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ブログ 今日のいもたつ

失はれた地平線 1937米 フランク・キャプラ

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第二次大戦への警鐘も込められている映画です。
争いのない理想郷、シャングリ・ラが舞台です。

この映画の理想郷は、違和感がありました。
人間が不完全だから違和感を覚えるのか、
あまりにもバランスを欠いているからなのか。

今も昔も、人がつくりだした世界には、
争い犯罪もろもろ嫌なところがたくさんあるけど、
心に描く理想が現実になってもそれは、やっぱり不完全でしかない。
そんな世界感を感じました。

結局は、家庭の中で小さな小さな理想郷を自分でつくる。
これが人ができることだし、
これができれば幸せなのでしょう。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年04月08日 07:59