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ブログ 今日のいもたつ

映画講座 2010年春2回目

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「あの頃君は若かった!」をテーマに、
24の映画をダイジェストで、
小澤さんの解説つきでの2時間でした。

27名の主演俳優の若かりし頃、デビュー当時の映画のワンシーンは、
面影はあるものの、イメージとはだいぶ違う人もいました。
そんないイメージが変わらない人もいました。
まったく知らない人もいました。

小澤さんが10年以上かけて収集した結果なので、
貴重なフィルムも沢山あり、今回も満足?勉強?
になりました。

【いもたつLife】

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埋れた青春 54仏 ジュリアン・デュヴィヴィエ

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男女の四角関係で起きた殺人事件が舞台ですが、
18年前の回想として描きます。
それを若き主人公が追うことで、
フランスの司法と社会のことなかれ主義を、
身近な家庭や学校でも反映させてあぶりだしています。

重層的な構成になっています。

美しい妹役のエレオノラ・ロッシ・ドラゴに眼が行きがちですが、
他の俳優陣も持ち味を発揮しています。

若き主人公の叫びに共感しながらも、
都合が悪いことをこの場合は恩赦という形で収める世の中、
人の弱さにつけこむ人の残酷さに嫌悪を感じながらも、
その一員であることも認識しないではいられませんでした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

ほしいものさつま芋の苗の定食:マルチ

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畝(うね)にマルチを張ります。
マルチにはこの用に黒のビニール、透明のビニール、
紙などがあります。

見てのとおり、これだと畝が暖かくなります。
けれどもっと期待しているのは、除草対策です。
他には、苗がある文だけ植えることができる点です。
マルチ出ない場合は、すぐ植える分だけしか畝を立てません。
立てておくわけにはいかないからです。

【芋日記】

日時: |

逢びき 1945英 デビッド・リーン

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恋に落ちた二人、特に女性の気持ちが、
86分に見事にまとめられています。
上品な作品です。

一見は不倫ですが、不倫という状況設定であって、
人の心のありようや、生きていく中のはかなさを、
また、おもいのままいかない社会を描写するために、
設定された不倫です。

だから題名は、邦題の「逢びき」よりも原題の
「Brief Encounter」の方がしっくりきます。

別れを邪魔するおせっかいおばさんの演出も良いし、
ラストの夫の憎い台詞と仕草は、
なかなかできないけれど、こうありたい、
妻を本当に愛している姿でした。

観ているときよりも見終って少し時間が経つと、
良い映画だったと感じる作品です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

アサヒ・ザ・マスター

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ドイツビールとエビスビールばかり飲んでいるので、
違うビールを久々に飲みました。

確かにピルスナータイプです。
だれにも好まれる味でしょう。

主張はあるけど控えめ。私の感想では。
とにかくアサヒが「ビール」を造ってくれたのが
嬉しいです。

【酒呑みのひとりごと】

日時: |

腰抜け二挺拳銃 1948米 ノーマン・Z・アクロード

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キートンやチャップリンの孤高の存在がいての喜劇
とは違う、チームでつくった喜劇という感じです。

主役ボブ・ホープに加えて、ジェーン・ラッセルという色気も加わっています。
また、キートンらの精神は引き継がれていますし、
名探偵コナンをはじめ多くの元ネタになっています。

古い映画フリークを自称しますが、好きだからだけでなく
新鮮さや意気込みや感動を、古い映画から受けるのは
私だけではないのではないでしょうか?

余談ですが、「腰抜け二刀流 1950日 並木鏡太郎」
というこの映画の焼き直しが昨日まで神保町でやっていました。
行きたかったなあ。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

ボロを着た王様 村崎太郎

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部落民の差別は何も変わっていない。

差別している加害者がそれを意識していない。
させられていない。
そして臭い物の蓋をあけようとしない。

差別はしている方が意識しているかは問題ではありません。

人間の本質、被差別側にはまわりたくない。だから・・・。
著者もさいさん語っていますが、なかなか書けない問題です。

こういうことは目を凝らさなくては、
耳を傾けなければ、ますますわからなくなっています。

【いもたつLife】

日時: |

木曜組曲 2001日 篠原哲雄

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密室に近いミステリー劇で、
その謎とスリルを味わう映画なのですが、
いまいち緊張感と、?マークが結構多い進行が気になりました。
が、
この映画は女優陣を楽しむ映画でしょうから、
そのへんは多めにみて楽しめば良いのでしょう。

しかし、このころの映画をあまり観たことがなく、
女優さんが誰かがわからず、浅丘ルリ子さん以外、
見たことがあるようなないような。

映画は現代劇の場合、その時代の空気を伝えます。
2000年初頭の空気はやっぱり今と違うし、
よく観る古い映画の魅力も改めて感じることもできました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

自然農の茶摘み

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福岡正信さんが提唱した自然農を
かなり忠実に実践している知り合いのお茶摘みを手伝いました。
住まいは静岡の市街地から1時間ほど山に入ったところですが、
お茶畑はさらに10km奥に入った村の、しかも
その村で一番高い位置のにある畑です。

数時間のお手伝いですが、夏日なのに涼しい風と、
鳥たちの声を聞きながらの心地よい農作業でした。

【いもたつLife】

日時: |

レ・ミゼラブル 1957仏伊 ジャン・ポール・ル・シャノワ

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1800年代のフランスを映像で体感できる。
映画ならではです。

この映画は、読み手に任せる本と同じような、
映画になっているところです。

各登場人物の人となりや、時代背景、
その時代の人々のあり様に、
造り手の押し付けを感じることがあまりありませんでした。

3時間の長編ですが、
常に自分で思考していました。
だからきっと1800年代のフランスを体感した感覚になったのでしょう。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |