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ブログ 今日のいもたつ

BeRLIN 1995日 利重剛

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都会の悲哀を感じさせますが、
それだけではないですね。

突然、女は消えてしまいます。
この娘を捜しながら、この娘の性も捜しながら物語は進みます。

主演の風俗嬢は何のためにこの仕事をしているのか。
そして、男たちは何故か惹きつけられてしまいます。
それは男の側に空虚がありそれを埋める自分たちのために、
捜すことで、探ることで埋めようとします。

“壁”ということばがキーワードです。
ベルリンの壁が崩壊してから20年、
まだその熱さは戦後生まれの私でも残っています。
この映画はそのどこを語っているのかは解りませんでしたが、
あれを起点として様々なことが感覚として広がっていることを、
感じる映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年02月04日 06:59