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ブログ 今日のいもたつ

うず潮 1975仏 ジャン・ポール・ラブノー

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ひょんなことから、たった二人で島で暮らすようになった男と女。
男は、妻と会社から逃れるため、
女は、暴君の婚約者から逃れるため。
だけど二人ともお釈迦様の手のひらの孫悟空です。

生きながらえてるようなもの、
それを感じながらも、仲良くできないでいる島の生活、
ここでは安住ができません、模索はしていますが、
しかしやはり。そして急展開ラストへ。

冒頭から前半の目を覆いたくなるよううなドタバタは、
当時としては力作の出来で、南米情緒も加味して、魅了しています。

逃れた島では何もならなかった二人が、
別れて数年どう感じ生きてきたのかは一切かけらも
語りません。
二人がこの間に大人(素直)になったのですが。
こういう雰囲気を感じさせる映画も面白さがあります。

どう感じさせるか。
イヴ・モンタンとカトリーヌ・ドヌーブの
ここに至るまでの演技で決まります。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年01月23日 07:10