月別記事

ブログ 今日のいもたつ

からっ風野郎 1960日 増村保造

100402blog.jpg
弱いくせに粋がって、社会を斜に見て、
負けるのがわかってリングに上がっているボクサーのように、
生きている主人公=三島由紀夫、
なにか自分と重なります。

サルのおもちゃを主人公に見立てますが、
それも自分と重なります。

弱いけど懸命に生きて、悪だけど根っからではないから、
分不相応な妻に見初められるのも、
自分と重なります。

素直になった直後に死が訪れました。
死に際のことを考えさせられました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年04月02日 07:28