月別記事

ブログ 今日のいもたつ

外気温に合わせます

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サツマイモは寒さは禁物ですが、
かといって気温が高いところにおいておけば持つ。
と言うわけにもいきません。

種芋は重要ですから、なんとしても春まで良い状態にしておきたいので、
とおても気を遣います。

今年の12月は暖かめでしたから、
種芋のハウスは外気をシャットアウトしていませんでした。
そろそろ囲う時期です。
けれど全くのシャットアウトはもう一段寒くなってからです。

【芋日記】

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有機栽培の新しい試み

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春の定植までの半年以上前から準備している畑です。
畝(うね)の麦を除草対策として使おうという試みです。

3箇所で試していますが、
日が経つに連れて問題が出てきます。
ここの畑は、除草用の黒マルチがはがれました。
新しいことをやる=問題が起こる。
ですが、考えたことを実現させるには、
失敗するしか道はないですね。

【芋日記】

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今年の干し芋

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今年の干し芋は、
まずはサツマイモのまずは収穫量が少ない。
そして、デンプンが糖化しづらいという特長があります。

その中で、いずみは平年に近い糖化具合です。
収穫量は他の品種同様に少なかったのですが、
ほしいもへの加工具合はそんなに変わらない感じです。

今干しているこの平干し芋と角切り芋も、
乾いて行くごとに甘くなって行くのがわかります。

【芋日記】

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ストレンジャー・ザン・パラダイス 1984米/西独 ジム・ジャームッシュ

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1984年にハンガリーからアメリカに来た、ヒロイン、
アメリカにいた従兄と叔母さん、3人の考えや行動が冷戦末期を現します。

それらの主題をおいておいて、とても洒落た映画です。

ヒロインのキャラクターが魅力です。
それに呼応するようなカメラと物語、
淡々とほんの少しのドラマがあるだけ。

作中、「晩春」と「東京物語」と「出来ごころ」が台詞に出ます。
確かに小津映画を受け継いでいる雰囲気があります。

たくさんの人に「とても良い映画だからみなよ」と
勧めることはないという良い映画です。
好きと嫌いに分かれるでしょう。
私は、かなり気に入りました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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ココ・アヴァン・シャネル 2009仏 アンヌ・フォンテーヌ

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画期的、革命的に世にデビューしたことがわかります。
フランスにおいて1900年初頭に、貴族がこのままではいられなくなることを、
ココは体中で実感していたとしか思えません。

誰かがやる仕事をココが切り開いたのでしょう。

映画はそれとはちょっと違い、
ココがシャネルを立ち上げるところまでを映します。

主役のオドレイ・トトウが魅力的です。
それはこの映画がシャネルの映画の魅力を伝えることと、
彼女のファッションが見合っているからです。
シャネルのファッション自治を知っているわけではないですが、
革命的なココの実践と、反貴族的な衣装で、
それらを感じとることができました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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浮草物語 1934日 小津安二郎

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先が読める話ですが、小津監督は重々承知だったと受け止めます。
半世紀以上の日本の状況のことはわかりませんが。

先はわかっていても重厚な映画です。
やっぱり凄いですね。
話が進むほどにそれがまして行く演出です。

俳優陣の演技のきめ細かさも、
日本のサイレント映画ならではという感じです。
サイレントだとオーバーアクションになりがちですが、
自然にけれど目配せなどでさりげなく、
ストーリーをつなぎます。
これも小津監督だからでしょうか?

「父ありき」と同じ父子の釣りシーンが使われています。
このシーンは殺し文句のようなシーンです。

これも観ておいてよかった映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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山廃純米生原酒22by

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とっても待ち遠しい年中行事。
今年の菊姫は?山廃純米は?
蔵出しされたので、
冷や(常温)とロックと掟破りの燗で早速試飲です。

今年は酸味が一段と強いのが第一印象です。
酸味が強いけどスッキリした飲み口です。
ワインのようですが、アルコールは高いので注意です。
これだけ酸味が強い中に甘みも感じますから、
山田錦の旨みは相当なのでしょう。

ロックにするとスッキリ感が消えてしまいます。
今年は冷やの方がお勧めですね。

掟破りの燗ですが、
こちらは「ズドーン」と来る感覚です。
冷やでの甘みと酸味のバランスから複雑な味わいが
調和していたのですが、
突出した味の勝るものが主張し始めます。
これはこれで、生原酒ファンは怖いもの見たさっぽく楽しめす。

今年もこれが呑みきり原酒になり、
熟成してレギュラー酒になってゆく工程が楽しめます。

【酒呑みのひとりごと】

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歩いても歩いても 2008日 是枝裕和

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最初から良い映画の匂いがプンプンしていました。
好みの映画と言い換えても良いかもしれません。

個人としての人の嫌らしさとその嫌らしさは、家族だからだせるもの。
その嫌らしさは人がもつ弱さだし、可愛さでもあります。

父も母も娘も息子も孫も、誰が決めたわけでなく、
どうしようもなく自然に生まれた関係です。
その絆ってなんだろう。
それがテーマです。
それを大事にするしか誰も他にかわるものはありません。

映画は親から子の世代に移ったところでラストです。
それは子の世代から孫の世代へ、
この映画で語られた親と子が生きてきたと同じことがはじまる始まりです。
はかない人生過ぎれば早い時間に、
親子が触れるのはほんの一瞬であることを、
観るものに強く語ります。

脚本も見事です。
謎が少しずつ解けながら、新たな疑問が出ます。
それが家族の立場を説明し、これからを暗示させます。

小津映画や成瀬映画と通じてしかも、
オリジナルの是枝映画です。
とても良い映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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柚子

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親しい農家が、はしごにのって庭先の柚子をとってくれました。
来る人みんなにとってあげているのでしょう。
手が届くところには柚子がありません。
見上げて柚子の木と気がついたほどです。

柚子は皮ごと使いたいから、
無農薬は安心で、重宝します。

【芋日記】

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お客様が来ました

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東京からお取引しているお客様が干し芋産地の見学に来てくれました。
茨城の自社農園で有機干し芋作りを視察してもらいました。
4名でいらっしゃったのですが、
実際に干し芋作りも体験されました。
お昼休憩後は、親しいたかおさんの家に干しあがっている
いずみ干し芋を見に行きました。

たかおさんはもてなしが良く、
お茶と漬物と干し上がったばかりのいずみ平干し芋を
準備してくれていました。

漬物も干し芋もとても美味しく、お客様も満足そうでした。
たかおさんご夫妻ありがとうございます。
そしてお客様、お疲れ様でした。

【芋日記】

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