を大きくしてくれることを教えてくれます。
舞台は北海道帯広の日本一広大な農業高校(蝦夷農)です。
登場人物は、大自然下の農学校生と先生と父兄、そして馬、牛、豚、鶏の家畜と競走馬です。
主人公の八軒は札幌一の進学校を挫折、父親との確執から全寮制である蝦夷農に進学します。周りは酪農農家の後取り達なので一人浮いた存在です。その彼が仲間や厳しい酪農業の世界を体験して成長します。
私も農業の体験がなく、でも今は干し芋農家をしていますが、やはり驚くことが多かった体験があります。八軒も思いもよらない体験、農業の厳しさ、経済原則を学ぶのですが、農業の中でも酪農の方が普通の農業より大変でしょうから、彼が孤独を乗り越える必死の姿(あまり大変なところは映らなかったので想像して)に賞賛します。
まず彼は、父親との別れがありました。
その後、入学してすぐに出会った子豚との3ヶ月後の別れ(豚の食肉への出荷)がありました。
それ以外にも、離農してしまう親友になった同級生(駒場)との別れ、
彼女になりそうなアキと一緒に育てた馬キング号との別れがありました。
また、離農による生家や育てていた家畜と駒場の別れも描かれています。
ここに登場する人びとはいつも別れを前提に生きている人達です。
別れは辛いもので、なるべく避けていたいのが人情です。
また、この物語は“逃げる”ことの再定義をしています。
一般的に逃げるのは良くないこと、失敗という価値観を持っています。けれどこの物語では、仕切り直しの一環だとします。
これには大きく同意です。
結果的に自分から積極的に選んだとしても逃げることはあまりやりたくありません。
しかし、逃げる方が良いという時、そしてそれが意図して判断されたなら、一般的な逃げるの意味を持ちません。そこに言及しています。
だから、駒場の離農は逃げるではなく、次へのチャンスを掴む第一歩です。
それを諭された八軒は、逃げてきたと思い込んでいたこと=自己の否定から解き放つために周りに尽くすことを決めます。(それがクライマックスの蝦夷農祭のばんえい競馬のプロイデュース、成功で描かれます)
それを後押ししたのが別れです。
八軒は別れがあることに意識的になることで、いてもたっても居られなくなりました。
入学以来どちらかと言えば失敗の連続、自分の力のなさを味わいます。しかし夏のバイトと豚の出荷(別れ)で、自分でもできることがあることを学びます。
そして、駒場との別れ、キング号との別れを目前にした時に自分という存在ができる精一杯を試しました。
死別をはじめ別れは悲しいことです。
だからなんとかそれを避けようとします。それは問題ありません。
けれど、最後には対峙することを心に期すことが大前提です。
この物語の八軒は成長しました。やっぱり別れは人を大きくします。
私は良く死ぬための死生観を持つためにも別れがあるのだとも思いました。
追伸
4/4に、4月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“ほしキラリ角切り芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも

