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新平家物語 1955日 溝口健二

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ぜいたくな作品です。
エキストラの迫力、着物や弓刀から調度品まで、手を尽くしています。
日本映画の黄金期と溝口健二の当時の存在感が伝わってきます。

公家と武家と寺の立場・力関係を、
監督が持っている京都の美学で描かれているのもわかります。

二人の女性像も興味深かったです。
公家から武家になれない清盛の母
公家から武家に変わることができる清盛の妻
時代の大きな変わり目にどう振舞えるか?
今また、同じように時代の変わり目です。
今生きる中で考えさせられるテーマでした。

市川雷蔵の力いっぱいの演技もよかったですね。

【いもたつLife】

日時: 2009年11月13日 08:04