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巴里祭 1932仏 ルネ・クレール

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ルネ・クレールの悪人は、タイムボカンの悪人と重なります。
本当の悪ではないから。
火付け役みたいな人も、皮肉屋も、街の迷惑掛けられた人の対応も、
嫌味がありません。

人々から愛らしいオーラを感じます。

雨に意味を、花売りとタクシードライバーに意味を、
酔っ払いのおっさんに意味を、雨宿りしている家の住民に意味を。
ルネ・クレールの映画は楽しさを演出してくれます。

もうひとつ、
アナベラがとても可愛い。
北ホテルを先に観ているのですが、北ホテルの綺麗さとは違う
可愛いアナベラです。
五つの年の差もありますが、表現力の、
五年の力量の蓄積も感じました。

【いもたつLife】

日時: 2009年10月10日 08:19