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ブログ 今日のいもたつ

薪割り

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昔とおなじように薪をかまどにくべて、
ほしいもを蒸かしている農家が、薪割りをしていました。

この農家のところには毎日のように来るのですが、
くべる薪があるのが、あたりまえになっていました。
当然薪を準備しないと燃せないですね。

薪割り風景は久しぶりにみました。
力いっぱいの姿と、カーンとかザクッという音が響いていました。

【芋日記】

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ほしいもの視察にお客様がいらっしゃいました

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雪深い石川県かほく市から、
ほしいもの視察にお客様4名がいらっしゃいました。

金時芋から優良選抜した「かほっくり」という品種の
さつま芋を栽培している農家の方々です。

私たちより、農業はもちろんさつま芋に関してもプロで、
ほしいもの視察でしたが、こちらがさつま芋をはじめ
農業について教わることが多い時間を頂きました。

日本の農業は生産力や生産性の弱さを指摘され、
でも技術は世界でもトップレベルとも言われます。

触れ合う農家の皆様と話しをしていると、
そのどちらも感じます。
しかし、篤農家と言われる人たちは充分に
世界に通じることが伺えます。
今回もそれを感じました。

なぜなら、何十年という月日を
「どうすれば良いものが収穫できるか」
と問いかけてきたのかが、話をすると醸し出るからです。
農業人口はわずかです、しかしながら、
誰にも負けない自負がある人たちもまだまだたくさんいます。

日本の農業もこれから
一皮向けることを今回も感じました。

【芋日記】

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007カジノ・ロワイヤル 2006英 マーティン・キャンベル

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このシリーズをよく知っているわけではないですが、
かなりの危機感があって“生まれ変わった”印象を受けました。

危機があるということは、それだけ遺産がある裏返しです。
冒険ではありましたが、
ジャームズ・ボンドを変える大手術が、
この映画の他の多くの魅力を引き立て、
支持者を満足させ新しいファンも獲得したのではないでしょうか?

私も掛け値なしに楽しみました。
ジャームズ・ボンドにターミネーター的なテイストがあったことが
何よりの楽しさでしたね。
特に冒頭、どっちを応援したくなるかという、
ちょっとした裏切りを観客に思わせる所、ここで私ははまってしまいました。

【いもたつLife】

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三文役者 2000日 新藤兼人

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タイチャンは、
子供そのものの人だったことがわかります。
演技ができる偉大なる子供だったことでしょう。

表面だけをみると、うざったくて、付き合い切れない。
でも純粋だから、目を離せない。逆に、身近であればあるほど、
生きる勇気とか意味とか生きがいをもらっていたのでしょう。

希少な人であり、貴重な役者さんだったことがわかります。

劇中、乙羽信子さんのコメントと、懐かしい映像が観れます。
私のような(古い)映画好きには、嬉しい映画でした。

【いもたつLife】

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短くも美しく燃え 1967瑞 ボー・ヴィデルベルイ

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食べなければ生きられないように、
人は、人が生きてゆく中でできたシステムの中でしか
生きられないのでしょう。

この映画の不倫(と言うのかを考えてしまいますが)は、
不完全が前提でできた人々のシステムからはみだしたものでした。

実際に、食べられなくなることで最後を迎えるのですが、
それは、子孫を残す生物たちの生涯のような成就だったように
映りました。

二人で生きたことに、幸せを心から、これが魂の幸せと感じ、
生きてきた社会に不満を持つわけでもなく、
誰のせいにも何のせいにも、そんなことは二人にはまったく眼中に無く、
時が流れ最後になりました。

絵画のような映像の美しさに、
かぶせるよな音楽は、この映画を語っています。
こんな表現にもっともっと目が釘付けにされたいと思う、
感受性の無さにちょっと嫌な自分がいました。

【いもたつLife】

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浮き雲 1996芬 アキ・カウリスマキ

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大不況と言われる最近と同じような背景、
夫婦が失業してどうするか。という話なのですが、
不況・失業はその人の今までの、これからを、
わかりやすく表現する手段だったようです。

社会と離れては生きられないので
人は、社会が変わってしまうとその価値も変わってしまいがちです。
経済的にも、社会の中の地位も。
今まで生きてきたのは何だったのかを考えてしまいます。

何もなかった時の方は怖いものがなく、
身に付けると手放せなくなります。
築いたものに執着しないのは強さです。
いつも築けるという気概も強さです。
果たして今の自分は・・・?

余談です。夫婦の犬が登場するのですが、
親しい ほしいも 農家の犬にそっくりでした。
姿格好もそうなのですが、態度まで。
かわいい限りでした。

【いもたつLife】

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いよいよ ほしいも日和

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12月に入っても温かい日が多く、
ここ一週間は、曇りか雨の日ばかり。
(昨夜も雨が・・・)

週間予報で晴れマークが続く、
ようやく冬らしい天気になりました。

朝晩だけでなく、日中も寒く、
干し場の作業は大変ですが、
いよいよ ほしいも日和です。

【芋日記】

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紫カリフラワー

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頂きものです。
ほしいも の仕入れで農家周りをすると、
色々な差し入れを頂きます。

「めずらしいから持ってきな」
と言われて、早速茹でて頂きました。

どっちも美味しい。
Gさん、
ごちそうさまでした。

【芋日記】

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クリスマス・キャロル 1977英 モイラ・アームストロング

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強欲爺さんが、クリスマス・イヴの一晩の夢で、
見事に善人に変わってしまいます。
出来すぎですが、結果オーライで、
クリスマスに親子で観てほのぼのする定番映画という感じです。

ほんのちょっぴりの幸せが豊かに描かれているところが
とても良かったです。
セットも19世紀のイギリスらしさで
丁寧に造られていたようにも感じました。

【いもたつLife】

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悪夢のエレベーター 2009日 堀部圭亮

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前半のドタバタはおもしろく、
しかし、転換点前ではあきがきます。これはワザと観客に、
「このままではつまらない映画」であることを示唆させている位
タイミングよく次へ、本当のテーマへと舵を切ります。

転換点からもなかなか真のテーマは伝えてきませんが、
それがラストの、腑に落ちる、
「これもそうか」となるテーマになります。
現代社会の大きな病を考えさせられます。

随所のエピソードが本線に絡まれてゆく
王道もあり、語りすぎないラストは
大人として扱われた映画でした。

【いもたつLife】

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