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ブログ 今日のいもたつ

大学の若大将

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国も生き物のようです。
若い日本が溢れていました。
今は老いていることがわかります。
時代の流れはそれを繰り返すのでしょう。

現代の方が生活水準は格段に豊かになっているのに。
この映画当時は今のような豊かさを求めていたのに。
この頃の方が希望があります。

生活レベルを下げて(戻して)暮らすことは出来ませんから、
今の方が過ごしやすいに決まっています。
結果がわかっているから懐かしく思うのかもしれません。
けれどこの勢いは羨ましいです。

大学が舞台ですが、私達年代の大学のイメージそして過ごし方は、
この時にすでに出来上がっていたのもわかりました。
この路線の上を何も考えずに、生きていたのもわかりました。

【いもたつLife】

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オリジナルほしいも2

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オリジナルほしいもには、
紫芋ほしいもも詰め合わせの予定です。

そこらじゅう まっ紫になりました。

安納芋のオレンジとの対比が鮮やかです。

まだまだタツマならではの
オリジナルのほしいもを販売に向けて作ります。

【芋日記】

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オリジナルほしいも1

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今月下旬に発売を予定している商品
「オリジナルほしいも」は、
タツマならではのほしいもを詰め合わせます。

その中のひとつが
「安納芋ほしいも」です。
安納芋は肉質がもろく、繊維質があるので、
ほしいもに加工しにくい品種のさつま芋です。

皮むき、スライス、ひろげ、が やりづらいこと。
悪戦苦闘で製造中です。

【芋日記】

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ジャンケン娘

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私より2世代位前のアイドル3人娘です。
3人それぞれの個性があり、人気があったのも頷けます。
3人とも同じ年というのも初めて知りましたし、
3人揃っているのをみるのも初めてでした。

小学校の頃、お気に入りのアイドルがいて、
日曜日になると出演するテレビ番組をくまなく探して見た覚えがあります。

この映画の時代は、まだテレビではなく、雑誌でしか身近に触れることが
なかったでしょうから、きっとこの映画はたくさんのファンの待望の元で
つくられたのでしょう。

3人の個性を引き出すミュージカル風の演出も良く、
ストーリーもそれなりに出来ていて楽しめました。

この時代に思春期を生きていたら、この中の誰を追っかけてたかな?
一世風靡しただけあって、3人とも可愛く魅力的でした。

【いもたつLife】

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エノケンの頑張り戦術

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シーンが切り替わると予想もしない設定が待っています。
“こう来たか!”思わず手を叩き笑ってしまいます。

最初から最後までテンポ良く、その中にストーリーを入れ込んであります。
笑って過ごせる映画なのですが、
エノケンが家族を思い、少々泣かせる場面もあります。

防弾チョッキのメーカーの社員という設定が、
いかにも1939年の映画という感じを強く受けました。

【いもたつLife】

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干し場の崩壊

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昨日未明からの大荒れの天気で、
干し場に大ダメージを受けました。
ビニールハウス2棟が無残にも・・・。

干してあった干し芋が少なくて幸いです。
干し場一杯だったらと考えると、ぞっとします。

いつも天気予報は気にしているのですが、
ついつい甘くみてしまいます。
それと、自然の恐怖も甘くみています。

バスも電車も仕事も学校の授業も、
何からなにまで時刻どおりきちっとなんて、
実は自然が静かな条件下なんですよね。

【芋日記】

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肉体と悪魔

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1926年の無声映画です。
主演のグレタ・ガルボは当時20歳か21歳ですが、
とても大人っぽいのに驚きます。
彼女の出世作だそうですが、すでに大女優の気品があります。

物語はガルボを絡めた、男の親友ふたりの友情と愛情が
描かれています。

フェリシタス(ガルボ)は二人の男を求めます。
男二人はフェリシタスに振り回されます。
大きく欠けているものがあるのですが、自分ではわからないのでしょう。
男のうちの一人には妹がいます。
フェリシタスが持つ美貌は持っていませんが、
フェリシタスに欠けているものを持っています。

そんなストーリーも面白いのですが、
見所はやはりグレタ・ガルボです。

姿、かっこう、仕草、せりふ、すべてにおいて男ならひきこまれます。
そして、場面場面で違った性格を現す表現力が素晴らしいです。

ガルボを含めた、キャスト陣の顔(特に目)の演技は、
サイレントならではでしょうか。
少ないせりふを充分に補っています。

【いもたつLife】

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破戒

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なんていうレベルの作品なんでしょう。
感動しました。
もう観て欲しいとしか言えません。

けれど少々感想を。
市川雷蔵が生徒の前で部落民だったことを告白するラスト、
固定カメラでとても長い台詞を見事に演じます。
素晴らしい演技です。
そして、その時の先生の言葉が良いのです。

いつも思うのですが、少し古い日本の言葉は
“ものすごく綺麗で、深みや優しさ”があります。

そして、明治時代の教師を再現しているのですが、
まさに教師の鑑という感じです。

ここからラストにかけて感動してゆくのですが、
この感動の奥に本当にいろいろと考えてしまうことが多い作品でした。

きっと社会は、ほんの少しずつですが、良くなってゆきます。
そんな人間の可能性がある、
悲しいけれど希望がある映画でした。

【いもたつLife】

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こころ

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高校の頃、国語の授業で「こころ」を取り上げました。
不真面目な私は、「こんなのやってられねぇ~」と
突っ張ったのですが、なぜか同じ不真面目仲間は皆、
「こころ」に惹かれ激しく議論を。
ひとり蚊帳の外の思い出があります。

今回は原作でなく映画ですが、その頃を思い出しながら鑑賞しました。
高校の頃だったらどう思うのだろうか?
そんなことも考えました。

これから生きる年代と
ある程度生きてきた年代ですから、
思うところは違います。

では今の自分は?

誰もが犯しやすい過ちは、条件がそろえば犯しがちです。
少なくとも過ちを犯す多くの条件がそろわないで、
ここまで生きてこれたことは、とても幸運だったことに
ありがたさを感じています。

【いもたつLife】

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ベラミ

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本当に自分が生きたい生き方をするのは難しい。
この映画を観て思いました。

主人公は、成り上がってゆきます。
何ももたない平民から、上流階級の金も地位も名誉もある所へ。
なりふり構わず、結果だけを求めて。

己の野望を成すのは、それはそれで、深い欲を満たすものでしょう。
しかし、根本とは違う生き方は永久に満たされません。

主人公は悪なのに、凋落しません。
最後まで君臨しています。

観ているものにとっては、悪が凋落してゆく方が“すっきり”します。
しかし、この男にとっては、みてくれの栄光を極めていったって、
いつまでも満たされないのですから、
凋落しないのは、かえって地獄なのではないか!
それを強く感じました。

【いもたつLife】

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