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眼の壁 1958平 大庭秀雄
東京から田舎へと展開してゆくところ、
登場人物の素性があきらかになってゆくところ、
松本清張らしく面白かったです。
佐田啓二の落ちついた二枚目ぶりは、
当時かなり人気があったことを容易に想像させてくれます。
新幹線がない時代の旅、出張がどういうものなのか、
松本清張とふれると、そこにも思いが馳せます。
同じく通信手段も。
日本はがむしゃらに走ってきて、
今は大不況と言われますが、それでもまだ、
走り続けているような気がします。
直近30年くらいの自分の人生を思い返すと、
その流れに自分の生きてきた時間が重なります。
からっ風野郎 1960日 増村保造
弱いくせに粋がって、社会を斜に見て、
負けるのがわかってリングに上がっているボクサーのように、
生きている主人公=三島由紀夫、
なにか自分と重なります。
サルのおもちゃを主人公に見立てますが、
それも自分と重なります。
弱いけど懸命に生きて、悪だけど根っからではないから、
分不相応な妻に見初められるのも、
自分と重なります。
素直になった直後に死が訪れました。
死に際のことを考えさせられました。
或る殺人 1959米 オットー・プレミンジャー
人が人を裁くことには、矛盾があるのですから、
立場によりその結果は変わります。
今までもこれからも、裁判は人が裁くのですから変わりません。
この映画も、裁くことについて描かれていますが、
ただあまりにも不可解なことが多いストーリー進行でした。
その代わりと言ってはですが、
法廷闘争=検事と弁護人の二人の力が入ったシーンは、
とても良く、これ自体が後半のほとんどですから、
ストーリーは別にしても、引き込まれます。
疑惑を両者の言い分で推測し、有罪か無罪を決めるわけですから、
当事者以外は、(当事者を含む時もある)ことの真意はわからずに、
決めなければなりません。
その点では、不可解なまま裁判が進むのは、
映画的ではなく現実的だったとも言えます。
ただ、そこを狙ったようには思えませんでしたが。
一番美しく 1944日 黒澤明
戦時中の国策映画です。
「女子挺身隊」の工場の様を描いています。
どうしても美化されていると感じますし、
それが故の国策映画でしょう。
今この映画を観て、太平洋戦争のことを、
ああだ、こうだ。言うのは傍観者で、
戦時中のリアルタイムでこの映画がどうとらえられたのか。
きっと人それぞれでしょう。
登場する人たちと同じ気持ちの方も、また、
醒めてみた方もいることでしょう。
当時、映画の与える力は今とは比べ物にはならいことも
わかります。
今は映画ではなく、何で、同じことを、同じ影響を受けているのか?
ちょっと不謹慎にもそんなことも考えながらの鑑賞でした。
ずっとあなたを愛してる 2008仏 フィリップ・クローデル
「最善」という言葉の意味を深く考えてしまいます。
息子の殺害の代償として、
主人公は己の一生に十字架を架しました。
主人公は最善の選択をしたのは間違いがないではないか、
でも何かが違います。
この映画はそれを語ります。
それは人が本能だけで生きていないから、
そして本能も働いているから、
ではないでしょうか。
許されることではないことをしてしまった主人公ですが、
高貴な生き方をしています。
その主人公が服役してもう一度人として生き直す、
それを肉親、新しい家族や新たな友とともに
丁寧に描かれているとても良い作品でした。
信心はないけれど
ここが、どれだけ由緒正しいかを今回知りました。
長野市の善光寺に観光で行ってきました。
欧米の映画を見ると、キリスト教とは切り離せられない、
ストーリーやシーンはよくあります。
日本の信仰心との違いを感じます。
何かに手を合わせるという行為は、尊いこと。
ということをあまりにも考えないで長く生きすぎたかな。
と反省します。
こういう場所に多くの人たちが集うから、
実際に自分も来たからまだ良いのでしょうけれど、
もう一歩踏み込んで、なぜ善光寺に来ているのかを、
もう少し重く感じたいとも思いました。
祇園囃子 1953日 溝口健二
溝口監督の映画には魔力があるかのように、
画面に釘付けになってしまいます。
本作も例外なく。
安定した絵の中に、
演者がまさに役そのものに生きていて、
カメラに余韻が残り、次の展開まで、心が探ります。
その繰り返しです。
この物語では、祇園を舞台に芸者を通して、
人の世の慣わしと、人の本分、
肉親との関係(ここでは一番近い父親との理不尽な関係)
より以上になる他人との関係などが描かれています。
それらのテーマにも引き込まれますが、
テーマが何であれ、釘付けになる魅力を、
今回は鑑賞中感じました。
当時の若尾文子さんの映画は何本か観ていますが、
木暮美千代さんとともに、
この作品の演技がピカイチに感じました。
ミスティック・リバー 2003米 クリント・イーストウッド
人の原罪、生きることのやるせなさ
を感じずにはいられません。
それと、時が流れてしまうこと、
それは年を重ねて自己を肯定する論理を身につけてしまうこと
のようにも思えます。
生きること、家族や友人、知人と一緒に、
社会で生きるしかない人は他の生き物とは違う、
生きる怖さと同居しています。
クリント・イーストウッド監督は、
独特の観客を魅了する間合い・流れでそれを作ります。
かつて小津安二郎監督がそれをしたと同じように感じます。
ワイルドタウン 2004米 ケビン・ブレイ
ちょっと展開が安直な感じですが、
あの街の状況で司法だけは機能しているのは、
アメリカの美ですね。
展開が早いのであまり細かいことに
気をとられません。
ストレートにアクション映画として
撮られたという印象です。
ダイハード4 2007米 レン・ワイズマン
面白くないとは言いませんが、
頭がクラクラしてきてしまいました。
途中、どっかでこの映画みたことあると
感じていたのですが、ランボーでした。
まだ物が壊れるのかなぁ~、
とドキドキしてしまいます。
ただ、戦闘機ってあんなに小回りができるとは、
発見でした。