月別記事

ブログ 今日のいもたつ

いもたつLife

2012年7月の治作

120731blog0.JPG
先付け
山芋、トマトの酸味の利いたゼリー、焼きナス、ウニ
香ばしい焼きナスに酸味の利いたゼリーが合います。
酸味は食欲をそそります。
スダチみ搾ってあって夏の第一弾に嬉しい味です。
ウニが絶品で菊姫と堪能です。
山芋がしっかりとした食感とでしたが、
だし汁と混ぜながら火を入れて、
最後にゼラチンも使って調理したそうです。
これも程よく酸味が利いています。
技を感じます。

120731blog1.JPG
ウナギ飯
熱々です。
こんがり焼けていてウナギの濃厚な味がします。
ワサビとも、菊姫とも、ご飯とも合います。
今日はウナギが出てきて欲しいと(暑かったし)
というところで食べることができました。
そして、ペロッとたいらげたのですが、
とっても満足の美味しさでした。

120731blog2.JPG
お造り
マグロ、ヒラメのコブ締め、アカイカ、生シラス
新鮮な生シラスはプチプチの中に濃厚だけど爽やかな旨みです。
アカイカは、生シラスとは違う濃厚な甘みです。
歯応えはやわらかくしっかりしていて、ひと口食べると、
次がすぐに食べたくなります。
ここで海苔で一息入れて、ヒラメの昆布締めです。
ただでさえお造りは菊姫が進むのに、
一味のったヒラメはより菊姫に合います。
マグロの赤身は、キメが細かくねっとりした食感と
これも濃厚なマグロの味です。
こういう赤身を食べると刺身はマグロの赤身が一番という感覚になります。
トロとは本当によく名づけました。
そしてこのトロは旨さが控えめでトロけます。
刺激がない上手さを味わえます。

120731blog3.JPG
お椀
スッポンのお椀です。
マル鍋よりもあっさり仕立てです。
スタミナ食としてリクエストしたお客さんがいたそうで、
その方に感謝です。
お椀を近づけただけでスッポンです。
あっさり仕立てですがスッポンです。
とっても美味しいです。
汁だけでも堪能できますが、良いスッポンは出汁が出た後でも美味しいです。
治作が夏ばてを気遣ってくれての料理で、その心も身につきます。
食べ始めたら一気でした。

120731blog4.JPG
ゴマ豆腐
治作のゴマ豆腐は孤高です。
今晩の花形のスッポンの後でも主張します。
もう哲学を感じます。
最後の晩餐では滅茶苦茶美味しいスッポンではなく、
粋を尽くしたゴマ豆腐だと思った次第です。

120731blog5.JPG
八寸
岩ガキ、枝豆、九条ネギとホタテのぬた、アン肝のソテーちり酢、ストロベリートマト
九条ネギからいきました。食べてて安心の味わいです。
ぬたも綺麗は味で、ホタテは絶品です。ぬたとも合って。
枝豆で一息です。
菊姫が進む一息にならない美味しい枝豆です。
塩加減もOK。
ストロベリートマトは大事に食べました。
こんな美味しい岩ガキは、一年ぶりに食べました。
もう漁師さんに感謝したいです。
アン肝のソテーは和よりの和洋折衷です。
アン肝は素材として可能性があるのですが、
強い美味しさを残したまま、和風で夏向きで仕上げてきています。
ここに試行の結果を感じます。

120731blog6.JPG
焼き物:牛肉
お肉の色をワサビの色とニンニクの色とクレソンの色が映えます。
夏の今日の暑さだから美味しい牛肉で、その焼き方、味付けです。
美味しいからそれで良い、ではなくて、どういう料理でもてなしたいかを、
これほど感じて、嬉しいと感じる料理はありません。

120731blog7.JPG
焼き物:赤ムツ
骨をこそげ落として甘しょっぱい味付けの赤ムツの美味しさといったら。
元の赤ムツが全てですが、それをあますなく味わうための手間が
否応なくわかります、そして、その技プラスここが大事で、心があるから
これだけの美味しい煮魚ができます。

120731blog8.JPG
焼き物:アマダイ
骨をしゃぶる、目玉回りをしゃぶる、ホオ肉を堪能する、
いつものごとくかぶりつきです。
ひれや骨や食べづらいところを食べて(美味しいです)、
カマ肉を食べるのですが、
筋肉うまさなんですね。
いつもの注文、いつもの料理で、いつも美味しい治作は凄いと
これもいつものコメントです。

120731blog9.JPG

ソーメン
いくら酔っ払っていても見逃すわけにはいきません。
いつ来てもうまい、ソーメンの旬での味わいですから、
今日の集大成です。
結果、いつもと同じだからそれでうまいから、
今日も治作で堪能して満足です。

120731blog00.JPG
水羊羹
食べる者に負担を全くと言って良いほど感じさせない、
仕上がりを魅せてくれて、凄さを味わいました、

本物の材料で、手間隙かけると美味しいのは当たり前ですが、
それに真心を技を加えたものが実際味わえるから貴重なのです。

“今”だから、今これを食べてね。
というメッセージが込められている旬のデザートでした。

【いもたつLife】

日時:2012年07月31日 07:50

志らくのシネマ落語

120727blogy.jpg

* 金明竹
* 不動防
~中入り~
* 鰍沢
* シャイニング(シネマ落語)

隣にいたカップルがプログラムを見ながら、
これは何時に終わるのだろうと心配しているのを小耳に挟みました。
私もこれだけの演目だととっても2時間では納まらないと予想しましたが、
前座なし、枕が短くで、始まり丁度2時間でした。
今回は、シャイニングに集中という感じでした。

古典落語3作で、シャイニングの登場人物を予習します。
シャイニングでは3作のエッセンスを入れながら筋を追います。
その予兆は「金明竹」からありワクワクします。

志らく師匠は、落語ネタを縦横の使うのも上手いのですが、
その真骨頂です。

「不動防」の登場人物のシャイニングでの使い方に歓心し、
「鰍沢」が予告編です。

いやあ堪能しました。

いつもの毒舌ももちろん効いていました。

【いもたつLife】

日時:2012年07月27日 07:54

采配 落合博満

120712blog.jpg

とても冷静で誠実な人です。
監督時代、注目していましたが、
その時も仕事に対して、成果を求めることを徹する人の印象でした。

その姿はそのまま著書で確認できます。
監督として成すべきことを淡々としてやっていたことを、
そして決めたことを迷わず断行していたことを、
改めて感じます。

成すべきことを続けることは、
どんな時でも全ての人に受け入れてくれることはないですし、
それは常です。
著者の場合、結果を出しているにも関わらずでした。
それでも自己の考えを貫いたのは、
原理原則の意義が染み付いていたからでしょう。

仕事をしている一人として、
結果を出し続けた秘訣が、成すべきことを成したこと。
これを当たり前のことと感じるとともに、
その難しさも感じます。
要は「あなたしだい」というメッセージです。

【いもたつLife】

日時:2012年07月12日 07:40

2012年6月 治作

120627blog1.jpg

【梅のゼリー寄せ】
梅雨の晴れ間を感じます。
サッパリ美味しく頂きました。
ウニ(夏だけの積丹ウニ)、海老、アワビ(肝も)、ジュンサイ、梅肉
彩りと風味のために、摺り柚子の小仕事がしてあります。
夏っぽいゼリーと中身もです。

120627blog2.jpg

【腐乳と白バイ貝のご飯】
大好きな山椒が利いています。
腐乳の奥深くてクセがある旨みのアクセントになっています。
白バイ貝の肝とで相乗旨さです。
貝の実も甘く、ご飯があるから、
それらの味が鮮明になります。
「美味しい!」

120627blog93jpg

【お造り(柚子胡椒ゼリーの口直しつき)】
赤身、トロ、アカイカ、平貝、ヒラメ
「ここのところお天気が悪くて定番ばかりです」
とのことですが、その定番のレベルが高いのです。
あま~いアカイカ
あまりにも綺麗なので、ワサビを一口=風味豊かです。
サッパリしながらも貝甘い平貝
ヒラメがもっちりで旨みたっぷりです。
ここで柚子胡椒ゼリーこれも十分美味しいおつまみです。
赤身、いつもそうですが、キメ細かい実です。
味が詰まっています。
トロ、良い醤油が美味しくなるのが良いトロです。
エンガワ、今日のエンガワは歯ごたえが嬉しいタイプです。
料理(お造り)は包丁の芸術ということが舌で実感できます。

120627blog4.jpg

【ボタンはも】
シンプルです。
でも今は、これがベスト。というお椀です。
当然の味付け最小限で、はもとジュンサイと白ウリの素の味が楽しめます。
後からは、梅味を利かせて楽しみます。
こういうのを料理というと実感します。
余談ですが、はもきりしているときからドキドキまっていた料理です。

120627blog5.jpg

【ごま豆腐】
治作定番の定番です。
このタイミングがこのごま豆腐も、これからの料理もひきたてます。
そしてこのごま豆腐は、何よりも治作らしいお迎えのかたちです。
もちろん、酒の友にして味わいを深く感じました。

120627blog6.jpg

【八寸】
トリガイと九条ネギの酢味噌あえ(アサリいり)
九条ネギはネギであって、ネギプラス単体野菜の美味しさがあります。
そこに上品な酢味噌が付き、その酢味噌はトリガイとアサリを引き立てます。
上手な演出の映画や演劇に出会ったようです。

ほおずき(ストロベリートマト)
トマトのようですが、ココナツミルクを入れたような甘みがあります。
日本発の南国風味のフルーツです。
まだかなりレアな食材。
治作のお客さんが品種改良に携わったため手に入ったそうです。

枝豆
おじいちゃんのとれたて絶品の枝豆をいつも食べていますが、
それと同じ美味しさです。これは実は脅威的です。

ウナギの肝
これも夏です。しかもサッパリ系の。
歯ざわりと噛むごとの甘さが味わえます。
これも酒が進んで困ります。

アンキモのソテーちり酢
ちり酢を用意していてサッパリをこの料理でも演出してくれます。
けれどちり酢は強さがあります。
だから強いアンキモと合います。
強くてでも初夏を感じる。上手い料理です。
アンキモながらフォアグラを食べているかのような錯覚を受けます。

120627blog7.jpg

【焼き物 牛】
たいした牛肉です。
旨いけれど牛だけの手柄ではありません。
火加減が絶妙の技です。
そして牛肉はワサビと醤油がやたらと合います。
その両方が良い素材だからこそ、牛肉の美味しさが際立ちます。

120627blog8.jpg

【焼き物 甘鯛】
付け合せのセロリがとにかく手が込んでいます。
土佐酢につけていて、たっぷりのカツオ節につけた、
これだけでも逸品です。
けれどメインは甘鯛です。

いつもと同じで、骨しゃぶりです。
目玉から頬肉は当たり前。
頭の各所をしゃぶります。
その後は肉厚のカマへ。
甘鯛は皮の旨みの香ばしさも味わえます。
もちろん肉もOKなのですが、
やっぱりしゃぶりつきの旨さです。

120627blog9.jpg

【野菜炊き合わせ】
ナス、サトイモ、万願寺トウガラシ、アナゴ
ショウガが利いています。
今日の主題のサッパリです。
そして汁が美味しい。
ひとつひとつに味付けしているいない、その中間ももちろんあります。
それをひと皿にいれる仕事をしています。
どれも素材の味をだして、
ひとつの料理にしています。
これも世界観がある料理です。

120627blog00.jpg

【そーめん】
今日のテーマ(でなくても)ではこれしかありません。
そしてこれも治作の定番で最高の〆です。

今日は薬味もいつものようにたくさん準備してくれましたが、
ソーメンそのものをむさぼりました。
今日のサッパリに即発されていたのかもしれません。

120627blog01.jpg

【水ようかん】
ギリギリ固まっているようかんです。
とろけます。
上品で、小豆が持つ控えめな
でも主張する味。
おしとやかさを保ちつつ確かな味が秘められています。

今回も本当に堪能しました。
人間は生ものです。
だからいつも真剣に接する、
それが気合を入れてというと引いてしまうのですが、
そんな雰囲気でなく自然に、ここは迎えてくれます。

しかもお客ではなく、身内を迎えるようなもてなしであって、
けしてこちらを疲れさせない、
そんな気を許せる迎え方はできそうでできないことです。
根源はやっぱり優しさです。

【いもたつLife】

日時:2012年06月27日 07:23

SPAC演劇「THE BEE」演出 野田秀樹

120623blogy.jpg

諍いは簡単に始まりますが、終らせることは困難です。
なぜなら、諍いはそれ自身が巨大化し、悪が成長し、そこにとりつく者、物が現れるから。
そんな演劇でした。

主人公井戸は、妻子を救うことが全てだった。
ところがいつの間にか、本当にいつの間にか、
終わりがない諍いになり、それは次へ引き継がれていく争いまでになります。
その争いは、多くの商人たちの格好の餌(ひとつの国が存在するための餌食)にまでされてしまうことを、
ラストには、匂わせるほどに成長してしまいます。

主人公は妻子を救うために、仕方がなく、
最もスピード解決と高い効果を狙って、目には目をの暴力という手段を使います。
そこには大儀名文がありましたし、純粋でした。
ただほんの少しですが、暴力で気を晴らす悪魔の気持ちが「0」ではありませんでした。
その「0」でないところを、悪魔がいるとしたら、悪魔は見逃しません。
そして転げ落ちるように展開します。

主人公の大義名分の『妻子を救う』は、妻子の体を引き裂いても、
己の欲望を満たすためのもの、引き返せない言い訳にすりかわっていきます。
被害者だった主人公が加害者になって、新たに現れた人質の女・子供は、
強制労働を課せられ、体を犯され、体を切り刻まれていくのですが、
心は加害者と同体化していきます。
人の弱さ、愚かさ、であり優しい自分を見つけないと生きられなさであり、
環境に順応する生きる性です。

そして、この犯罪を収める役の警察は、
主人公と争いあうもう一人の男の橋渡し役に変わります。
争うことが目的になった二人にとっての、
必要悪の商人となり、この商人も二人が争いを続けてくれないと困る一人になります。

争いは、それによりそこに恩恵がもたらされるようになり、
それがある限り、ラストに蜂が群がるように、人が群がります。

終わるときは回りに恩恵がもたらせられなくなった時です。
けれど、諍いにかかわった者たち同士の悪意は、
永遠に残り続きます。
そして、次にまた恩恵がもたらせられるとしたら、
爆発する火種としてくすぶります。

演劇は4人劇でした。
冒頭からスピーディーな展開と意外で鮮やかな舞台設営で、
あっという間に観客を引き込み、
前提状況を説明し、笑いをとり、
2幕が本番という構成です。
そこからはシリアスに進みます。

1シーン1シーンに目が離せない濃い内容です。
素晴らしい演劇でした。

【いもたつLife】

日時:2012年06月23日 08:45

初鮎

120619blog.JPG

釣る人の気持ちは釣るのが楽しいのででしょうか。
人にあげるのが嬉しいのかもしれません。

「昨年は(とれなかったので)あげられなくてごめんね」
というコメントまでついて初鮎をたくさんいただきました。
食べる方にとってはもらった記憶しかないので、
(美味しい記憶はもちろんあります)
ごめんね、何て言われると恐縮してしまいます。
本当にありがたいばかりです。

二日続きで菊姫といただきました。
菊姫が進みすぎたくらい美味しかったです。

【いもたつLife】

日時:2012年06月19日 07:53

SPAC演劇「マハーバーラタ」演出 宮城聰

120611bogy.JPG

婚礼で始まり、婚礼で終わりますが、
宴の盛り上がりは雲泥の差です。

観客も最初の婚礼では他人行儀ですが、
ラストは、ナラ王と苦楽を共にした後ですから、
身内としての嬉しさで盛り上がりました。

この演劇は終始笑いが絶えませんでした。
宮城總さんのユーモア溢れる演出です。
ハッピーエンドを予感させます。

そして、そのユーモアは古くからの日本文化と、
近い昭和の頃の日本語を意識しています。
どちらも日本語に託して日本語を大切にして表現されていました。

挿入される歌やギャグは昭和の、
長台詞の言い回しは古くからの日本文化を想わせます。
時に任侠風にも映る場面は、それも劇全体を通してみると、
活性していた頃の村の良さの要素であったことがわかります。

村社会が婚礼を挙げる時の祝いに他の村が駆けつける、
そんな連想もラストにはあります。
それはナラ王が諸国を回り成長したことと重ねています。

私たちは村の中でひとつひとつの役割がありました。
時にその役割を逸してしまうこともしてしまいますが、
遠回りしてまた元に戻ります。
きっと一人前というのは多かれ少なかれ一回りして
役を全うするのでしょう。

それができることができる人に対してのお祝いという儀式、
この演劇ではその楽しさを目一杯に表現しています。

社会の中で生きる以上、
私達は関わる人からの承認と祝福は不可欠です。
そのお祝いは盛大に、今も行った方が、当然良いに決まっています。

【いもたつLife】

日時:2012年06月11日 07:54

SPAC演劇「ペールギュント」演出 宮城聰

120604blogy.jpg

素晴らしい感動しました。
レベルが高く、咀嚼できたことがきっと限られていると感じるばかりですが、
とても良い時間でした。

二幕に別れていて、一幕では、
ペールギュントがどうなるか、と、
双六をやっている人が何をしたいのか、の二重構造ということを示唆します。

ペールギュントは、
何でも出来る力があるのか。
ただ足掻いているのか。
双六をやっている人はペールギュントに何をさせたいのか。

ここで幕間でした。

一幕からの予想以上の波乱と、
人が持つ幻想への警告が用意されていた舞台へと二幕は進みました。

一幕からヒントはありましたが、
日本の近代史と重ねて演劇は展開されます。
重なっているのは罪です。
個の欲望とも重なっていました。

主人公ペールギュントは、いつも求めています。
満ち足りることを怖れているように映ります。
自己を確認しないといられません。
それが行動の優先になっています。

この演劇の、
今おかれている我々の、
人が持つ永遠の、
テーマです。

この演劇ではジワジワと繰り返しそこに迫ります。
そして、ペールギュントは破滅を迎えるのですが、
そこに待っていたのは自己否定されることでした。

ペールギュントは、必死に生きてきました。
生きるために、魂をも売りました。

人は物理的に生きる場面では、相対でしか計れません。
その奥の自己を守るという精神的な部分も、
おかれた環境の相対でしかいられないことも
必死に生きる中で語ります。

ペールギュントは、物理的な死とともに、
自分が自分自身でないことを悟り精神的な死を迎えます。

ペールギュントの母はサイコロをふって彼を動かしていました。
父親は世間でした。
二人からの超自我がペールギュント自身でした。

最後の場面では、光輝く扉が開きますが、
そこをくぐることはありません。
そこをくぐれないことは、絶望ではありませんでした。

もう一度ペールギュントは、振り出しにおかれます。
復活です。もう一度試練へと進む一歩目に立ちます。
そして幕。

幕の後、出演者全員で、力強い、
強い強い演奏を披露してくれます。
出演者個々のソロを交えて。

この演劇では(少なくとも私は)観客は一度死を迎えます。
そして復活します。
それを叱咤激励する力強い演奏です。

これからの人生を応援されて送り出された感動の演奏・舞台でした。

【いもたつLife】

日時:2012年06月04日 07:56

ほしいもの試食

120528blog1.JPG

ほしいものお取引先の「しずてつストア」で
干し芋の試食販売を今月2店舗でやらせてもらいました。
(セノバ店・草薙店)

シーズンオフだったのですが、
なかなかの盛況ぶりでした。
2店舗ともに準備してあった試食用は早々になくなってしまい、
急遽、商品を空けて試食してもらいました。

秋になったら、また再開しようと思っています。

120528blog0.JPG

【いもたつLife】

日時:2012年05月28日 07:44

志らくのピン~古典落語編~

120509blog.JPG

二つ目のらく兵さんが一席、
志らく師匠がたっぷり三席、
仲入りもソコソコの二時間半でした。

らく兵さんは、四月に二つ目に昇進したばかりとのことですが、
なかなかの腕前でした。
その二つ目昇進の話を、志らく師匠は枕につなげます。
前座の頃の、談志師匠との話です。
志らく師匠の談志ネタと談志マネが上手くて、楽しくてです。

亡くなってまだ半年ですが、
こういう枕も変化して行きそうです。

「たぬき三部作」
狸の札、狸の鯉、狸賽と続けました。
助けられた子狸登場の場面が、
先代小さん師匠を想わせます。
小さん師匠の域にはまだまだですが、上手いです。
談志師匠ゆずりのアクの強さは当然醸し出されていますが、
志ん朝師匠の様な鮮やかさがあり、
小さん師匠にもですから、かなり器用で芸達者です。

「唖の釣り」
志らく師匠の意気込みを感じます。
現代では滅多に高座にかけないネタでしょう。

それを躊躇なしに、
全力で、唖を演じます。

この精神は談志師匠のようです。

「お直し」
志ん朝師匠の「お直し」は芸術でした。
それと比べてはいけないと思いつつ、
比べてしまいます。
それだけレベルが高いです。

この話は、
ダメ旦那がどこまで己の愚かさを最後に悔いて、
ダメ旦那を捨てきれない女房が、
悔いる旦那に惚れられていることを確認し、
それがあればどんなに哀れでも我慢できる、
を最後にどれだけ表現するか、
それを話中延々と仕込む落語です。

それを忠実に再現しています。
ブレがないんですね。

志らく師匠、まだまだ上手くなるでしょう。

【いもたつLife】

日時:2012年05月09日 07:47