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ブログ 今日のいもたつ

短くも美しく燃え 1967瑞 ボー・ヴィデルベルイ

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食べなければ生きられないように、
人は、人が生きてゆく中でできたシステムの中でしか
生きられないのでしょう。

この映画の不倫(と言うのかを考えてしまいますが)は、
不完全が前提でできた人々のシステムからはみだしたものでした。

実際に、食べられなくなることで最後を迎えるのですが、
それは、子孫を残す生物たちの生涯のような成就だったように
映りました。

二人で生きたことに、幸せを心から、これが魂の幸せと感じ、
生きてきた社会に不満を持つわけでもなく、
誰のせいにも何のせいにも、そんなことは二人にはまったく眼中に無く、
時が流れ最後になりました。

絵画のような映像の美しさに、
かぶせるよな音楽は、この映画を語っています。
こんな表現にもっともっと目が釘付けにされたいと思う、
感受性の無さにちょっと嫌な自分がいました。

【いもたつLife】

日時: 2009年12月20日 12:43