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ブログ 今日のいもたつ

燗つけについて

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晩酌は熱燗です。
今回燗付け器を頂きまして早速試しました。

ここのとろろは、ティファールでお湯を作り、
チロリで燗という正攻法での燗でした。
これは少々熱のあたりが強いようです。

ティファールでお湯を作っての燗だと、
お湯の温度の調整が必要になりますが、
この燗付け器はそれが不要です。
その点は便利です。

毎晩5種類くらいの菊姫を燗で呑む身としては、
チロリとこれの併用になるかなという感じです。

プレゼントしてくれた、Yちゃんありがとう。

【酒呑みのひとりごと】

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アンナ・カレニナ 1948英 ジュリアン・デュヴィヴィエ

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愛するがゆえに、愛されたいけれど、愛する人の足かせになれない。
けれど、愛されているから身を引けない。
そんな胸の内がうまく表現されていたと思います。

そのあたりがヴィヴィアン・リーでしょう。

人としての生きる道や、母としての気持ちと
それとは別感覚の宗教や貴族の間の社会性を、
映画を見て気づくこともありました。

ただ、「不安」や「ダメ」と直感できる選択をしてはいけない。
ことを確認しながら鑑賞しました。醒めた映画の見方ですが。

【いもたつLife】

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ニノチカ 1939米 エルンスト・ルビッチ

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シーンを見せないで、断片の変化での語り方は心地よくなります。
(3つの帽子が掛け変わるところ)
観客のイメージはそれぞれ違うけれど、
一番自分に合った変化を思い浮かべて、次からの話に入ります。

「ガルボが笑う」は有名なキャッチですが、そのきっかけが、
相手役が自分が意図しないことから始まるのが、そのシーンが言いえています。
そのガルボの豹変ぶりも、他にも共産主義の建前と本質をつく流れも、
よどみなく、最初から最後まで楽しく見ていられます。

1939年の、西の雰囲気がよくあらわれているように感じます。
当時の人の意識とは正反対の、
すでに取り返しのつかない状況になっていることが、
実感できないでいることがこの映画に納まっているように思います。

【いもたつLife】

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新平家物語 1955日 溝口健二

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ぜいたくな作品です。
エキストラの迫力、着物や弓刀から調度品まで、手を尽くしています。
日本映画の黄金期と溝口健二の当時の存在感が伝わってきます。

公家と武家と寺の立場・力関係を、
監督が持っている京都の美学で描かれているのもわかります。

二人の女性像も興味深かったです。
公家から武家になれない清盛の母
公家から武家に変わることができる清盛の妻
時代の大きな変わり目にどう振舞えるか?
今また、同じように時代の変わり目です。
今生きる中で考えさせられるテーマでした。

市川雷蔵の力いっぱいの演技もよかったですね。

【いもたつLife】

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全脳思考 神田昌典

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10年前から振り返ると仕事のやり方が
大きく変化してることに気づきます。
これからの10年も変わってゆくのですが、
そのヒントや方向性を感じさせてくれる内容です。

とにかく、情報量が莫大になっている
現代ですから、自分がどうそれらと付き合うか。
正解を求めるよりも、
個として公として、
(生活の中心は仕事なので)
納得できる仕事のやり方を探ることは大事です。

新しいひとつとして実践する価値があることが
書かれていると思いました。

【いもたつLife】

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沈まぬ太陽 2009日 若松節朗

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この映画で描かれている国民航空は、
お客に社会に社員に何を与えているのだろう。
どこへ行こうとしているのだろう。

勝負に勝った負けたと、こだわるやつらは、
誰と何の勝負をしているのだろう。

人がつくりだしたのに、人からはなれた巨大な生き物、
そのひとつを日本人なら感じることができるテーマとともに語られています。

改めて自分が持つ価値感を疑う正常さを身につける大事さを思います。

【いもたつLife】

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おだがけ?はざがけ?

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ほしいも 産地=茨城で稲を天日乾燥させることを
「おだがけ」と言います。
全国的には、「はざがけ」と言います。

東北地方では、棒を一本たてて天日干しする
「棒がけ」をします。

今では11月の稲刈りなんて、変わりものです。
しかし、ここから稲が乾燥され、脱穀され、来年まで大事に保管されます。
米農家は農閑期という忙しいやるべき仕事に入ります。
そして、今の暦で立春の頃、お正月を迎えます。

旧暦は農業暦なのが、自然農に携わると実感できます。

【米探訪記】

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静岡の秋の風景でした

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茶畑は秋の収穫が終わり、今紅葉が始まり、
その山は、今回の稲刈りの田んぼにせまる場所にあります。
近所では椎茸が育てられ、さつま芋掘りも今が掘り時という感じでした。

すっかり稲刈りが終わった田んぼは、
山あいの中のところどころの平地に、
段々に小さく佇んでいます。

日当たりの良い斜面には、
お墓もあります。

これは静岡と言っても私が哀愁の風景です。

【米探訪記】

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自然農の稲刈り2009

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自分と家族とほんの親しい人たちにしか
行き渡らないけれど、
米や麦や野菜を自然農で育てている
友人の稲刈りに行きました。

一般栽培とは当然、全然違う田んぼ。
有機栽培とも違う田んぼ。
強いて言えば、不耕起栽培に近い田んぼです。

手刈りの稲刈りなんて体験することはなかなかできません。
お膳立てしてもらってるからこそです。

「手伝ってくれてありがとう」と言われますが、
本当にありがたいのは、私の方で、
稲刈りさせてもらってありがとうでした。

【米探訪記】

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自由を我等に 1931仏 ルネ・クレール

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お金はとっても大事だけど、自分にとって何番目くらいになるか?
お金をその観点で考えるのは、
この手の映画を見た時だけではありません。
割と日常でもふと考える事はあります。

とっても大事な存在ですが・・・。
で思考がいきづまることもあります。

この映画の主人公ルイも、
大金持ちになってずれた自分、に気が付きました。

金を手にすると自由を失うことにもなる例です。
だけど、金がないと自由になれません。

ルイは金を得て自由になる権利を手に入れて、
金を捨てて自由になりました。
そこが面白いですね。

資本主義の風刺を表現しながら、
(もう一人の主人公のエミールの恋を入れながら)
この時代に個人としてどう生きるか、
社会に従うのか。どう付き合うか。
興味は尽きないで鑑賞しました。

ルネ・クレールは多才です。

トーキー当初だけに、サイレントの雰囲気が漂い、
それと映像がマッチもしていました。
過渡期を垣間見る事も出来る作品です。

【いもたつLife】

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