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ブログ 今日のいもたつ

私が結婚した男 1940米 アーヴィング・ピシェル

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ナチズムに感化された集団を醒めた目で観る映画ですが、
私も私が気づかない何かに感化されているはずです。
ただ、それが社会的に問題にならないだけで。

1938年ドイツ、大戦前夜ですが、すでにオーストリアは併合され、チェコに侵攻しています。ドイツ国民の多数はヒトラーを支持し、ドイツ人(アーリア人)は優れた民族として他国を侵攻することは当然という意識になっていました。
この映画は、そんな渦中にニューヨークに住む3人の家族が夫の故郷のドイツに旅行に行っての出来事です。
製作年が示すとおり非常にリアルに、当時のドイツの人びとの心理と、国家が国民よりも優先される様子、その異常さと感化された彼等を観る米国人の妻の視点が描かれいます。

夫のエリックはアメリカ人の妻キャロルと長男の3人でニューヨークで不満なく暮らしていました。3ヶ月の休暇をとって故郷に帰国するところから物語は始まります。
当時のドイツの現実は見事にナチズム一色でした。
エリックは幼馴染の女と合い、徐々にナチズムに傾倒していきます。

キャロルはなんとか夫を連れて帰国を希望しますが、エリックがナチスに入党した事実を知り、長男を連れて二人で帰国することを決めますが、エリックは長男をキャロルに渡そうとしません。
滞在中なにかとキャロルに親身に接したアメリカ特派員の協力を得て長男と帰国をしようとしますが。

エリックとキャロルはニューヨークの友人に、友人の兄が収容所に入れられたので、賄賂で出所させて欲しいという依頼を受けます。(500ドルという大金を使って)
しかし哲学者(思想家)の兄は既に抹殺(表向きは病気)されていました。
それをはじめ、情報統制や違法行為、そしてアーリア人以外の民族への差別と迫害がまかり通る世の中を映します。

映画ではエリックの父親が重要人物として描かれます。
新しいドイツという風潮に警戒しています。
彼は「戦争が起こった方が良い。狂った人がまともになるにはそれしかない」と言います。
もう破滅する未来を迎えることに逃れようがないことの悟りです。

そんな父親に対してエリックと幼馴染の女はなじるばかりです。このあたりは演出でもあるのでしょうけれど、国家に楯突く者が親だったとしても許さないという、人でなくなっている姿を強調します。
そしてキャロルが帰国を決めた時、エリックは長男をアメリカに帰しません。その言い分は「子供は国家に帰属する」です。「ドイツにいれば勇敢な男になれる」とも言います。
それに対して父親は「子供は国家の前に母親に帰属する」「それが自然の摂理だ」とエリックに言いますが、エリックと幼馴染は受け付けようとしません。

人はこうも感化されてしまうのか、という図です。

ラストはエリック出生に纏わる衝撃の事実が父親から明かされて、エリックは絶望し、キャロルと長男は無地帰国の途につくことができます。

ナチスが台頭した背景は複雑ですし、もちろんヒトラーはじめとした戦犯の責任は多大です。でも民衆がいとも簡単に、簡単ではないかもしれませんがあれだけの変貌をしたことや、人を人とも思わない人間になったのは事実です。
自分の価値観なんて本当にあてにならないと思わずにはいられませんでした。

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【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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ビーツその他の収穫

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今年は農園前の畑を休耕して、輪作として夏野菜を多種類作っています。
ビーツはじめ、コールラビ、人参、ナス、大根、ズッキーニ、トマト等
できたて野菜を食べています。

【芋日記】

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障壁帯の除草

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畑の回りのマメ科のクロタラリアを植えてある畑です。
サツマイモ以外を畑に育てることで、
畑を多様化させることと、
背が高くなるクロタラリアが芋虫よけになることを狙っています。

サツマイモと障壁のクロタラリアの間の除草をやりました。

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【芋日記】

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さらば、わが愛/覇王別姫 1993香 チェン・カイコー

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中国の伝統芸能の京劇の二人のスターとその一人の妻の3人の人生を通して、
中国の近代史を語っている大河ドラマです。
3時間という長い尺からも推測できましたが、
京劇を再現している舞台、衣装が素晴らしい、それだけでなく、
清朝末期から、日本軍の占領時代、戦後の国民党の時代から共産党政権になり、文化大革命までの中国を丁寧に再現している大作です。

幼少時代に知り合った二人の男はやがて京劇界を代表する役者に成長します。
小楼と蝶衣です。女形の蝶衣は小楼を兄と慕い、友情を超えて愛情を持つようになります。
そこに現れた菊仙は小楼と相思相愛で妻になり、ここから3人の三角関係が始まります。

二人の代表作が覇王別姫で、この劇のクライマックスは、四面楚歌で絶望になった楚王のために最期まで添い遂げる虞姫の愛の舞と自決です。

どんな政権になっても京劇の舞台は必要とされますが、二人の思うようにはできなくなります。
それがピークに達したのが文化大革命で、京劇も破壊されます。

京劇という芸術でしか生きられない二人の運命は翻弄されます。

多くのエピソードがありますが、印象的なのは、蝶衣が阿片に溺れるところです。
蝶衣は小楼への愛を表現できるのは舞台の上での虞姫の時だけでした。現実では菊仙がいます。
だから蝶衣は阿片に頼り、舞台を現実にすり替えようとします。
虞姫になりきっている蝶衣の美しさは男とは思えません。女以上の美しさです。
その蝶衣に現実は残酷なのです。

映画は文化大革命が終わり、京劇が再び脚光を浴びる時代を映し、すぐに1934年に飛びます。そして順に時代がくだり、最初のシーンに戻ります。
そのラストは、蝶衣が虞姫に完全になりきり、楚王(小楼)の前で剣の舞をして自決するところで終わります。

この前段階は文化大革命で、楚王がそうであったかのように小楼が共産党員につるし上げられて四面楚歌になるシーンです。

この物語は劇中劇を演じる役者に現実を重ねながら、中国を語るという脚本で、大きく揺れた3人と大きく動いた中国が重なり見応えがありました。

蝶衣を演じたのは、幼少時代、少年時代、そして大人になってからの3人の俳優ですが、幼少時代、少年時代の2人ともに中性的で女形の雰囲気が漂っていました。
そして圧巻はレスリー・チャンです。
妖艶さ、美しさ、舞台上での映えある様にはうっとりしました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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黒沢進さんのメロン

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今年は平年よりも早く収穫になりました。
朝切ってきたメロンの汚れを落としながら、
「秀」「優」「良」「規格外」「キズ」に分けます。
傷まないようにネットを掛けてから、
大きさごとに選別して箱詰めです。

肝心の味ですが、今年もとても甘い、上出来でした。

【芋日記】

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有機大豆栽培

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農園前の畑は今年休耕しています。
輪作で春から夏野菜を作っていましたが、
この場所は大豆を栽培します。
11月の終わりの収穫予定です。
たくさんとれたら、味噌にする予定です。

【芋日記】

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草取り応援 草取り

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この畑は、畝(うね)の間にマルチとして敷き藁をして抑草しています。
厚く藁を敷いてあるのですが、
この時期は押しのけて雑草が伸びてきますから、
それは手取りで草取りしていきます。

【芋日記】

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草取り応援 マルチ剥がし

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畑の土の表面に覆いをすることをマルチと言います。
抑草や地温確保、土の水分確保、
大雨による肥料の流失や他からの汚染や汚れ防止のために行います。
自社の有機農業では抑草が主目的で黒マルチ(ビニール)を張っています。

つるが畝(うね)を覆うようになったので順次剥がしていきます。

【芋日記】

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アブラムシが付いたトウモロコシ

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仲間の農家が今年からトウモロコシを栽培し、
JAの直売場に出荷しています。
この時期はアブラムシが付くのですが、
その対策の農薬は蒔きたくないので、
多少の虫食い仕方ないのですが、やはり売れ行きは悪いようです。

【芋日記】

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メロン収穫間近です

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黒沢進さんのメロンの今年の収穫が間近です。
平年よりも早い収穫です。

春から初夏、梅雨に掛けては、暖かい日、肌寒い日、暑い日が交互に来ます。
そこでメロンの収穫が早いということは、
平均気温は平年よりも高かったのでしょう。

参考までに手前のネギは、病害虫除けです。
メロンの苗を植える前に、植える場所(株元)に予め植えておいたものです。
これも大きくなっていました。

【芋日記】

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