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ブログ 今日のいもたつ

2013年3月の治作

久しぶりの治作です。

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若狭の若布

磯の香りがプンプンです。
今日は春が満喫できる予感です。

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ごま豆腐

治作の定番中の定番料理。
治作に来たことを実感、
ごま豆腐に『おかえりなさい』と言われている気分です。
もちろん、今回も絶品でした。

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稚鮎ご飯

ほろ苦く、ほろ甘い、ほろ旨い!
鮎もご飯も熱々!
鮎だけだと、これ以上ない肴、
ご飯と食べれば上等な鮎ご飯です。

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お造り

まずカツオから、
さっぱりしていて、舌でトロけます。
そしてカツオらしいおいしさ。

次はアジ。
これもさっぱりしつつ、甘みがのっています。
そしてめちゃくちゃ新鮮。アジの旨さはそれに尽きます。

そしてウニ(ミョウバンなし)、
雑味が全くない治作のウニはいつも感心です。
ちょっと他のウニとはまったく別物といつも思い、
今日も実感です。

赤貝
貝の旨さを一番感じられる赤貝です。
そしてヒモは、その味が凝縮されています。
菊姫鶴の里が進みます。
そして赤貝の肝、
これも活きているからこそで、
肉とヒモの両方の味が楽しめます。

このお造りをずっと食べて鶴の里をずっと飲んでいたくなります。

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(スペシャル:イカの肝焼き)
(塩が利いてて、酒が進みます)
(しょっぱさがギリギリです、流石)

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八寸

九条ねぎ・ホタテ・アサリのぬた
美味しいねぎです。ホタテとアサリも。
“ぬた”という料理があるわけがわかります。

鱈の白子
どうしてこんなにちり酢と鱈の白子が合うでしょう。

焼いて出汁に漬けたセロリ
酢と深みがある味つけで、箸休めに最高です。

白バイガイ
さっきの赤貝とはまた違った貝の旨さです。
美味しさの食べ比べもできて楽しい一品。

蛸のやわらか煮の大根
蛸を感じるし、大根のシャキシャキも楽しめます。
ちょっとしょっぱい田舎風の味つけが泣かせます。

竹の子・アボガド・明太子のせ
竹の子も美味しいのですが、
アボガドと明太子の組み合わせで食べると
また一段と竹の子が引き立ちます。
そしてなんてたって美しい料理です!!

サヨリの棒寿司
山椒の香りがいい。ご飯とサヨリ、これも春です。

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焼き物:鴨

元々好きですが、大満足です。
そして鴨に白髪ねぎと辛子、これも鴨好きにはたまりません。

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焼き物:赤むつ

とろけるという単語を何度も使っていますが、
これが極めつけです。
そして、目や頬肉、骨周り、
味付けが上品なので、全てを堪能できます。

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焼き物:アマダイ

こちらは塩味でキリッとした旨さです。
こちらも目に頬肉に骨周りをキリッとキッチリ堪能です。

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まる鍋

どれもメインになる料理の中ですが、やっぱり風格があります。
なんて上品で旨いのでしょう。
すっぽんの力と親方の力です。

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デザート

オロブロンコ・トンプソン・イチゴのゼリー
これもさわやかな酸味満載の春のデザートでした。

久しぶりの治作堪能しました。
近いうちにまたきます。

【いもたつLife】

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あこがれ 1966日 恩地日出夫

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設定でやられたという感じです。

孤児院にいた二人が大人になって再会します。

男は、母に捨てられて孤児院ですが、
裕福でしかも人格も良い両親にもらわれます。
そして、その期待に応える好青年に育ちます。

女は、飲んだくれでカネを無心する父親に悩まされています。
父親がいることで、恋もできない状態です。
でも、途中父親は改心します。

孤児院の先生がまた、良い人です。
そして、ラストには男の実の母親が出て来て健気な態度です。

もちろん二人が愛し合ってという話しで、でも、
結ばれそうにない。という設定ですが、
良い人達がお互いを気遣ってということで、
泣けてしまいます。

終わってみれば大したことはないという感じなのですが、
映画にひき込まれました。

主演二人、田村亮と内藤洋子の青春映画ですが、
脇を固める重鎮達の演技が見ものです。
新珠三千代、乙羽信子、小沢昭一、加東大介、賀原夏子、沢村貞子 等々
泣き所、笑いどころ、そして人としての真っ当な生き方を諭すところ、
単なるアイドル映画ではありません。

【芋日記】

日時: |

“エロ事師たちより” 人間学入門 1966日 今村昌平

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男が求める性を満たすのがエロ事師で、
そのために大真面目に、お客の期待に応えます。

性欲と正面から向かい合っている映画です。
当然、ドロドロの部分、誰もが隠していたいような描写もあります。
そして、カメラは性欲のためならなんでもするような奴らを、
遠目から映します。
愚かで閉口してしまう行為の連続ですが、
格好なんて気にしないで本能を満たそうとする姿は、
エネルギッシュです。

性欲と共に、したたかに生きる生き方も映します。
性欲が本能なら、人を騙してでも楽して生きる生き方は、
本能に悪知恵を足したものです。

主人公もエロそのものですが、
ただひたすらにエロを追求します。
『人助け』とまで言い放ちます。

その姿は滑稽ですが、
所詮愚かな煩悩あふれる人そのものを肯定しています。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

ソルゴ跡

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昨年ソルゴ(緑肥作物)で土壌改良している畑が奥です。
この時期になると手前の畑のように、
草花が伸び、早い花が咲き始めますが、
ソルゴ跡は秋に鋤きこんだソルゴが、畑になじみきれなくて、
畑を覆っています。
5月後半の作付けに向けて、ソルゴをなじませます。

【芋日記】

日時: |

君の名は 第三部 1954日 大庭秀雄

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第三部は、
悪役としての位置づけの者達も、徐々に収斂されます。
それはイコール真知子と春樹がいよいよ結ばれるということですが、
一筋縄ではいきません。
真知子が病に蝕まれます。

最後まで引っ張ります。ハラハラさせます。

『悪い人なんていない、みんな良い人なのにみんな幸せに何故かなれない』
と真知子が憂います。
それに気づく悪役とそれに賛同する物語を動かす人達、
で事態は好転するのですが。

最後二人は念願がかないますが、その後は想像に任されます。

全編を通しての感想ですが、
二人の未来はどうでも良いのです。
二人が結びつく過程が全てですから。

『美意識を共感する』
それが、この物語です。
淡路千景が途中で言います。
『私にはできないことを二人はやり遂げようとする』
だから自分ごととしていると。
そして、最後の最後に数寄屋橋で忘却の定義を口ずさみます。

彼女が一番、当の二人よりも二人の物語をわかっていたようです。

二人は純愛ですが、美意識の中で生きていました。
どちらもかけが得ない崇高な生き様です。
二人はかなわぬ恋に、
触れることができないことに、
困難と直面し、それと対峙することに、
魂の消費を賭けていたのです。

当然その行為は他の登場人物を巻き込みます。
観客をも巻き込みます。

この物語は、物語と同化する者を、
同化するものが勿論持つ美しさの魂を肯定する物語だったのです。
(その定義に反発するアウトローがいることは置いておいて)

それは今では通じません。
あの時だからです。
日本が戦争から解放されるのに必要な自信を得るための、
日本人が持つ美意識をどこまでも追求する物語を、
次へ次へと引っ張る演出で魅せてくれた物語です。

だから歴史の一ページとして刻まれている物語であり、
その映画化です。
そして、映画化にあたって豪華キャストでつくられたことで、
今尚それを確認したいと思わせる映画として成り立っています。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

君の名は 第二部 1953日 大庭秀雄

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愛し合う二人以外の進展はあるのですが、
各駅停車のような二人の関係です。

そんなメロドラマですが、
この物語は戦後間もない社会が反映されています。
主役の二人も含めて、登場人物達は失ったものがあり、
終戦後に遭遇した影を持っています。

この映画の公開はこの背景よりも十年程経っていますが、
まだまだ戦後の翳りを多くの人が抱えていたことでしょう。
物語には同じような体験の人物がいて、
でも二人は純愛を貫き、まわりはそれを見つめる。
登場人物と同じ目線で近い過去を振り返るということ。
(あくまで推測ですが)
人々は戦争との決着を、このドラマで体現していたのかもと思いました。

第三部へ続く。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

君の名は 第一部 1953日 大庭秀雄

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くっつきそうで、くっつくのを心から望みながら
どこまで行っても堂々巡りメロドラマの、
もうこれは古典と言っても良いのでしょうか。

でも、上手い心理描写です。
大ヒットも頷けます。

東京大空襲の夜に命を共にした春樹と真知子、
一目惚れであり、命懸けの一夜の戦友であり、
惹かれ合いますが別れを余儀なく、そこからはじまるのですが、
いつ決着がつくのか。

真知子は浜口を亭主に選びます。
春樹を忘れることを誓って、浜口もそれを承諾します。
真知子は十字架を背負いました。
真知子の唯一最大の誤ちであり、
そこには同情の余地がなさそうなのですが、
段々風向きが変わります。

仏様の様な浜口でしたが、徐々に醜さ(本性でしょうか)が現れます。
母親がそれを後押しする、後押しする、です。
観ている方は、真知子の十字架を取ってやりたくなります。

真知子は尽くしましたが、心ここにあらずは浜口も感じとります。
でも頑張りました。
浜口もそれを承知の結婚でしたから、
もう一つ辛抱があれば展開は違ったのですが。
それと、育ちの問題、母離れできない男・子離れできない母
で問題はこじれて行きます。

そしてとうとう真知子は切り札を切りました。
実家に帰る行為です。
これは浜口にとっては、何よりも大事な面子の問題です。
でもこの切り札も、
妊娠という新たな出来事で。

ここまでが第一部です。

真知子の状況はいつのまにか仕方なく不幸になるという
王道なのでしょう。
そして、耐え忍ぶ春樹の姿がメロドラマ好きには
たまらないのでしょう。

この物語はやっぱり一度抑えておきたかったので。
劇場で鑑賞できて良かったです。

最後に、
キャストが豪華です。
また、
終始暗いシーンの連続の中、
夫婦のやりとりも、愛し合う同士のやりとりも。
その中で、淡路千景の役は明るく、
この映画では欠かせない、
息抜きできる、息継ぎできるという感じでした。

第二部へ続く。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

春らしくなってきた畑

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ほしいも産地の畑は海に近いほうから内陸に広がります。
海風は冷たく、海沿いと内陸では体感温度が違います。
サツマイモも麦も海風のあたり具合で育ちが違います。
風除けがある畑は、急に麦が伸びています。
本当に急に伸びた印象です。
今年は櫻が速かったことが腑に落ちる伸び方です。

【芋日記】

日時: |

手錠のままの脱獄 1958米 スタンリー・クレイマー

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『招かれざる客』同様二度目の鑑賞。
監督、主演、テーマも同じです。
時代はこっちの方が古い分、人種差別に対する嫌らしさがかなり強いです。
かなり先進的な映画だったことがうかがえます。
細部にそれを感じます。それだけに嫌らしいですね。

ただ、人種差別のことだけが細部に現れているわけではありません。
話の展開につながる部分で
細部に現れる登場人物の仕草やカメラワークは上手いと感じました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

ポット移植目前の苗

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芽だししているメロンと夏野菜の苗です。
芽だししたら、ポットに移しますが、
どういう成苗にするかを決めて、
ポットの大きさ、土の量、そして肥料と水と温度、
管理の仕方を変えます。

苗作りは大変です。

【芋日記】

日時: |