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干し場に扇風機
だいたいどこの農家も、雨よけビニールハウスの下が干し場です。
風がない晴天だと、湿度を含んだ空気がハウス内に篭るために、
空気を循環させるために、大きな扇風機を干し場においておく農家も多いです。
乾いた空気が入るので乾きがよくなります。
特に時間がかかる丸ほしいもには効果的です。
天気が良いので
暮れに蒸した干し芋も、
年末年始よい天気だったので、順調に乾いています。
あと数日分で干し場の干し芋が全部仕上がります。
紅はるかは細長いので
細長く育つ紅はるかは、平ほしいもで形が綺麗ですが、
四切りにしても見栄えが良いです。
余り太く育たないので、角切り芋用の芋は少ないですが、
角切り芋にしても形が良い、サツマイモです。
2015年元旦
あけましておめでとうございます。
本年も干し芋のタツマをよろしくお願い申し上げます。
ほしいも農家は遅くても12月29日までで蒸し納め、
晦日は餅つきです。
ほしいも加工に使う蒸篭でモチ米を蒸している農家です。
だいたい三斗入るそうです。
つきたてのモチも頂きました。
追伸
1/6は「小寒」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「小寒」の直接ページはこちら
小寒
ラブホテル 1985日 相米慎二
愛されていることを実感したい女と、
大事に想う女を愛する資格がないと決めてしまった男の物語です。
出版会社を経営していた村木は、金が回らずついついヤクザに借金をしてしまいます。
金を返せない村木に対してヤクザは村木の女房を凌辱します。
絶望した村木は自殺を決めます。
女(名美)を買い、道ずれに(無理心中)しようとしますが死にきれませんでした。
二年後、村木はタクシードライバーになっていました。
村木は女房をヤクザから守るために離婚はしていますが、彼女は通い妻として村木に尽くしています。
そんなある日、村木は偶然に名美を見かけます。
名美を待ち伏せしてタクシーに乗せる村木、そして、あの晩のことを名美に話します。
村木にとって名美は天使であること。自殺を思いとどまったのは名美と出会ったからと告白します。
今の名美は、体を売っていた過去を過去の男から脅されていたり、
会社の上司と不倫をしていて(この男がまたダメダメ男で)、未来に絶望感を持っていました。
村木は一見、朴訥で甲斐性なしですが、名美の前に現れた村木は彼女にとっては自分を必要としてくれる男だと感じました。
名美には、それが村木を愛すことと愛されている実感へと繋がります。
村木も名美は愛おしい存在です。
名美が今幸せでない現実を何とかしてやりたいと思います。
二人は二年前にリセットすることを決めます。
これは名美のたっての希望です。名美はこれをきっかけに村木とこれからの人生をやり直すつもりだったけれど、村木はこれを最後に別れるつもりでリセットの儀式に臨みます。
そしてラストになります。
名美が村木のアパートを訪ねると村木はもういません。
帰り際に村木の女房とすれ違います。村木は女房とも別れを決めたのです。
名美は、愛してくれる人を求めていました。その対象が村木でした。
優しい村木はそれに応えようとしましたが、村木は自分では不適格だという自覚がありました。
“女房も守れなかった男”という烙印を自分に押しているのです。
そんな男になお今も健気に尽くす女房がいます。
そしてまた、自分を必要とする女名美が現れました。
村木は、その二人から遠ざかるのが二人のためだと決めたのです。
村木は、二人を(どちらか一方かもしれませんが)愛することが怖かったのではないかと推測します。
また愛する人を守ることができないで女を傷つける怖さと、
結果そんなことしてしまう自分に出会ってしまう怖ろしさに襲われて姿を消したのです。
二人を愛するが故に、二人とはいられないのが村木でした。
また二人の女も村木に頼ることで今から(明るい未来のために努力すること)を曖昧にできる道を選んでいて、村木にはそれも耐えられなかったのです。
女達は、村木に愛されたい気持ちがないわけではないのですが、
それよりも愛される実感の方が欲しいことを村木は気づいていたのでしょう。
とても切ない物語ですが、村木のこの決着は、彼ができる一番の選択だと言って良いでしょう。
我が家は楽し 1951日 中村登
途中からハッピーエンドが見えてきてしまいますが、
それでも感動した、ホームドラマの秀作です。
豪華なキャストで、鑑賞前から期待が高まりますが、想像通りの演技でした。
父の孝作(笠智衆)は勤続25年の万年課長です。一生懸命に働きますが、
家計の苦しさは募るばかりです。
その苦しい台所をやりくりしている母なみ子(山田五十鈴)が、内職仕事しながら、
嫁入り道具を売り払い、結婚指輪まで質入してなんとかしています。
長女の朋子(高峰秀子)は画家志望です。なみ子が、仕事をしないで良いから、
とにかく画家を目指すことに専念するように言われて、努力していますが、
作品は展覧会で落選ばかりです。
また、恋人三郎(佐田啓二)は肺の病で療養中です。
次女の信子(岸恵子)は高校3年(多分)合唱に力を入れていて、両親もそれを誇りにしています。近く修学旅行があるようで、そのお金の工面もなみ子は大変そうです。
長男と三女はまだ小学生です。
そんな時、孝作が勤続25年の表彰をされることになります。なんと金一封付きです。
傘すらまともでない、雨が降ると濡れてしまう靴を履いている位に貧しい子供達は、
金一封で欲しい物が買ってもらえると大はしゃぎです。
夫婦も給料2ヶ月分と、予想以上の臨時収入で大喜び、早速子供達へのプレゼントを購入、夫婦もそれぞれくたびれた服しか着ていないから、二人とも新調しようということになりましたが、貧乏性で自分のことは後回しです。
そんな楽しい買い物の晩、子供達は孝作の表彰のお祝いの準備をして待っていました。
浮き浮きして帰宅した夫婦ですが、なんと、ほとんど手付かずの金一封が掏られていました。
そこからは負の連鎖が続きます。
長男は足の骨折、朋子はまた落選しかも三郎が亡くなります。そして大家から立ち退きまで強要される始末です。
家が火の車だとは決して漏らさないなみ子ですが、ふとしたことで、朋子はそれに気づいてしまいます。
そこで、絵を諦めて働くことにしますが、世間の荒波は朋子の想像以上だったことと、純粋な朋子には紹介された勤め先でさえも勤務することができませんでした。
絵もダメ、三郎も失った、勤めもダメと、何もできないと自己嫌悪の朋子に、なみ子は秘密を打ち明けます。
なみ子は嫁入り前まで絵が大好きで、画家志望だったこと、孝作は絵を続けさせたかったが、家計が苦しくて諦めたこと、そんな過去があって、朋子が子供の頃から絵が好きなのを見て、朋子には自分の夢の分まで、どんなことがあっても画家を目指すことを続けさせるのが、なみ子の喜びであったことです。
それを知り、奮起する朋子で、ここから先は予想通りの展開です。
とにかく状況に対して真実味溢れる役者陣です。
頑張っていて甲斐性が無いわけではないけれど苦しい家計になってしまう孝作の無念さを、笠智衆が、
本当に健気、これぞ良妻賢母、子供達への愛に溢れる母で、内に秘めた強さもあるなみ子を、山田五十鈴が、(しかも本当に仲睦まじい夫婦で理想型です)
揺れる立場の朋子を高峰秀子が、
いかんなく好演技を見せてくれます。(出番は少ないですが、佐田啓二も)
岸恵子と小学生二人も家族という観客の想いを具現化してくれます。
喜びもあれば、不平不満もある、わがままも言うけれど、でもやっぱり両親に対して有難いという感情があり、節々にそれを垣間見せてくれます。
演出が良いことも後押ししています。
まだ貧しい日本ですが、家族で幸せを勝ち取るそれが当たり前にできる姿に見ていて羨ましくなります。
物語も、大家がそれを形に現してハッピーエンドです。
お金がないことで苦労ばかりの孝作と、特になみ子ですが、
だからこそ、子供達から心からの感謝を貰います。
物がない。裏を返せば欲しいものがたくさんあるのは幸せなことかもしれません。
手に入れる喜びが得られるからです。
それと共にこの映画は、そんな苦労が家族の幸せにつながったことを描いています。
今となっては物が簡単に手に入ることに対して、ひと言物申されてしまった、心に針を刺された気分になりました。
恋愛日記 1977仏 フランソワ・トリュフォー
紛れも無くフランソワ・トリュフォー監督の女性賛歌映画です。
もしこの映画の主人公が身近にいたら、絶対に仲良くなりたくないのですが、
映画の中の主人公は男から見れば愛おしい存在です。
主人公のベルトランは女性好き、女の人と一緒にいられる境遇がなければ生きていけません。
しかもたった一人の女性と添い遂げるのではなく、
とにかく、女性が大好きですから、気に入った“脚”の女性と一緒にいられるように、涙ぐましい努力を惜しみません。
日々、出会う女性を物色して、好みであれば、静かに猛アタックです。アタックといっても、本当に心からその女性が素晴らしくて仕方がないのですから(何人でも)、とても真摯で紳士な態度です。
だからかどうか、決して男前ではないのですが、かなりの高確率で狙った女性と過ごすことができます。
映画は、ベルトランの葬儀から始まります。
一人の女性の回想から始まり、回想の中でベルトランの回想という構図です。
ベルトランは、彼が望む方法で母親から愛されなかったので、その遍歴が女性なくしては生きられなくなったようです。
そして、次から次へと美脚の女性を愛していき、一緒になるのですが、一人の自由な時間と空間も確保します。
物語は、ベルトランが自叙伝を書いて、それが出版されるという流れで、最初の葬儀の説明は、出版社の女性編集者で、彼と最後の最後に愛し合った仲の女性でした。
女たらし映画で、そう観てしまえば何のことはないのですが、
男と女の関係の不思議さ、論理的では一切ないことをユーモラスに描く作品で、時折自分が重なりますし、一生もがいて生きていく姿が人間だと、ちょっと哲学的な心境にもなります。
脚本が巧みで、まとまりがない物語を紡いでいくという感じで、演出も含めて、このあたりはフランソワ・トリュフォー監督はとても上手いなあと感じます。
可愛い少女から、若い美人から、41歳の美女まで、そして綺麗な脚がこれでもかとスクリーンに映る映画でした。
力男さんの紅はるか
12月29日に蒸し収めの農家が多いので、
今日までが蒸す準備になります。
力男さんも最後の二日間は紅はるかを蒸すようです。
紅はるかは、他の干し芋よりも仕上がりに日数がかかるので、
ここで蒸すと仕事初めの頃に乾きます。
丸ほしいもが並んでいます
ほしいも農家はお正月でも、干し場の干し芋の手入れをします。
仕上がれば取り込みもします。
そこで年末は丸ほしいもを作る農家が多いのですが、
干しておけるからと、お正月は干し場に余裕があるからで、
各農家の干し場にはこの時期丸ほしいもが並びます。
厚切りほしいもの加工
厚切りほしいもや丸ほしいもは、乾燥に時間がかかるので、
寒さが本格的にならないと加工できません。
だいぶ寒くなってきたことから作りはじめました。
まずは、ほし黄金です。この後ほしキラリで、年明けには、いずみ等を加工します。