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ブログ 今日のいもたつ

キャラメル 2007レバノン/仏 ナディーン・ラバキー

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レバノンという国はアラブであり、
フランスの香りもする国であることが伺えました。
映画が語る力ですね

物語の舞台は、どこにでもある美容室件エステサロン(ベイルート)。
オーナー、スタッフ、常連のお客、ご近所さんの
いずれも女性の日常の悩みとともに話が進みます。

落語ではしばしば床屋がでてきます。
そこは庶民が集まって、ワイワイガヤガヤしています。
そんな雰囲気があります。
男と女の違いはあっても、床屋(美容室)って、
他愛もない日常が、多くの人の人生が集うのでしょう。

それぞれの解決したようなしないような悩み、
あたりまえの映画のようにそれぞれが成長して
終わるわけではありません。

だからそこには余韻があり、
女性の強さを感じます。

女性は強い、泣くだけ泣いたらすぐに立ち直るし、
たとえ仲が悪い友人とでも、その場では真剣な友情があふれる、
女性の人間味を感じました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年03月14日 06:17