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ブログ 今日のいもたつ

今シーズンのイモムシ

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9月はイモムシも大きくなっていて、
食欲旺盛で、一番葉っぱが喰われてしまう時期です。

今期も8月終わりからその傾向があったのですが、
ここにきて意外とイモムシ被害がありません。

まだまだサツマイモが育つ時期なので、
鬼の居ぬ間に育って欲しいところです。

【芋日記】

日時: |

EMぼかし肥料での抑草

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試験畑です。
EMぼかし肥料で抑草効果があった部分も、
そろそろ草が生えてきています。
どれくらいで草が出てくるかも注目しています。

【芋日記】

日時: |

夏の名残り

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たかおさんの庭の野生のスイカです。
つるを伸ばしきって、最後の実を付けています。
今期も自然に任せたままでしたので、
来年も芽を出してくれるかの保証はなしですが、
芽を出して欲しいです。

【芋日記】

日時: |

夜の河 1956日 吉村公三郎

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主人公は山本富士子です。
京の老舗の染物屋の娘で、斜陽の業界ながら立て直す気概があり、
それを成し遂げます。それと共に、阪大の教授と(不倫の)恋愛関係になります。

その彼女が、商売でもプライベートでも、元々素晴らしい女性でしたが、
ひとまわりもふたまわりも大きくなります。
その背景ですが、人の機微に触れる映画です。
特に鈍感男性と、敏感で必死で、女性として誇りある生き方との対比です。
(鈍感男性が魅力ないということではありません)

その凛とした女性像とこの作品の山本富士子は同一です。

前半は小沢栄太郎や山茶花究たちで、外堀の彼女の心理外の成長を固めて、
後半は彼女の内面の成長を、これが一筋縄に行かない演出で現しています。
そして、色を効果的に使い、ロケや列車内の映像も彼女も心情を語ります。

山本富士子を絶賛できる映画ですが、
人が放つ一言の重みをその背景、
人(女)が生き方を決める様をみせたとても良い作品でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

雪国 1957日 豊田四郎

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あまりにも有名な書き出しから、この映画もはじまります。
年に一度、女(駒子)を求めて都会から来る男。
女も男を待ち焦がれます。
そして、もう一人の女(葉子)は、
駒子にとって自分にないものを持っています。

男は日常では得られないものを駒子に求め、それに駒子は応えます。
男は劣等感を癒され、自負心を取り戻します。
駒子は、男を通して束の間の幸せを超えた自己の存在を確かめようと、
言い聞かせるように、男がいなければなりません。
ただし二人とも偽りと知る心をどこまで覆い隠せるかが問題でした、

そこに葉子が登場します。
彼女は、二人にとって現実を見せながらも、
心を覆い隠す言い訳になるなくてはならない人物です。

駒子の、大人びた嫉妬、無邪気な少女、情熱的な恋人、男のために嘯く態度、
男を懲らしめる態度、恋焦がれる気持ち・・・、
岸恵子が非情に演じます。
運命から雪国から抜け出せない葉子を、八千草薫が可愛く儚く演じます。
男 池部良も渋く演じます。

都会から逃れる男が雪国に求めるものは、
雪国だからという映像。
雪国から逃れられない女を閉ざす雪深さの映像。

それらも印象に残りました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

踊らん哉 1937米 マーク・サンドリッチ

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フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのいつもの映画です。
いつも通り本当に素晴らしいです。

と感想はそこに尽きてしまうのですが、
他の作品よりもストレートなタップダンスのシーンではなく、
バレエと組み合わせたり、ローラースケートでのタップダンスなど、
一捻りあります。
船内のセットの踊りも凝っています。
そのあたりはその作品ごとに楽しめるところですね。

それと、ユーモアの切れがよく笑いが絶えません。

ジンジャー・ロジャースが、フレッド・アステアを嫌いから好きになる、
ブスッとした顔から可愛い顔とそこも個人的には楽しめました。
ワンちゃんも好演です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

頓珍漢スパイ騒動 1952米 ジョージ・P・プレイクストン、C・レイ・スタール

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日本が舞台、とりわけ日本の芸者小屋?でのドタバタ劇です。

朝鮮戦争帰りのアメリカ兵二人が、水爆よりも強力な小型爆弾を
知らぬ間に手にしてしまうところから、事件に巻き込まれます。
話自体は他愛ないもので、
あっけらかんとしたアメリカ兵二人と、
スチュワーデスに扮したスパイのアメリカ女性と、
芸者一人が振り回されます。

当時この映画をアメリカの人達が興味深くみたかは、知る由も無いことですが、
今日本人がみると、
戦後復興してきている東京や、その人々の雑踏だけでも興味を引きます。

お気楽映画でした。

追伸
昨日は「白露」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「白露」の直接ページはこちら
白露

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

アメリカン・グラフィティ 1973米 ジョージ・ルーカス

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60年代前半のアメリカの田舎、
高校生達の別れの前夜、4人の男を主に、
大人になる前の一夜を映します。

ストーリーはありません。
若者だからこその無茶や大真面目な行動を映します。

ただ全編、オールディーズとウルフマン・ジャックのDJが流れる
タイムカプセル映画です。

誰もが経験した大人になりきれない頃の
恋愛、友情、別れ、悪さ、真剣さ、ずるさ、幼さ、苦しさ、楽しさ 等
の心が一夜に込められています。

ストーリーはありませんが、各所に入れてある小さなドラマは、
レモンをかじるような痛さと懐かしさがあります。

また、クルマ好きの方も興味深いクラシックカーが出てきます。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

夏の成果

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有機栽培では、サツマイモの苗を植えてから、草との競争です。
大きい苗を植えて、先行するのですが、
草も負けません。
何度も何度も畑を回り、草取りするのですが、
草が多い畑や、サツマイモの伸びが予想より遅かったり、
手が回らないと、どうしても草に覆われてしまいます。

今年も上手く草を抑えた畑よりも、草が勝ってしまった畑の方が多いという感じです。

しかし、育ったサツマイモのつると葉で収穫までに、
実を大きくして欲しいと願っています。

【芋日記】

日時: |

世界最古の洞窟壁画 35mm 忘れられた夢の記憶 2010米 ヴェルナー・ヘルツォーク

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南フランスで1994年に発見されたショーヴェ洞窟の
世界最古の壁画の映像と、それにまつわる監督自身の考察です。

3万2000年前の南フランスは、氷河期で、
人々は、今は絶滅している、野生の牛、馬、サイ、ライオン等を
壁画に描きました。

壁画とこの洞窟の中の空間は、何千年もの時間の記録として残されています。
この中での厖大な時間の痕跡の謎は、
今、この時点では推測するしかありませんが、そこは神秘な世界で、
想像をめぐらせると人の根源まで想いが至ります。

なぜ壁画を描いたのかを解く鍵として、映画後半にアボリジニのことが語られます。
彼らと私たちは、同じ人類ですが、
精神的には全く違います。

氷河時代にここにいた人類も、
私たちとは違う生きる哲学があったことは
映像からも伝わります。

洞窟そのものも極めて貴重で、
少数の研究対象者以外が足を踏み入れることができないものです。
考古学等の研究資料としての価値もものすごいものでしょう。

それと同時に、
この壁画は人の根源を探る行為の一助になりえます。
事実この映画でもそれに対する言及がありましたし、
私も映像からそんな想いを持ちました。

追伸
8/31に、9月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“ほしキラリ干し芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
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【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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