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ブログ 今日のいもたつ

パッション 1982仏/瑞 ジャン・リュック・ゴダール

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ひとつの映画でたくさんのことを語っていると思うのは、
ゴダールに対して少し失礼なのかも知れませんが、
それを感じました。

ゴダールは強烈に伝えたいものがあったのかもしれませんが、
この映画は、芸術からと、人の欲望のままからとのいう、
かけ離れた人の性から、人と時代に近づいて
人を語っているのではないでしょうか。

時代を反映させていなければ、もつとストレートな表現になった
けれど、時代を反映させているから重厚になっています。
でも、観客に映画の価値を預けているので、
多種の評価や批判もあるでしょう。

そここそが、ゴダールがつくる映画で、
魅力も感じます。

生きてきた経験値が問われる、これも恐い映画です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2010年05月15日 07:22