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ブログ 今日のいもたつ

2014年3月の治作

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若狭のワカメ
今晩は春がテーマでしょう。
香りがとても良いです。

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生湯葉とウニのべっこうあんかけ
生湯葉もウニも、どちらも余韻が続く上品な甘さで、
相性抜群です。
噛みしめるように美味しさを感じます。

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稚鮎ご飯
春を先取りです。
ほろ苦いのがこれほど美味しいと感じるのは、
この料理ならではです。
身のほろ甘さとごはんの旨味、そして絶妙の塩加減です。

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お造り さより、 ミルガイ、アカイカ、ヒラメ、マグロ
ミルガイ
歯ざわりと瑞々しさ、そして磯の香りと貝の甘みです。
ここで青海苔、これだけでもご馳走です。
アカイカ
イカの美味しさはもちろん、とろけるのです。
食感がそんじょそこらのイカとは大違いです。
ヒラメ
浦島太郎もこういうヒラメを食べてたから、
竜宮城に居残ったのでしょう。
さより
これも今晩のテーマの春です。
瑞々しい美味しさです。
マグロ
トロける中トロです。
赤身のうまさにトロを足した味です。

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お椀『 蛤しんじょと筍のお椀』
はしりの筍を食べることができるだけでも幸せです。
まず香りの心地良さに惹かれます。
春ならではの木の芽の香り。
そして最小限の味付けだからこそ筍と山椒とこごみの風味が活きています。
そして蛤しんじょの力強く上品な味と汁を飲む。
至高ですね。

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八寸
ホタルイカとアサリと九条ネギと浅葱のぬた
味付けが素材の良さを引き出しています。
単品でも惹かれる味付けで、
一緒に食べるとこれがまた美味い。

春菊とカシューナッツの胡麻和え
これも春です。ほろ苦さと香ばしさが前面、奥にコクがあります。

ここで、
大根とカラスミ
大根も瑞々しい!
カラスミはヤバイです。

アオリイカのワタ和え
これもヤバイです。
全部食べたら菊姫が無くなります。
イカの身がイカのワタと最高にマッチしています。

鯖のたまごの煮こごり
珍味です。
生姜を効かせているので、鯖のたまごの食感と魚らしい味が
すんなり味わえます。
煮こごりの甘みが足されて、これも酒がいくらでも進みます。

イイダコのやわらか煮
今回はタコの頭入り。
臭みは全くなく、ほろ甘さがあります。
大根はたっぷりとタコの味付け、
タコ自体はタコらしい食べ応えです。
上手いのは言うまでもありません。

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胡麻豆腐
これだけでは足りないほど、もっと食べたい。
治作の胡麻豆腐は、素材をどう活かすかのお手本です。

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焼き物
太刀魚
上品でありながら野性味もあるのが太刀魚で、
それをいかんなく引き出している
焼き加減と塩加減です。
そしてとても食べやすくしてくれています。
この気持も料理の一環です。

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煮物
赤むつ
魚好きにはたまりません。
身も肝も眼肉も頬肉も口まわりも、
その味を引き立たせています。
出てきてから食べ終わるまで一気です。
貪りつくように食べました。

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野菜炊き 甘鯛の蕗味噌あんかけ
野菜がたっぷりです。
しかもひと仕事有りの野菜で、甘鯛と野菜の旨味が封じ込めれた
お椀のような美味しさの料理でした。
治作の新しい看板料理に発展するかも。

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へしこ茶漬け(写真撮り忘れ)
へしこの美味しさを追求した結果です。
へしこを中心に何を加えたら、へしこのうまさを損なわないかです。
梅、浜納豆、三つ葉・・・それらの脇役がちゃんと仕事をしています。
ちゃんと仕事をさせているのです。

水菓子 ブドウとグレープフルーツのゼリー
これも春でした。
味の演出が春なのです。
スッキリと後味がする春の料理の締めくくりにふさわしい
ちょっと苦味が優しいグレープフルーツと、
ほろ甘いブドウのデザートでした。

追伸
3/21「春分」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「春分」の直接ページはこちら
春分
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【いもたつLife】

日時: 2014年03月21日 08:38