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ブログ 今日のいもたつ

麦間栽培のマルチはがし

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抑草と線虫除けをかねて麦間栽培をしている畑です。
秋に畑準備をするところと、
春に準備する畑があります。

ここは秋準備で、昨年の11月から準備を始めていますから、
収穫までに一年になります。
抑草の黒マルチ(ビニール)は、
一年間経つと劣化してしまい、
はがす時には、破れやすくなっています。

麦間栽培は抑草、線虫に加えて、芋虫除けの効果も見られるのですが、
課題もあるのが現状です。

【芋日記】

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芋堀り、芋収穫を急いでいます。

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ここにきての朝の冷え込みは、
サツマイモが傷むほどになりました。
親しい農家はほとんど芋収穫終了なので良いのですが、
自社畑はまだ何箇所か芋堀りが残っています。

この時期は、芋堀り、即、収穫です。

【芋日記】

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時の重なる女 2009伊 ジュゼッペ・カポトンディ

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お見合いパーティーで知り合ったカップルが、
強盗殺人事件に巻き込まれます。

男は元警官の警備員、豪邸を警備していましたが、
何故か彼女をその豪邸に呼んだ日に限り、
セキュリティをはずし、強盗が来るという偶然が重なります。
警察は彼女を疑いますが、
男が撃たれた流れ弾で、彼女も傷を負っています。
彼女は事件にかかわりがあるのか?
というお話です。

映画(物語)のつくられかたが凝っています。
真相が徐々に明らかになりますが、
それは彼女の夢の中ということで、どこまでが真相かの疑問が、
映画中盤に投げかけられます。

その後、夢の中の出来事が現実と非現実に分けられていくのですが、
今のシーンは本当に現実かを観客は引きずります。

言い方は悪いのですが、ネタ以上に緊迫感があり、
謎めいた展開になる演出です。

序盤の伏線が回収され面白さとなるところと、
あくまで、夢の中のこととして、現実ではないとして残すところも、
ミステリーの度合いを高めます。
すっきりしないともいえますが、観客に委ねているのでしょう。

放蕩娘を受け入れられないけど、父はやはり親心があることをさりげなく見せたり、
愛するがゆえに、真相を心にとどめる元警官の姿等、
頭でわかることと、行う行動は大きく違うけれど、それが人らしいシーンや、
倫理観や、良心と反する行動をとりながら、でもやめられない苦悩の主人公を観ると、
テーマは人が持つ矛盾の肯定なのかと感じます。
その観点で振り返ると、映画のつくり方はしっくり腑に落ちる気がします。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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イル・ディーヴォ 2008伊 パオロ・ソレンティーノ

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魔王と呼ばれたイタリアの元首相ジュリオ・アンドレッオッティの半生の映画です。
まだ存命中であるので、完全に悪として描かれていませんが、
存命中にしては、かなり際どい黒い部分を描いているともいえます。

イタリア現代史に疎く分わからないところが多かったのですが、
監督は誇張と華やかな映像に、いろいろな音楽を組み合わせて、
スタイリッシュな政治映画に仕上げていると感じました。

繰り返しますが、イタリア史に疎いために、
どこまでが普通に知られていたかがわかりませんが、
真っ黒であった首相の姿がかなり赤裸々にされています。
イタリアの人々は、彼やマフィアの存在を
認めているということはないのでしょうけれど、
必要な欠片という感覚で付き合っていたのではないかと、
映画をみて感じました。
私達とは結構違う政治観です。

そして、省略が随所なので、
考える余地を多くしてある映画とも思いました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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新畑のいずみ

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何年も有機栽培している畑の隣で初めて育てたいずみ種です。
小ぶりの芋が一株にいくつも成ってしまい、
総じて細く小さい芋です。

隣の出来が良いだけに、余計に小ささが目立ちます。
もちろん同じ栽培方法、同じ管理です。

畑が有機栽培になじむのには時間がかかることは
経験済みですので、予想通りの結果といえないことはありませんが、
もう少し育って欲しかったのが正直な気持ちです。

追伸
11/7は「立冬」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立冬」の直接ページはこちら
立冬

【芋日記】

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いずみ種が良い出来です

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タツマのやり方での有機栽培では、
干し芋用のサツマイモの中で、いずみ種が一番合っていることがわかっています。
今年もそれを顕著に感じます。

見るからにおいしい干し芋に仕上がるサツマイモです。

追伸
11/2に、11月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“紅マサリ平干し芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも

【芋日記】

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ほしいも試食販売 しずてつストア 草薙店

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このお店では、春にも試食販売しました。
その時も、たくさん購入していただいたのですが、
今回はそれ以上に好評でした。

中には試食もしないで、
「いつも買ってるよ」と言いながら購入してくれるお客様も。

タツマの干し芋に、だいぶ馴染みがあることを実感できて
嬉しかったです。

【いもたつLife】

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SPAC演劇「病は気から」ノゾエ征爾 演出

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『病は気から』は、人間不信になってしまいそうで、社会の構造の負を見せつけられてしまいます。
全編が喜劇で、それが際立っているから、どうにもこうにも最後の審判で人の性とその普遍を鑑賞後にも感じ続けます。

ありきたりな言葉ですが、人というものは350年前とこうも同じものか、そして、可愛く優しく憎たらしく、愚かであることがわかります。

演劇は、SPACの宮城総監督が舞台に出て、演者を導くという、演者としての宮城さんが出演するというサプライズで始まります。

8人劇で、8人の中で一番元気で健康な、でも病人かぶれの主人公アルガンが主導します。アルガンは、浣腸と薬で生きながらえていると信じています。ここからして喜劇そのものですし、ここからしてその真意はシリアスで深く、病気と健康がテーマですから、広義に誰もが関わりあっていることを、冒頭で意識します。
アルガンは自分を病人と信じていますから、それを打開することに躍起です。有能な召使に自分のその病状を叫ぶことで病人に成りきろうとします。後妻はそんなアルガンの亡くなる姿を期待していて遺産が目当てです。
アルガンには娘が二人います。二人とも可愛く、終盤のアルガンを本当に愛しているかの踏み絵に関しない純粋な二人です。ちなみに後妻は踏み絵を踏みました。
その長女アンジの婿を、自分の病気を診る医者を選び望み、アンジに強要します。けれど、アンジには恋人がいます。それを無視されて医者との強制的な結婚を迫られます。アンジは恋人と結婚することが適わないこととの引き換えに、結婚したくない結婚を拒否する権利を欲します。ここは人の崇高さを表現しています。

アルガンを中心に、召使を媒体そして、アンジの結婚相手の医者親子、アンジと相思相愛の恋人、末娘のルイジ達で、風刺の効いた喜劇が場内に蔓延します。
その喜劇は確かに洒落ていたり、野暮ったかったりですが、粋な演出の中に行き過ぎをはさみます。行き過ぎとは、あまりにも予想の範囲をなぞったり、時にベタだったりで、そこには喜劇なのだけれども、笑えられないのです。それは愚かな人の性をみせたり、喜劇を超える誇張を感じるからです。それらが、それらとは無縁の笑いの中に散りばめられているから確信犯でこちらを刺すものをしたためています。これらは全て、最後の審判につなげる伏線です。
痛烈な喜劇を貫くことの中に、病気でいることを言い聞かせるアルガンのあの姿を、観客一人ひとりに置き換えるという仮定をすれば、最後の審判の意味は一目瞭然です。
観客それぞれが、病気のように気にすること、とらわれることをイメージし、病気に置き換えれば、アルガンが望んだ儀式は私達の姿そのものです。

病気でいることを信じていたアルガンが健康そのものであったのに、医者としての権威を得た瞬間に真の病気を得たことは痛烈そのものです。
そしてあの場面は、既得権益バンザイという医者達(どの業界でも同じです)と世の中(教育されたわれわれ)の望みのどちらをも適えたウィンウィンの実体を、嫌らしく誇張します。私達が持つ価値観を嘲笑するように。

この演劇は喜劇ですが、すごく醒めています。世の中の価値観を鵜呑みにする個人に警鐘を響かせていまあす。それほどに、最後の審判は恐ろしいほどに、偏った価値観を肯定確認し、納得したいということをどこまでも求める人々の姿に見えます。都合が良いことを私利にする個人の小さい出来事を、世間の同意にする怖いシーンです。
そしてその後もアルガンの亡骸はもてあそび続けられます。それはみんなを結束させて、安心を得るための手段であり、儀式の一旦ですから。

繰り返しますが、この演劇は喜劇です。だからそれを続けた最後に、真意を伝えることで、その真意は深く心を刺します。

この演劇の舞台セットは観客席です。演じるあっちも鑑賞するこっちも同じ舞台だということを示唆します。たぶんこの演劇はどんなセットでも演じられます、でも敢えて観客席のセットとしています。それは、舞台の中で演じられていることは、舞台から観ている者の日常と同じだからです。
そしてもうひとつの演出は、最初と最後に、SPAC総監督の宮城さんが演者全体を舞台見学者・観客として扱うことです。これも演者と観客が一体をしていることを、印象付けています。それを前提として演劇全体は笑わせるという手法です。
私にはこの演劇はどこまで笑えないかを試されているように思えてなりませんでした。

【いもたつLife】

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干し場のアケビ

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干し場にする有機農園前のビニールハウスです。
ここも農薬を使わないので、草がかなり伸びていて、
つる性に植物は、ビニールハウスを伝っています。
伸びきったてっぺんで、アケビが実を付けていました。

【芋日記】

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トンボがまだ畑にいます

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玉豊を掘り起こしてある畑です。
収穫しに行くとトンボがとまっていました。
周辺に飛んでいるものもたくさんいます。
餌の虫がいるからです。

有機栽培だと、餌になる虫が多くいるのかもしれません。

追伸
11/2に、11月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“紅マサリ平干し芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
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【芋日記】

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