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長谷川等伯展
やっぱり行かなければなんにもわかりませんね。
天才はいるものだと痛感。
人間業ではない作品が何点もありました。
「松林図屏風」は日本人であれば誰もが誇らしくなるのではないでしょうか?
そして、日本人でなくてもきっと引き込まれるでしょう。
仏涅槃図もよくぞ成し遂げた作品です。
個人的には、千利休がよかったですね。
あとは虎と猿。
混んでいるのを覚悟で行ったのですが、
本当に覚悟で行った方が良いです。
でも観て本当に良かったです。
フーデックス2010
食を扱う者としては、このイベントははずせません。
普段 浦島太郎しているので、
1、 世の中を知るのと、
2、 仕事にかかわる新ネタ探し、
3、 仕事にかかわる問題解決、
この3点のヒントがあります。
それと毎年のトレンドの変化と、個々の業界の勢いの変化も
感じられます。
半日でへとへとになりますが。
女は二度生まれる 1961日 川島雄三

生まれてから、身近に接する環境の中にしかいなければ、
その環境は自分をつくる全てで、良いも悪いもなにも、
他の環境があることすら想像できません。
生存できるのにあえて、そこを飛び出す必要はありません。
隣の芝生が青く見えるのは、
視ることができるようになってからの話です。
この物語の主人公は、
自分が生きて来たことに始めて疑問を持つことができた。
その時点で終了しています。
傍からみれば可笑しな生き様とわかることも、
当人はそんな感覚はありません。
だけど自分に違和感を覚えました。
ただ、それが果たして幸せにつながるかと言えば
別の話です。
なんだ、全く今まで生きてきた自分と同じではないか!
とても根源的なことを描いている作品です。
氾濫 1959日 増村保造

苦笑いするしかない映画です。
こうも欲望全開なんてことはない。
自分だけは違う、そんなことはないよ。と言われているようです。
金、地位、名誉に群がる輩たち、性を媒介にして自分の欲望を満たそうとする。
設定は公開当時とリンクしている高度成長期です。
高度成長期は引き金でしかない。
だから、欲望の氾濫は古来からあったことでしょう。
(人間の欲望を増幅させてから引き金を引かせたという感じ)
しかし、誰もが大鉈を振るうかのごとくの欲望処理ができてしまうのは、
この頃からのように感じます。
そして、40年たちました。
私たちの精神は大人になっているでしょうか?
処刑の島 1966日 篠田正浩

1966年は高度経済成長の真っ只中でした。
戦前から戦後を経てのゆがみや負を描くこの作品は、
どうとらえられたのでしょうか?
日の丸やリンカーンの肖像画の前で繰り広げられるシーンは、
影が強調されていました。
為政者はみせたくないものを、みえないところに追いやります。
個人もみたくないことを、意識しないようにしてゆきます。
だから、みせるという行為がおこり、
そこで選択する機会が訪れます。
自分の意識の「きれいごとだけで良いよ」
と言う声に向かう力は、こういう映画から貰うことができます。
風船 1956日 川島雄三

豊かになった日本が、崩れようとしている感がある、今を
予言しているような映画です。
金、愛、大人の振る舞い、子の成長と夫婦が重ねた年月、
登場人物たちが自然体で表現してくれます。
男優二人も良いですが、女優4名の役柄としてにじみ出る個性が、
自然で考えさせる内容の物語に誘ってくれます。
川島雄三監督作品は4本目の鑑賞ですが、
喜劇、時代をかけての人間描写、男と女の生き様、
今回のような都会的センスが入った人模様とどれも素晴らしく、
もっともっと観ていきたい監督のひとりです。
八ヶ岳フロンティアビール・タッチダウン アルト
酒の例に漏れず、ビールもたくさんのタイプがあります。
ドイツデュッセルドルフのアルトビアは、その数あるビールの中でも、
かなり好みのビールです。
そこで、今回のアルトビア。
率直に言って、デュッセルドルフのアルトのテイストを残しながら、
日本人好みにしたな。という印象です。
そういう意味でとても日本的なアルトビアでした。
藍美ライブ2010
アルソア化粧品の専門学校の卒業生が、
披露する卒業ライブです。
思えばもう想い出せないくらい過去に、
高校卒業のあの、仲間ともう少しいたい、
けれどそれはただの甘さとわかっていた。
そして、卒業前に築いた学園祭の、
もしかしたら初めて仲間と成した仕事。
それを想わせてくれるライブでした。
純粋な心が生む感動を体験しました。
俺たちに明日はない 1967米 アーサー・ペン

大恐慌がアメリカを台風のように襲う。
その渦中には、今までとは違うアメリカがありました。
この映画でもそれが汲み取れます。
二人は大恐慌が生んだちょっとしたヒーローでした。
踊らされてもいました。
だから被害者なのかもしれません。
やってしまったことは決して許されない事ですが。
二人とその仲間を、フラットな立ち位置で語っています。
心情を伝えます。
何故こんなことをするのかを物語の進行とともに考えます。
だからこの時代が気になります。
大多数の人は貧しくもまじめに働いていました。
この二人はあまりにも短絡に、楽を考えていました。
しかし、その行為が象徴かもしれません。
今もこの頃と同じ大不況を、この映画の新聞社のように
マスコミは伝えています。
誰もがそれらの一因です。
それを痛切に受け止めずに入られない映画でした。
だって、二人を知りながら、二人に心を開く人たちも、
二人を追い込みただただ復讐をする人もいます。
どちらも私自身の分身のようで、震えを覚えるラストでした。
許されざる者 1992米 クリント・イーストウッド

人間の本性を描いているようです。
主人公を通して、周りの人物と絡めて。
本性なんて”これだ”というものは実はない。
けれどそれらしいものはある。
最近自分が多重人格の気があるような気がするのですが、
これってそれが自然なのかもしれません。
主人公が妻と暮らす前、暮らしているとき、
妻が亡くなって子供たちと暮らしているとき、
そして、この映画での変化。
全部ひとりの男そのもので、
多重人格かもしれません。
悔いても悔いても、嫌な自分がいます。
そんな生きる性が描かれていました。

