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ブログ 今日のいもたつ

伊藤若冲アナザーワールド

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驚かせるような省略が印象的です。
いかに描かないか。という声が聞こえてきそうです。
空間も語りかけます。
そして繊細。

水墨画あり彩色画あり、
絵も多種多様で、個性的な絵でした。
80歳を超えても進化し続けしかも、
力の衰えもなく描いていたことにも驚きます。

現代の高齢社会でのベストモデルでもありますね。

【いもたつLife】

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下世話の作法 ビートたけし

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共感できるところが多かったです。
その分、自分の甘さも感じます。

今の世の中を過去と比べるのはセンスが無いことですが、
どんどん巧妙に搾取する社会になっているからこそ、
著書の精神に光るものがあります。

軽いタッチですが、
色褪せることがない人生訓が詰まっています。

【いもたつLife】

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地上より永遠に 1953米 フレッド・ジンネマン

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軍の中でもダントツで有能な二人ですが、
軍からは抜け出ることはできませんでした。
二人を愛する二人の女性は、軍の中から抜け出せないのを、
なんと馬鹿げたことと、男を救おうとしますが、できません。

男が狭い世界感で生きる生き物というのは、
少なくとも自分は身にしみます。
そして、性なのかとも思います。
日常の殻に気がつくのは難しいし、
有能であればなおさらなのでしょう。

米軍の内情や、
友情、愛など語る部分は他にもありますが、
二人の男の世界感が印象に残りました。

有能な二人が、バート・ランカスター、モンゴメリー・クリフト
二人を愛する女性が、デボラ・カー、ドナ・リード
脇の支えるフランク・シナトラ。
豪華キャストを楽しむ映画でもあります。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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虎の尾を踏む男達 1952日 黒澤明

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私にとっては名作でした。
好きな黒澤映画と言った方が適切かもしれません。

大河内伝次郎とエノケンが目立つし、
二人はもちろん素晴らしいのですが、
脇の俳優人の存在もどっしりしています。

とにかくワンシーンに重厚感があります。
そのシーンの奥に潜む多くのそして
複雑な文脈があってシーンが出来上がります。

観る者のこれまでの人間観や歴史観で、
まるで違って映るでしょう。

日本文化に日本人であることに誇りを持つ作品でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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黒の報告書 1963日 増村保造

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話の内容に少々無理はあるものの、
テンポ優先ならばそれもよしです。

人間の嫌な部分を抉り出しています。
悪徳弁護士とそれに従う人たちだけでなく、
正義の立場側も、自分たちのエゴが醜く映ります。

脇役の殿山泰司が良い味を出しています。
「三文役者」(竹中直人主演の殿山泰司の映画)を
観ているだけに、カメラの前の役者の凄さが、
味のある演技が生まれる背景までが、気になりました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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雁の寺 1962日 川島雄三

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人のプライドを現しています。
それもTPOで。

主な登場人物は、妾の若尾文子と坊主と小坊主です。
それぞれのプライドとその立場での振舞いが、
人間らしくけれど、おどろおどろしく。

川島監督は好きな監督です。
この作品も代表作でしょう。
語りすぎず、けれどヒントはあります。
けれど、どこを観て欲しいとは言わず、
観るポイントを選べさせます。

登場人物3人と同化してみれば、
わかるそんな展開がありました。

ラストは異議があるようですが、私は意味が深いシーンと感じました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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コンチネンタル 1934米 マーク・サンドリッチ

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フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの初作品となれば、
見逃せません。
記念碑としての価値があります。
当然それはこの二人の映画が好きなことが条件ですが。

二人のダンス、それを補佐する舞台と他のダンサー達、
それを満喫するのがこの映画です。
他は付けたしですから、良いも悪いもありません。

そうは言っても物語はそれなりに楽しめました。

こういう作品が生まれることないだろうなぁ~、
と二人を観るといつも思います。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

尼僧物語 1959フレッド・ジンネマン

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人が作ったシステムには限界があります。
言うのがおこがましいですが、キリスト教でも同じです。
そんな世界を描いています。

それはキリスト教、というよりも尼僧の世界とそこに生きる
尼達が、信仰をまっとうしようという努力、
ここが丁寧に映されています。
でも人であることに主人公(オードリー・ヘプバーン)
が離れられない姿は、
切なくも力強く、尼層と同じく、人のために尽くす姿です。

「守・破・離」のごとく主人公が旅立つラストは、
尼僧の世界も肯定していますが、
だけど、誰もが認める到達点が、その人の全てではない、
ことを示します。
また、そもそも自分にとっての目標なのか?
を気づかせてくれます。

造り手がどう表現するかが難しいテーマだったように思います。

もうひとつ感想を、
尼僧の世界を噛み砕いてゆっくりと現してくれたことも、
この映画を通しての収穫でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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パレード 2010日 行定勲

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実は誰も何も全ては気がついていなくて、
でも一面ずつ多方面からは知っている。
それを一番わかっているはずの藤原竜也が、
体感的には何もわかっていなかったのだが。

そんなことはどうでも良いのです。
5人がそれぞれ抱えている負は、(小悪魔かもしれません)
必要だと説いているようにも思えますし、
それは“あなたの価値を決めるものではない”
という現代が生んだメッセージのようにも感じます。

都会のありふれた=と言っても犯罪を追うヘリコプターの音=から、
ミクロなルームシェアにつなげるオープニングは、
ルネ・クレールの「巴里の屋根の下」をイメージしました。
(全くもってこれは私の感覚ですが)

でもそういうふうにひとつひとつのシーンが、
なにかをイメージさせるそんな力がある映画でした。

藤原竜也も良かったのですが、ルームシェアをしている4名も
好演でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

乱れる 1964日 成瀬巳喜男

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積み重ねてきたものが大きすぎていたために、
義姉と義弟は縛られたままでした。
姉の魂はその選択しかできないし、踏み越えたら壊れたでしょう。
けれど弟は結果がでてしまうと、このままではいられませんでした。
(わからない言葉ばかりですが、ネタバレしたくないので)
(できれば観て欲しいです)

台詞も厳選され、背景や全体の流れも大きくも小さくも直感でき、
カットの間隔も心地よく、脇役も名優プラスそれを活かしています。

成瀬監督の良さと小津監督の良さが解かる作品です。
両監督とも本当に只者ではありません。
「乱れる」は「東京物語」を思わせる背景があります。
本題は違いますが、その本題の背景には「東京物語」があります。

何故「東京物語」を引き合いに出すのかと言いますと、
「乱れる」の成瀬監督の凄さを伝えるのに私の文は稚拙すぎるから、
少々誤解を招いてもその方が適切だと判断しました。

けれどここからが本当の感想です。
高峰秀子さんに尽きます。
最初からだんだん、最後になると高峰秀子の心に同化されてしまいました。

日本映画で不世出のひとです。日本で一番かもしれません。
けれど、好きな女優さんはまた別なのです。
このあたりが人間の性のおもしろいところで、
高峰秀子をみるといつもそれを感じます。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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