月別記事

ブログ 今日のいもたつ

玉乙女を試し蒸ししました

141225blog.JPG

サツマイモの品種により、寒さに強い弱いがあります。
玉乙女は寒さに強いのですが、強いということは、
糖化しづらいということで、蒸すタイミングを計るのが難しいサツマイモです。
そこで試し蒸ししました。

糖化していれば年内最終でと考えていましたが、
もう少し寒さに当てて、年明け蒸すことにしました

【芋日記】

日時: |

ぎんさんの干し場

141224blog.JPG

いずみが3種類(平干し、丸干し、角切り)並んでいました。
いつもよりも早めに丸干し芋作りをしています。
先週からの寒波で、一気に寒くなり丸ほしいも作りをはじめたようです。

隣には、紅はるかの角切り芋もありましたが、
やわらかすぎて、スライスした後、簾(すだれ)に並べられないとのことで、
ほんの少しだけでした。

【芋日記】

日時: |

フットノート 2011イスラエル ヨセフ・シダー

141223blogy.jpg

権威やブランドと無縁では生きられないのが人。
そして、父子といえども、いや父と子だから余計に相手同士を認められないのも人の性で、
そんな社会や人間関係を皮肉っぽく描いた映画です。

父エリエゼル・シュコルニクも息子のウリエル・シュコルニクもタムルード(ユダヤ教の経典)の優秀な研究者です。
朴訥で頑固なエリエゼルは、本質的な研究を30年続けています。優秀なのですが、世間に認められた成果は出していません。
それに引き換えウリエルは、成果を得るのが上手く、様々な栄誉を勝ち取っています。

イスラエルで最高の学術賞であるイスラエル賞の受賞の電話が、エリエゼルにもたらされました。彼は20年間候補者に挙げられながら、毎年受賞を逃していた、また主だった賞を受賞したこともなかったことから、長年の努力が認められたと喜びます。

しかし、イスラエル賞の真の受賞者はウリエルで、間違い電話だったことが、学会に呼び出されたウリエルに伝えられます。
ウリエルは、審査委員に必死にエリエゼルを受賞者とするように主張します。その大きな理由に、エリエゼルが陽の目を見ないのは、審査委員長のグロスマンがエリエゼル憎さからであって、彼の研究成果が劣っているのではなく、グロスマンの人的工作のため、だからエリエゼルは立派に受賞の価値があるというのです。

それに抵抗するグロスマンですが、必死に説得するウリエルに折れて、エリエゼルを受賞者とします。ただし二つ条件を出します。
ひとつは、エリエゼルの受賞理由はウリエルが作成すること。
もうひとつは、ウリエルは永久にイスラエル賞を辞退すること。
ウリエルは二つの条件を受け入れます。

そんなやりとりを知らないエリエゼルは、受賞のための新聞の取材で、ウリエルを批判します。上っ面の研究しかしていない研究者だということを辛辣に公言したのです。
そして研究とは自分がやってきたような、地道で地味なものだと主張したのです。

面白くないのはウリエルです。自分がどれだけ骨を折って父に華をもたせたことか。
今回だけでなく、彼は父がイスラエル賞を受けられるように毎年画策をしていたのです。

ところがある時、エリエゼルはイスラエル賞の受賞理由はウリエルが作成したものだと気がつきます。物語では明らかにされませんが、多分エリエゼルは、真実を悟ったはずです。でも映画は受賞式典に臨むエリエゼルの姿で幕になります。

ウリエルは父の研究の一番の理解者であり、その価値も一番解っていましたし、自分にはできない研究をしていることも認めていました。
ただ、時代遅れの研究者であるとも思っていました。

エリエゼルもウリエルの優秀さは認めていました。そして誇りだとも思っていたでしょう。ただウリエルは、要領の良さで数々の名誉を受けているということを、嫉妬心から強烈に抱いていました。

二人ともお互いを認めていながら、仲良くやることができないのです。
主義主張が違うという議論さえしないのでしょう。
それは、人が人を評価する権威やブランドというものがまっさらのその人物の評価を妨げるからです。
非常に皮肉な結果です。

エリエゼルはイスラエル賞をもらったことで、やはり我の研究は息子以上だと、それが当たり前だと自分を納得させるでしょう。
でも真実は息子が取った賞だったと気付いています。
でもそれを認めることは無いでしょう。

息子も永遠に自分は父以上という意識で生き続けます。
いったい名誉(権威やブランド)は、何をもたらすのでしょうか。

そして、父と子であっても競い合い、お互いよりも優位にいたいとしてしまうのが人間です。どこまで自分が可愛いのでしょう。
そんな、人が生きる上での避けられないシステムや性格を巧みに示した映画でした。

追伸
12/22は「冬至」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「冬至」の直接ページはこちら
冬至

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

斎藤農園の原料芋

141222blog.JPG

先日安曇野市の斎藤農園さんに訪問した時に、
頂いた「ほし黄金」です。
タツマでも蒸してみて、原料芋の特性を斎藤さんにお知らせするということで、
頂いてきました。

糖化が進んでいて、甘く仕上がりそうです。

斎藤さんではかなり時間を掛けて(2時間以上)蒸していましたが、
そこまで時間を掛けなくても良さそうです。
蒸気の入れ方の話をしてあげたら良いかな。と思いました。

【芋日記】

日時: |

ヴィクとフロ 熊に合う 2013加 ドゥニ・コート

141221blogy.jpg

過剰に付けが回ってきて過去を清算させられた女二人ですが、
人間社会の恐ろしさを感じた映画です。

刑務所から出所した61歳の女性のヴィク(トリア)は山小屋に住む叔父を訪ねて、ひっそりと暮らすことを選びました。
そこに呼んだのは、刑務所仲間のフロ(レンス)、二人は服役中から愛し合っています。

村では少し浮いた存在の二人ですが、まあまあ仲良くやっています。そこへ、フロに因縁を付ける女が現れます。
ヴィク共々過去の清算を漬けられることになります。

牧歌的な暮らしの中に、悪意入り込むという感じで、
そこから逃れることができない二人です。

重ねてきた過去により人は、自分自身ではどうにもならない状況に置かれてしまうという、社会で生きる怖さを感じる映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

たかおさんの作業場

141220blog.JPG

何十年も使い込まれている作業場ですが、
いつも綺麗に整っています。
明日蒸す原料芋も、耐熱コンテナの蒸篭(せいろ)に、
綺麗に並べられています。
たかおさんの仕事ぶりはいつもこんな感じです。
美味しい干し芋やメロン、スイカができるわけです。

【芋日記】

日時: |

雨に備えて

141219blog.JPG

すでに真冬のような寒さの干し芋産地ですが、
ここのところ雨が頻繁です。
風が強くなるのを警戒して、雨が吹き込む側の干し場を塞いで、備えています。

【芋日記】

日時: |

今年の薪ふかし干し芋

141218blog.JPG

今年も3軒の農家が薪ふかしで干し芋作りをしています。
ここのところ12月とは思えない寒さですが、
薪が焚かれているので、中はとても暖かいです。

そして蒸け上がりを観ると、しっかりと火が通っています。
美味しい干し芋ができそうです。

【芋日記】

日時: |

外回りが大変です

141217blog.JPG

気温が一段と低くなってきている干し芋産地です。
日暮れるのが早いですし、暮れる頃になると、
どんどん寒くなってきますから、
明るいうちに外回りの仕事を済ませます。

追伸
『年賀ギフト干し芋』販売開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
『年賀ギフト干し芋』の直接ページはこちら
年賀ギフト干し芋

【芋日記】

日時: |

丸ほしいももありました

141216blog.JPG

玉乙女は、ほとんど生産されなくなってきてしまった干し芋です。
親しい力男さんが作っているので、今シーズンの様子を観にいきました。

今シーズンはどの品種も上出来で、玉乙女もその例に漏れず良い仕上がりでした。
丸ほしいもも始めていました。

【芋日記】

日時: |