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好色一代男 1961日 増村保造

原作の精神に市川雷蔵の魂が込められています。
原作当時の何でもありのお上は、今も変わらずです。
いつの時代もどう生きて行くかも変わりません。
自由に生きることは自由な精神でいること、
それを持ち続けるのは簡単ではないから、
世之介というヒーローが生まれました。
くだらない奴だとか、調子の良い話だと、
片付けてしまえない物語です。
芋の収穫が後れている証拠
有機栽培の自社農園の畑です。
ここは干し芋作りの時期は干し場になります。
サツマイモの収穫を終わらせて、干し場作りにいつでも入れるようにと、
芋を掘り起こしたのは早いのですが、
なかなか他の畑の芋の収穫が手間取って、
後回しにしておいたら、
草が生えてきました。
もうかれこれ掘ってから2週間経っています。
ボローニャの夕暮れ 2008伊 ブービ・アバーティ

17歳の女子高生が親友を殺害していまいます。
1938年戦時中のイタリアで事件は起こり、家族はバラバラになり、
その15年後(多分)までのその家族の物語です。
事件の主犯の娘の父親の溺愛が中心に、15年間の家族を映します。
その父親ぶりは、万国共通で私自身も重なります。
溺愛は罪を犯す娘が育った一因です。
また、美しく活発な母と正反対の娘が持つ劣等感も事件の一因です。
(母と娘はお互いに劣等感を持つものなのでしょうか)
戦時中の混乱と家族の混乱が重なり、
イタリアの復興を家族の再生も重なります。
娘が起こした殺害は異常で、娘も異常で、それが戦時とも重なります。
戦争と絡めた節はありますが、
根源は、夫婦、親子愛の不器用な表現です。
実に下手です。
親子はそれぞれ各々が尊い存在とわかっています。
私達の日常は戦時でもないし、不器用な愛情表現で、
罪を犯してしまうこともありません。
でもこんな表現しかしていません。
何も起こらないことを肝に銘じたいですね。
武士の家計簿 磯田道史

世の中派手なことには、目も関心も行くものです。
連綿と家計簿をつけ続ける三代にわたる武士が脚光を浴びるのは、
中々ないことです。
けれどそこには華々しい合戦の記録と変わらない
興味深くて貴重な物語がありました。
著者は稀有な武士の家計簿からたくさんの発見と、
自論の裏づけを確認しています。
時は幕末から明治維新そして、大正に至るまで武士達の日常を蘇らせました。
そこには激動を生きた生々しい声が聞こえます。
一見地味な家計簿=記録から、大いなる価値があること。
現代は記録を残すことが容易になりました。
では、どんなことを残すか?それが問われているように思いました。
有機サツマイモの種芋
有機栽培に認証には、あたりまえですが、数々のハードルがあります。
ポイントのひとつは、「汚染」です。
「汚染」というには大げさかもしれませんが、
有機栽培のものが、一般栽培に触れることもないように管理します。
有機干し芋の原料の有機サツマイモは専用のコンテナで収穫します。
有機種芋も昨年までは専用コンテナを使っていましたが、
今年は米袋を使うことにしました。
その米袋も一般栽培の玄米が入っていた袋は使いません。
有機栽培の玄米が入っていた袋を使っています。
「そこまで(厳密)するの?」
と思われるかもしれませんが、
だから有機認証は信頼できるということです。
キュアリング
サツマイモは、穀物と違い、保存に難ありです。
保存性を高めるために、キュアリングということをします。
35度~40度、湿度100%で60時間~72時間(もっと長くてもOK)
の中にサツマイモをおいておくと、表面にコルク層と呼ばれるものができて、
保存性が高まります。
干し芋農家では、サツマイモを蒸かすためのボイラーの蒸気を利用して、
キュアリングする農家がたくさんいます。
丁度キュアリング終了の農家です。
サツマイモを一気に冷ましたいために、
夕方終了させて、外気にさらします。
キュアリングをしておいて、ビニールハウス内の保管だと、
かなりの寒さでも理論上は大丈夫です。
畑を測って収穫です
有機栽培では、隣の畑の農薬の飛散を考慮して、
緩衝帯というものを設けます。
緩衝帯で収穫された農産物は、有機栽培で育てても、
有機栽培としないという決まりがあります。
そこで自社農園の有機干し芋の有機サツマイモの収穫も、
緩衝帯はきっちりと測って別収穫しています。
花のあと 2009日 中西健二

静かにあくまで静かにはじまり、終わりました。
藤沢周平の世界を伝えるためです。
ほぼ止まっているシーンを多く使い、つなげて、
無駄な説明は省いて、綺麗な仕草と表情、
自然を時の流れで映し、深い物語としています。
しっとりと心をとらえてくれました。
ヒロインは花の季節に「ではまた」と言って別れた理想の男と、
その後一度剣をまじえることが出来ただけでした。
しかし一年が経ち、ヒロインには、
理想ではないけれど、素敵な男が待っていました。
この男を魅力的にしたのは、
ヒロインと花のように散った理想の男だったのでしょう。
おとうと 2010日 山田洋次

市川昆監督の「おとうと」とはかなりアレンジが違いますが、
姉が持つ複雑な気持ちはどちらも同じです。
美しく、強く、やさいい姉。
弟はこっちヴァージョンの方が2枚も3枚も上手のダメぶりです。
人が死に直面した時、逝く方も看取る方も、
その瞬間は長い人生がどうであったかが問われるでしょうけれど、
人なんて元来過去を忘れる動物ですから、
その瞬間はその場の出来事です。
死はコントロールできませんが、死と向き合うことで、
最後の時を、その場に居合わせる人、
できれば必ず居て欲しい人と一緒に「さようなら」を言いたい。
それはとても幸せな人生を送った証になるでしょう。
市川昆監督のおとうとも
山田洋次監督のおとうとも幸せでした。
9 9番目の奇妙な人形 2009米 シェーン・アッカー

人が作ったマシンと人が争い、人が滅びました。
9人の人形は残ったマシンと戦います。
映画の中で人形のひとりが「尻ぬぐい」と言います。
人がしたことは大抵ろくでもなくて、だれかが尻拭いしている。
下手に頭が良い奴がやると効率が良いだけに厄介になる。
そんな声に聞こえました。
アニメ(CG)ですが、
壊れた世界がディテールまで質が高く、
動きは圧倒されます。
技術は進んでいますね。

