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パッション 1982仏/瑞 ジャン・リュック・ゴダール

ひとつの映画でたくさんのことを語っていると思うのは、
ゴダールに対して少し失礼なのかも知れませんが、
それを感じました。
ゴダールは強烈に伝えたいものがあったのかもしれませんが、
この映画は、芸術からと、人の欲望のままからとのいう、
かけ離れた人の性から、人と時代に近づいて
人を語っているのではないでしょうか。
時代を反映させていなければ、もつとストレートな表現になった
けれど、時代を反映させているから重厚になっています。
でも、観客に映画の価値を預けているので、
多種の評価や批判もあるでしょう。
そここそが、ゴダールがつくる映画で、
魅力も感じます。
生きてきた経験値が問われる、これも恐い映画です。
モーターサイクル・ダイアリーズ 2003 英/米 ウォルター・サレス

会社の中の、会社を背景とした、一人として、
多くの人と接するのが今の自分です。
少なからずプライベートでも会社のカンバンが、
私を包んでいます。
生身の人間として、出会う、扱われる、
将来誰も思いもしない頃の、
チェ・ゲバラをただの若者として映画の中に入れています。
ゲバラが影響を受けたことを描くというよりも、
若者が何を思うか?
南米大陸にはあの頃何があったのか?
それを遠目に映しています。
現代の世界史の大きな流れの、バックを映像として持てたこと。
これからも人がもたらすたくさんの問題が、生きている限りだれもにも、
付いて回ります。
それは何故起こるのかを考える時、
この映画が語っている、物事の底流は、
思考を柔軟にさせてくれるように思いました。
天井桟敷の人々 1945仏 マルセル・カルネ

劇中劇にまで引き込まれます。
衣装やセットもよし、
冒頭の犯罪大通りの雑踏は見どころです。
こういう雰囲気好きです。
(「ええじゃないか」を思い浮かべました、こっちが元ですね)
そして、なにより洒落た台詞が魅力です。
愛が必要だ。(そんなことはわかっているよ)かも知れませんが
この映画ではそれが大事を、丁寧に訴えています。
自分の色恋が鈍感になっていることを、
生きる本質を「おまえはわかっているのか」と提言してもらいました。
戦時中の製作、様々な困難があったことでしょう。
制約が糧になる好例です。
戦争を肯定はしませんが、
戦時下だから生まれた傑作なのでしょう。
通帳は4つに分けなさい 亀田潤一郎

会社にお金を残す観点から、
経営の思想と、実務に分けて書かれています。
会社にお金が残るということは、
その会社が社会的に価値があることです。
そこから説いています。
実務に関しては、
シンプルに分かりやすく、かつ、効果があがる方法です。
お金の流れを経営者本人に、「その金はどういう金か」を
「見て実感させる」ことに主眼が置かれています。
本書に書かれていることは、
自社のお金管理に活かせることも多く、
それらをやってみることにしました。
近松物語 1954日 溝口健二

映画仲間とこの作品について話を始めたら、
とんでもないことになります。
それほど語ることが多い中で、何を書こうかと迷ってしまいます。
人は充分から不十分になってしまう時に何を求めるのか。
追い詰められてゆく二人が迫真に説いてくれます。
香川京子さんはまさに捨て身でこの映画に臨んでいます。
綺麗なシーンも多くまた、
着物、セット、細かい部分(お歯黒や髪型等)も溝口映画の例にもれず、
後世への遺産のようです。
溝口映画を観ていれば他は観たくならないかもと
おもわせる程に引き込まれました。
ネギの苗
不精していたのですが、
親孝行と言いますか。
ほったらかしにしていた畑に、
ネギの苗が育っていました。
ビニールハウスに持ち込んで大事に育てることにしました。
生命力がありそうです。
せっかくなのでここからは大切にします。
キュリー夫妻 その愛と情熱 1996仏 クロード・ピノトー

フランス本国でのこの偉大な科学者の好かれ方がわかるような感じです。
伝記映画というよりも、夫妻を称えながらも、
厳しくつらい研究の中、温かみのある夫婦生活が描かれます。
人間らしい、けれど、偉大という夫妻はフランスの財産なのでしょう。
脚本も洒落ています。
原題が「シュッツ氏の勲章」というように、
夫妻の上司に当たる学長が夫妻につぐ主役で、
彼の出世が物語の柱です。
彼と夫妻を対比させてコメディタッチな仕上がりで、
夫妻にあこがれるそんな雰囲気の映画になっていました。
お茶摘み 2010年
例年より一週間遅れのお茶摘みでした。
さつま芋苗と同じでしょうか、
温かくなったとたんに、葉の伸びが良かったのでしょう。
例年より伸びていて、豊作でした。
専業のお茶農家ではないので、
今年もこれきりです。
一年間また元気でいてください。
さつま芋苗がすくすく
さつま芋の生命力が強いことを今回も感じました。
4月の低温でかなりの遅れを見越していたのですが、
5月に急速に成長、遅れを挽回しています。
このペースですと例年に追いつきそうな勢い、
もしかしたら、じっと見ていれば育つのが判るのではないかという位。
寒くても力を蓄えていたのでしょう。
胸の香り 宮田輝

短編7編集でした。
「あとがき」に著者の短編に対する想いが書かれています。
意味が深いあとがきでした。
短編はどれも余韻が残る作品です。
世間一般よりも少しドラマがある人たちの物語なのですが、
ほんの少しのドラマはありますが、
ごく普通に近く、出来事における心情は日常で体験しているものです。
それを掘り下げています。
だから自分が暮らしているなかで起こる心の動きを
少し遠目から語ってくれているようです。
何かがあり、心が揺れ動き、
けれど日常がそんなに変わるわけでも、
自分自身が変わるわけでもない。
そんな生き方を後押ししてくれているような世界がありました。

