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ブログ 今日のいもたつ

駅前旅館 1958日 豊田四郎

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高度経済成長で変わっていく、
上野駅前のある旅館を題材とした風刺映画です。
駅前シリーズは、これ以外に一本観ていますが、
この作品以降は、純粋なコメディになっているようです。

こちらもコメディですが、かなり意図的に、変わりゆく時代と、
その中の人間関係の変わりようを描きます。

工業製品が大量生産され、大量消費されていくのと同じく、
旅行も大量生産、大量消費、規格化されます。
それが豊かさの象徴でもあったのですが、
既に警鐘もありました。

物語は古い価値観で価値がある番頭の視点です。
規格化された大勢の中では、旅館の経営者にとって、
かえって邪魔な存在になってしまいます。
それは企業にとって魅力を失うことは
傍からはわかりますが、誰もが盲目になります。
ここはとても怖く身に染みなくてはと強く感じます。

映画の主旨かはわかりませんが、
主要人物たちの価値観をかえる描写もあります。
教訓です。

これ以外も古き良きものは良い。
ではなく、移り変わりが見せかけのものという
メッセージが響きます。

この時代の邦画でよく感じるエネルギッシュも
この映画に流れます。

現代にはない感覚です。
現代では少し茶化される程です。
でも私自身は、それを欲しているかと思うのです。

未来が明るいと能天気に過ごすことができない今こそ、
あの活力を体が欲している、
だからあの時代の邦画が好きなのかもしれません。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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ミツバチとタカミメロン

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メロンの雄花と雌花の交配はミツバチに任せます。
タカミメロンは自然に風で交配することはないので、
ミツバチ(か他の虫)か、自分の手で交配させないとなりません。

ミツバチも穏やかな暖かい日は活発ですが、
雨はもちろん、気温が高くても風が強いと働きません。

農作業での人の動きと同じです。
どうも農作業でないと、
何が何でも予定は予定で動いているので、
ミツバチの動きに妙に温かみを感じます。

【芋日記】

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天候のこと

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ここにきて気温が低い日はもうないようですが、
ほしいも産地では
雨で寒い日、風で寒い日、風で大荒れの日と穏やかな日が交互でした。
「今年は~~でいつもとは違う」なんてことを
有機農園のスタッフとは話をするのですが、
毎年、その季節ごとに「~~」が違うだけで、不順の天候への不満は同じです。

いつもいつも、その時のこちらの農作業の都合に、
天気が合って欲しいと思っているからですね。

【芋日記】

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ショーシャンクの空に 1994米 フランク・ダラボン

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2度目の鑑賞です。
一度目は、展開への関心が高く2人の主人公
ヒーローと語り手の細かい心理には気がついていなかったことを痛感しました。

“希望”という今こそ身につけたいことと、
“希望”を持てる条件を、感動を通して語っています。

一度目の鑑賞では
ありえない脱獄を成功させたヒーローは、
それを用意周到に準備したととらえましたが、
それは彼の思いのひとつと知りました。
そこだけでも、十分に“希望を持つ条件”として、
* 希望は持つものではなく、持つに値する裏づけがあって初めて湧き出るもの
補足すると、持てる者に与えられるものであること
それを語る素晴らしい映画になります。
そこに、感動と戒めがあります。

けれど2回目の鑑賞では、それはエピソードのひとつであることがわかります。

ヒーローは、脱獄を行使することを目的としていたわけではありません。
希望をつなぐための手段として選んだのです。

だから前半の彼の行動があります。
“ショーシャンク刑務所を変える”それに尽くす彼の姿です。
彼は冤罪です。
けれど妻を死に追いやった自覚を(敢えてかもしれませんが)持ち、
その償いをショーシャンクで行っていました。

だから、脱獄のための影の努力は、
転ばぬ先の杖だったのです。
語り手を置くことで、そこを注目できたことで、わかりました。

ただ彼はヒーロー過ぎます。
だから語り手がもうひとりの主人公です。
ヒーローは、ショーシャンクを変えることで、
仲間に希望を与えます。
けれど、50年の服役で廃人となり社会復帰できない者、
彼と一体となって資格を得ることができた囚人が惨殺、
物語の半ばを過ぎても彼の想いは遂げられません。

最後に語り手が、凡人の代表として彼の想いを遂げます。
ここに現実感が起こります。

そして彼の、仲間との語りから、
“希望”は、死を覚悟してまでも、
得る価値があることというメッセージも受け取ることができました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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自然農のお茶で手もみ茶作り

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今回の自然農の作業では、草取りの手伝いと、
町田さんから“手もみ茶作り”を教えてもらいました。

草取り前に摘んでおいたお茶の葉(これも自然農のお茶です)を、
草取りの間さぼしておいてしんなりさせておきました。

それを、ひたすら手でもみます。
お茶のエキスを搾り出す感じです。
緑茶ではなく、醗酵茶にします。

この後は各自 自由です。
袋に入れておいておけば醗酵が進みます。
天日干しすれば醗酵がとまります。

ただし、狙いをつけてもその通りになるかの按配がわかりません。
どうなるでしょうか。
でも、
一芯二葉で摘んでおいた葉だけですから
贅沢で美味しいお茶ができることは間違いなしです。

【新農耕民族の挑戦】

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自然農の稲作:苗床の草取り

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4月の終わりに苗床を準備して、
種モミを蒔いてありました。
草よけに“干しカヤ”(稲藁のようなもの)、
播種の前に草の種取りとして苗床の表土を削ってあるのですが、
当然のごとく雑草が生えてきます。

稲と同じ位に育っている草を中心に草取りしました。

3つ苗床が準備されているのですが、
生えてくる草の種類が、結構違います。
多い少ないの違いもあります。

今年は干し芋の有機農園の苗床では、
かなり草が生えてきていたのですが、
この苗床はかなり草は抑えられています。

自然農の先生の町田さんに今回も色々と考え方、
苗作りの方法を聞きながらの草取りでした。

【新農耕民族の挑戦】

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黒沢進さんのメロン

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ほしいも産地でメロン栽培している農家は昨シーズンは、
不作に悩まされました。

その中でも黒沢進さんのメロンは結構収穫がありました。
今年も順調に進んでいます。

雄花が咲き、後追いで雌花が咲きます。
それに合わせて交配用のミツバチを置きます。

ミツバチは畑に来たばかりは警戒して巣からでないので、
雌花が咲く少し前に、早めに畑に連れてきます。

追伸
昨日は「小満」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「小満」の直接ページはこちら
小満

【芋日記】

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EMぼかし肥料の試験栽培

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EM菌と米糠と大豆でぼかし肥料を作り、
畑でこの肥料を使って抑草をするという
試験栽培をしています。

3月終わりにEM活性液を作り、
ぼかし肥料を4月に作りはじめ、
いよいよ畑に投入です。

肥料が熟成する過程で出る熱で
草の種が発芽しないようにして抑草するという方法。
はたしてうまくいくでしょうか…。

6月中旬には、苗を植える予定です。

【芋日記】

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麦間栽培の麦倒し

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正確には麦倒しではなく、麦刈りです。
昨秋に種まきしていた麦を
畝(うね)の高さまで残して切りました。
これで抑草を狙っています。

同じ時期に種まきしても、
畑ごとに生長が違います。
畑内でも伸び具合が違いますから、
畑ごと、場所ごとに数回に分けて切っていきます。

伸びたら切りを2~3回、
最終的には根本から切ります。

【芋日記】

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頼まれ苗も送っています

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全く宣伝はしていないのですが、
苗の注文をたくさん頂きます。

一番注文をもらっているのが人参芋です。
幸い人参芋は生長が早いので、先週から出荷しています。
他のサツマイモ=いずみ、紅あずま、玉豊、紅マサリ等々は、
今週から出荷をはじめました。

【芋日記】

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