今日のいもたつ - 干し芋（ほしいも・干しいも）のタツマ

どの品種も総じて小さいのが今年の原料芋です。
玉豊も大きいモノもあれば、小さいモノも多いです。
この農家では、ほし黄金、玉豊の丸干し芋が並んでいました。
今年はどの品種でも、丸干し芋が多いです。

紅はるかよりも、もっと細長くなるのが、アイコマチです。
果肉も柔らかいので、二つに、または三つにしないと皮むきができません。
とてもやっりづらいし、収穫量も少ないので、ほぼ生産されていません。
味はＯＫです。

黄色とオレンジですが、どちらも「ほしキラリ」です。
しかも同じ畑のモノです。
珍しい現象です。

ここまで、ほし黄金、ほしキラリ、アイコマチを蒸かしましたが、
どれも上出来の甘さです。

玉豊の干しはじめは白いです。
他の品種はたいてい、黄色からオレンジの色が付いています。
昔は玉豊が主流だってので、干し場は白が普通でした。

丸干し芋の原料芋が多かったのが、干し場でもわかります。
いつもよりも早く、始まっています。

大きな原料芋が少ないので、今年は角切り芋がいつも以上に貴重です。
原料芋の選別で、少しずつ出てきた大きい芋を集めて、
溜まったら角切り芋に加工します。

甘いし、加工しやすいし、収穫量も多い、ほし黄金ですが、
寒さに弱いのが玉に瑕、一番先に蒸かします。

改めて各農家の原料芋を見ると、小さい、丸ほしいもサイズが多いです。
今年は多いので、もう少し寒くなると加工する農家がでてきます。

産地でも一番ではないかという作付けの農家です。
芋掘りが遅れに遅れている中、別部隊が加工をやっているようです。