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ブログ 今日のいもたつ

インサイド・マン

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話の内容ではない感想です。

今のアメリカ、もっと狭めてニューヨークを映し出しています。
資本主義の中での搾取する者される者。
資本主義と共産主義の政治思想と、
それはこれまでも、これからも争われることを示唆しています。
人種差別、しかも根強くあからさまに行われている様子が伺えます。
また、表面を剥がしてしまえば人は同じというメッセージもあります。

そして、人が人を簡単に殺すことも、
殺害しない犯人グループを主役にすることで描かれています。

推理とサスペンスの映画ですが、
随所にちりばめられた声に見ごたえがある作品でした。

【いもたつLife】

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中日ドラゴンズ連勝!

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ドラゴンズファンでして、昨日今日の連勝に喜んでいます。
ただ、
あまりにも出来すぎで恐いくらいです。

レギュラーが全員ヒットを打ったようですし、
3番4番5番が開幕で揃ってホームラン。
昨日は新レギュラーの二人、ルーキー野本と藤井がホームラン。
浅尾が大役を果たし、岩瀬がセーブ、吉見が完封と、もううまく行きすぎです。
嬉しいですが。今日は負けるくらいが良いと思ってしまうほどです。

それはさておき、何故開幕が浅尾で、2戦目が吉見かの私的見解です。

落合監督の言葉どおり、
浅尾が先発として充分成長し、調子も良いことはそのとおりと思います。
しかし、吉見が開幕の方が順当でしょう。
そこで私の推測は・・・、

浅尾が開幕で成功すれば、浅尾自身弾みがつきます。
負けても失うものが少ないのも抜擢の理由のひとつでしょう。
そして勝てば当然浅尾に箔がつきます。
エース候補が吉見なみのエースになってゆくきっかけにもなります。

吉見が2戦目になるリスクは、吉見が腐ってしまうことでしょうが、
そこまでの実績が吉見にはまだないことと、
そういう性格ではないということでしょう(これは憶測ですが)
そして、吉見は昨年投手陣の軸として頑張ったように、
今年も開幕だろうが、2戦目だろうが、どっちにでても期待くらいは働くでしょう。

それよりも浅尾を開幕で投げさせて貴重な体験をさせて(自信をつけさせて)
できれば一年を通して活躍させるきっかけになった方が、
開幕戦を活かしきれるという落合監督の読みがあったのだと思います。

それにしても浅尾は期待以上でした。
そして吉見も。
いやぁ~今年本当に優勝・日本一が行けるかも。
昨年の阪神の例もあるし、まだまだ先は長いですが。
今日もガンバレ!

【いもたつLife】

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くちづけ

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時代を切り取っているので、昭和を生きてきた私には、
戦後の昭和の価値観が私に宿っていることが、否応なしに、
ひしひしと感じました。
生まれる前の作品ですが、三つ子の魂をみせられた感覚です。
この映画の描写は時代を端的に切り取ってみせていたのでしょう。

映画としても引き込まれました。
ふたりの主人公のキャラと展開に目を離せません。

この二人が時代の代表ですから。私は価値観が重なる、からかもしれませんが。

昭和32年は今から思えば隔世かもしれません。でも、
そこから普及したものもいくつか、古い映像で感じました。
原点は今より純粋なことも映し出されています。

人の欲望は発達します。
経済至上主義から利己至上主義に流れるているように感じます。
それが良いか悪いかは別ですが。

不足を感じることが日常だった時代をこの映画は切り取っています。
今この映画をみることに価値を感じました。

【いもたつLife】

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祇園の姉妹

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二人の芸妓の姉妹はそれぞれお互いのことを想って、
何とかしてあげたいと思っています。
性格が反対で、おっとりとした姉とは違い妹のおもちゃは、
勝気ですぐに行動に移します。

家族のための行動は「浪華悲歌」と同じです。
ただおもちゃの行動は短絡です。
姉は一見バカで遠回りですが、正統です。
しかし結末、表向きは同じでした。(このあたりが卓越です)

男はわかっているけどやめられない・・・バカです。
短絡的な行動のおもちゃにもてあそばれるのはあたりまえです。

この作品は、人の根源をある一面ですが、表現しています。
70年前なんてことは関係ありません。
その表現として映画が使われたということです。
しかし、映画という表現方法で、こんなにも根本をあらわしていることに、
この作品の価値があります。

鑑賞中、自分の考えがどうなのか、そして、その術はどうか?
愚かしいのは仕方ありません。
けれどそれに溺れてはだめです。
溝口監督は時間を超えて多くの人に、問題を提起していました。

【いもたつLife】

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カサブランカ

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二人の男とひとりの女、微妙な位置です。
それは宿命からでした。
戦時下のカサブランカも微妙な位置です。
統治、人々、金、酒、後がない様、
戦争も人間社会の宿命のようです。

その中で硬派に生き抜く男が何をしたか、
してきたかが、物語です。

確かにリックはかっこいいの極みでした。
(イングリッド・バーグマンも綺麗の極みです)
それだけの作品ではありません。

戦時下の世界を映して、その中で=微妙な世界で、
生き抜く人々の性が描かれているから、
映画史に輝く作品になったのでしょう。

【いもたつLife】

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「病」になる言葉

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「言葉」が「体」に与える影響の重要さを深く解りやすく、
メカニズムを紐解きながら、事例も挙げて解説してくれています

淡々と語られている実用書なのですが、
時折読んでいて、涙汲んでしまいました。
根源的なことが書かれているから、
著者がとても優しいから、
本から著者の大きな愛を感じたからです。

実用書ですから、
これから幸せに生きてゆくヒントがたくさんありました。

現在の日本だから起きてる現象に悲哀がありますが、
それを嘆いても個人の幸せはありません。
この本はそこからの指針も示してくれていました。

【いもたつLife】

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キートンの探偵学入門

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リズムとスリルと、
わかっている意外性とわからなかった意外性、
そして、夢の中へのスムーズな移行と、
その中での、おもしろさ。

44分の中に、たくさんのおもしろさが詰まっています。
キートンは天才かも。

とにかくリズムが良いですね。
キートンはみればみるほど好きになります。

【いもたつLife】

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女の中にいる他人

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3人とも人のためのようでそうではない
「保身」です

夫が愛人を偶然にも殺害したことを告白するのは、
良心の呵責からでしょうか?
楽になりたいからのようにも思います。
だから最初は愛人の存在だけ告げ、
次に偶然の殺害を告白し、
最後は自首しようとします。

妻がそれを聞いたとき、(夫の真の愛情は黙り続けることかもしれません)
夫のことではなく家族のこと、
もう少し勘ぐれば、自分のために「あなたには罪はない」
(殺意がなかったのだから)と付け入る余地がない
神のような判断をします。
そしてラストでは・・・。

夫の親友(殺害された愛人の夫)は、
自分の妻が情事の果て殺されたのに、
親友(夫)を許します。
30年間、自分が信じてきた親友像を自分では壊せない
=自分を否定したくない、からではないでしょうか?

「保身」 必要だし大切ですが、
自分の都合だけの場合があることを知らなければいけません。

【いもたつLife】

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大金星

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一気に読んでしまえる本です。

劣等感があるので、妙に主人公に重なってしまいます。
懐かしさがこみ上げます。

情けない自分が、他人からみれば気づかないかもしれないけれど
勇気を奮ったときのあの感覚。
作品中に神の不公平が何度か記されますが、
あの感覚こそ、神が不公平ではない。
それを思わせてくれます。

続編がでるのでしょうか?
消化不良っぽいので続きを読みたいですが、
ここで終わっても粋な気がします。

【いもたつLife】

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キートンの恋愛三代記

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いつの間にか引き込まれています、キートンに。

石器時代、ローマ時代、1927年の現代、で、
同じテーマを時代で現します、笑わせます。

シナリオは、だめキートンが一矢酬いるのですが、
一筋縄にはいかない、ここがわかっていても、
面白い、だけでなく、感動を呼びますきっと。
きっとというのは、今映画を観ている人みんな、
もうこういうシナリオを何度も体験済みだからです。
とても先進な作品です。

キートンと周辺・演出が面白いのは語るまでもないことですが、
示唆している面白さが様々満載です。
ラストなんかちょっと皮肉っています。
三代で、夫婦が連れている子供の人数に違いを持たせています。
現在を予見しています。

とりとめがないですが、もう少し。
キートンをみているとジャッキー・チェンが重なります。
よどみないリズムと奇抜と楽しさと感動。

今までキートンをあまりみていません。これから楽しみです。

【いもたつLife】

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