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ブログ 今日のいもたつ

ずっとあなたを愛してる 2008仏 フィリップ・クローデル

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「最善」という言葉の意味を深く考えてしまいます。

息子の殺害の代償として、
主人公は己の一生に十字架を架しました。
主人公は最善の選択をしたのは間違いがないではないか、
でも何かが違います。

この映画はそれを語ります。

それは人が本能だけで生きていないから、
そして本能も働いているから、
ではないでしょうか。

許されることではないことをしてしまった主人公ですが、
高貴な生き方をしています。

その主人公が服役してもう一度人として生き直す、
それを肉親、新しい家族や新たな友とともに
丁寧に描かれているとても良い作品でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年03月30日 09:00