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グラマ島の誘惑 1959日 川島雄三
喜劇ではありますが、川島雄三なりの反戦映画です。
ちょっと物語として破綻しているところが惜しいですが、気持ちは十分に伝わってきます。
設定が面白いというか微妙です。
戦中、13人が無人島(グラマ島)で暮らすことになるのですが、そのメンバーは、皇族の兄弟(為久大佐と為永大尉)そして二人を補佐するバリバリの軍人の兵藤中佐、そして現地人のふりをしている脱走兵のウルメル、後は全員女性で、従軍慰安婦が6名、報道班で詩人のよし子、報道班で画家のすみ子、グラマ島にはかつて日本の基地がありそこで未亡人になった とみ子です。
為久は食べることと女のことしか頭にありません。為永は生真面目ですが同じく生活力はありません。兵藤は皇族二人には従順ですが、女達の前では威張りちらします。
皇族や軍人には無条件に従うものだという教育をされてきた慰安婦達は、3人の男達に仕えることに何の疑問も持ちません。
とみ子は元々グラマ島に住んでいましたから、ウルメルの援助を受けながら、軍人3人と慰安婦達とは距離を置きます。報道班の二人の女性は男達に反抗的なので厄介者扱いされます。
そんな戦前の軍事システムが、二人の女性の目論見で(慰安婦達に今の生活はあまりにも理不尽であることを説いて)女性全員で反乱を起こし、島を民主社会にします。このあたりがこの映画の一つのテーマです。
でも川島演出は一筋縄では民主化を成功させません。一度は鎮圧された男共は武器を手にして女性を抑えることに成功します。これもかなりブラックな暗喩です。
その後武器はウルメルが奪ってまた民衆主義が機能して6年の月日が流れます。島の近くでは水爆実験があります。それと同時に終戦していたことがわかりアメリカ軍に助けられて、日本編になります。
日本編でも風刺が続きます。経済的に復興している日本で沖縄返還の運動も行われいますし、皇太子殿下の結婚にも浮かれいます。
その中でグラマ島から帰ってきた為久は家族と恋人に捨てられ、為永は事業が上手くいかない、すみ子は「グラマ島の悲劇」という本を執筆しベストセラー作家になりますが、かつての仲間からは反感を買います。慰安婦達は沖縄で商売しようとして逮捕されます。
なんだかグラマ島の生活の方が幸せだったように映ります。
そのグラマ島も水爆実験の場になってしまいます。そこでラスト。
非常に辛辣な隠れメッセージに満ちている映画です。
ただ当初ブラッックな笑いだったのが笑うに笑えない感じになります。
そして、女性達の描かれ方が面白いのですが、それと主題が合っていないような感じでまとまりがない印象になります。
しかしながらこれも川島雄三でなければ撮れない映画だということを感じる個性的な作品であることは間違いありません。
まごころ 1939日 成瀬巳喜男
二度目の鑑賞です。
一度目の鑑賞では、二つの家族を通しての深くて優しい人間模様の映画、
そして、プロパガンダ色がありながらそれをも逆手に取って、主題を語っている映画と感じました。それは今回も同じなのですが、二人の子供を通しての親三人の成長物語だということがテーマだと強く思いました。
金持ちの夫婦の敬吉と敬吉夫人の娘が信子、貧乏な未亡人の蔦子の娘が富子、この5人の物語です。
かつて敬吉と蔦子は愛し合っていましたが、敬吉が金持ちの婿養子に行くために蔦子が身を引きます。敬吉夫人は気立てが良い蔦子に嫉妬しています。身を引いた蔦子の夫はとんでもない飲んだくれでしたが、蔦子は健気に尽くし、独り身になっても内職で実の母親と富子を立派に育て上げていました。
が、ある日、敬吉と蔦子の過去のことを知った子供二人は、複雑な気持ちになります。
そんな時に、信子がケガをしてそれが原因で、敬吉は蔦子とばったりと出会ってしまいます。
当然なにも起きませんが、合ったことを知った敬吉夫人は嫉妬から敬吉を責めます。
けれど誤解は解けて。という流れです。
小学6年生、大人に一歩踏み入れた女の子二人が、子供心に親を想う気持ちと、深い友情で結ばれていること、様々な体験から大人になっていく姿が汲み取れます。
それだけで、十分に心を癒される映画で、また、時代から周りの人びとのために(お国のためにも含まれます)という優しさも窺えるし、亡き父親が飲んだくれだったことに傷心する富子とそれを負い目に、そして不憫に思い、蔦子が富子を愛する姿、それを汲んで富子が自立しようとする姿にも、感動します。
それを踏まえて、親たち3人が成長して、結果敬吉はなんのわだかまりもなく出征するのですが、出征はともかく、3人共過去にケリをつけたことが印象的でした。
敬吉夫人は一番わかり易く、嫉妬していた自分を恥じて改心します。物語の流れからすんなりです。
敬吉は、蔦子とはもちろん何かがあるわけでもないですし、蔦子と結婚しなかったことに後悔しているわけではありませんが、婦人に対して、もうこの女はこのまま(自分にとっても娘にとっても良い女にはならない)というあきらめていた自分を、もちろん愛していないわけではないけれど、距離をおいていた関係性を改めます。
そして二度目の鑑賞で蔦子の成長に一番注目しました。
蔦子は、文句なしの女性です。
働き者で、ダメ夫にも尽くしていたし、敬吉の婿に行きたい気持ちを察して身を引くという自分を犠牲にしても他人のためと考え、しかも、それを心の底から願いとしてできる女性です。富子はクラスで一番の優等生なのですが、それこそ、蔦子の姿を観て育ったからに他なりません。
そんな蔦子ですが、富子に真実を、父親が飲んだくれだったことを話していませんでした。もちろん富子を傷つけたくないからですが、いつかは伝えなければということ、もちろん敬吉と愛し合っていた仲だったことも含めて、富子に話すことを「いつか」として躊躇していたのです。今回ちょっとしたきっかけで話さなければならなくなったのですが、やはり話したくないことでした。
敬吉との関係は潔癖で、誰に何を言われることはないのですが、富子に話せない自分を負い目としていたのです。
その自分にケリを付けたのです。
富子の台詞に「おかあさんもさよならしなくちゃね(敬吉と)」があります。
この言葉はこの物語は蔦子の成長物語でもあったことを語ります。
三人三様の成長を映した映画で、心が清くても、ちょっと貧しくても、前に進むことは気高く価値があることを示していたことを感じました。
逃走迷路 1942米 アルフレッド・ヒッチコック
本当に映画造りが上手いです。
あっという間ですし、造り手の戦時中の時代観もしっかりと盛り込まれています。
軍用飛行機工場でサボタージュが起こり、
主人公が犯人扱いになり、どうも世間も警察も信用してくれないから、
自らで潔癖と証明しつつ、新たなサボタージュを防ぐという話です。
圧倒的な劣勢の主人公ですが、
分別ある心優しき人に助けられたりしながら、もちろん二転三転と危機が起こり、
何とか乗り切り、ちょっとしたラブロマンスもあり、そしてユーモアありで、
サスペンスのお手本です。
ハイウェイのカンバンで主人公の心理を観客に想像させて、追い討ちをかけるところは流石ですし、
手紙や手錠の小道具や、クルマに馬にフェリーに、廃墟の町や高層ビル、そして自由の女神を使った演出で次から次へと楽しませてくれます。
彼に味方するトラックドライバーや盲目の紳士、サーカス団は、アメリカの国民は自身で決める自由を持っていることを言わんとしていますし、サーカス団の決議はファシストへの警告です。
また、主人公と悪の親玉との、民主主義と全体主義の主張のシーンは、
当時の戦争の経緯を凝縮しているようでした。
また、その親玉はじめ悪人が裕福なのも風刺が効いています。
悪に手を染めるのは主義の違いでもあり、金をもうける手段であることを語ります。
また、ヒロインが最初主人公に協力をしないで、警察に突き出す気持ちも理解できます。
事の本質を見ないのが人であるのです。この主張は、悪の親玉も語っていますし、ダンスシーンにも現れています。
少しアメリカ寄りの造りは製作年で仕方ないでしょうし、話の展開が上手く行き過ぎも感じますが、とにかく娯楽作品として一級品に仕上がっていることは間違いありません。
人物も含めて細かい設定がきちっとしていて、一瞬でストレスなくこちらに伝わります。とても丁寧に練られているのでしょう。
薄く蒔いた畑
休耕している畑の輪作方法は、畑ごとに異なります。
また、休ませる期間も、1年から長いと3年になります。
この畑には、緑肥作物のクロタラリアを薄く蒔きました。
薄蒔きにした理由は、草も生やさせたかったからです。
雑草も生やせながら、
クロタラリアで、緑肥と土壌改善を狙っています。
紫芋だけ花を付けています
ほしいもに加工はしないけれど、種芋の継承のためだけで育てているサツマイモは、
15種類になります。
その中で一番花が付きやすいのが紫芋です。
他の品種のサツマイモも花を付けることがありますが、
今年は早くから、紫芋だけが今のところ花を咲かせています。
追伸
8/7は「立秋」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立秋」の直接ページはこちら
立秋
ひと夏、野菜を楽しみました
定番のナス、かぼちゃ、人参等から、
ちょと珍しい、ビーツ、コリンキー、ズッキーニ、コールラビ等々
ひと夏、農園前の休耕の畑の夏野菜にお世話になりましたが、
そろそろ終わりになってきました。
追伸
『ほしいもセット予約』募集開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
『ほしいもセット予約』の直接ページはこちら
ほしいもセット予約
ますます差が出ています
紅はるかは立派なつると葉です。
それに比べていずみは貧弱です。
ここにきてますます差が出てきました。
常陸太田の稲
干し芋産地の近くの米どころと言えば、常陸太田です。
今年は平年よりも穂が出が早いようです。
早稲はもちろん、コシヒカリも出揃っていました。
干し芋産地では穂が出始めです。
ただし、畑の中にある陸稲(おかぼ)は穂はとっくに出ています。
そろそろ葉が喰われてきました
例年、8月のお盆明けから、
芋虫の被害が顕著になりますが、
今年もその傾向が現れてきました。
干し芋産地の天敵は、ハスモンヨトウという芋虫です。
雹の被害のようです
確認した訳ではありませんが、
夜中に激しく降った時に雹が混じっていたようです。
あちこちの干し芋用のサツマイモの葉に穴が空いていました。