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ブログ 今日のいもたつ

晩春 1949日 小津安二郎

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2度目の鑑賞です。そして久しぶりの小津映画です。
1度目はあまり映画をみていなかった頃、
そして初めての小津映画でした。
改めての鑑賞は、表面に現れた描写以外の
昭和24年の日本発のメッセージも含まれているという印象です。

多分当時としては、裕福な家族が物語の舞台で、
そこでの父と娘の関係が主として、
人間愛がさりげなく語られます。
けれど、この立場にある日本も写しているように思えるのです。

それは風景であり、茶の湯であり、能であり、
五重の塔であり、コカコーラのカンバンであり諸々です。

また、小津映画をいくつか観てきて、
彼のユーモアがこの映画でもこんなにあふれているのは
1度目では気がつきませんでした。
他の小津映画も2度目の鑑賞をしてみたくなります。

安定した完璧な映像、必要最小限の台詞は
1度目の印象以上で、
それは原節子の演技でも感じます。

ラストの笠智衆の姿は、原節子の幸せとの
ギャップとして、娘を嫁がせる父親ならばだれも胸を打つ名シーンです。

追伸
昨日は「立春」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立春」の直接ページはこちら
立春

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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玉豊と玉乙女

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左が玉豊、右が玉乙女です。
一番奥はそれぞれの丸ほしいもです。

蒸かしてすぐに並べたものと、
仕上がり途中では色もツヤも違いがでます。
また、玉豊と玉乙女はかなり色に違いがあります。
(ほしいもに仕上がると違いが少なくなります)

干し芋農家では、この色を見て、
玉豊を「白」、玉乙女を「黄色」とか「赤」といいます。
ちなみに、いずみは「黄色」です。
だから3品種作っている家は玉乙女は赤になります。

もう一つ付け加えると、
人参は真っ赤なので「赤」です。
けれど、タツマの有機農園以外では、4品種作っているところはありません。
(タツマの有機農園では色で呼んでいません)

追伸
昨日2月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
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干し芋のタツマ

毎月お届けの「今月の干し芋」の直接ページはこちら
今月の干し芋

【芋日記】

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長泉産玉豊ほしいも

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委託加工されている長泉産の干し芋作りをしました。

前準備で洗ってビックリだったのは、
その大きさです。
片手では持てない位のビッグサイズが多いことです。

普段蒸かしているサイズよりも二まわりは大きいでしょうか。

蒸かしには細心の注意を払いました。
とにかく時間をかけなければ蒸けないだろう。
最初は強い蒸気で、
途中からかなり弱く、でも時間をかけて蒸かしました。
一番大きなサツマイモは約4時間かけました。

蒸け上がりは上々で、芯までしっかり蒸けていました。

【芋日記】

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東京出張

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昨日の午後4時のテレビ東京の番組で、
干し芋セットが紹介されました。
「玉豊平ほしいも」と「いずみ平干し芋」のセットです。

立ち会ってください。
との依頼でスタジオに行ってきました。

とても念入りに詳しく、丁寧に扱っていただいて、
とても嬉しかったです。

どれ位の反響があるかは、まだわかりませんが、
たくさん注文が来て欲しいです。

【芋日記】

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昔ながらの干し場

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20年ほど前は、露天の干し場が普通でしたが、
今では雨よけのビニールハウスの下に干し場を作るのが主流です。

露天だと、日が暮れると簾(すだれ)を重ねて覆いをかぶせるか、
しまわなければなりません。
翌朝、その簾をまた干し場に並べます。
この作業は重労働です。
特に、乾く前の簾は重いので大変です。

ハウスの下で仕上げても甘みは変わりませんから、
どうしてもハウスの干し場にしてしまいます。
(仕上がった時の干し芋のツヤは露天にかないません)

お付き合いしている農家の中で、頑なに露天干ししている家が
3軒あります。
この3軒はそろって、絶品の干し芋を作ります。

その理由は、露天だからというのもありますが、
露天で仕上げる気概があるからだと思っています。
どこまでも良い物を造るという気持ちの現れが露天干しなのでしょう。

【芋日記】

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いずみ丸干し芋

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親しい農家がサツマイモの栽培ができなくなり、
けれど少しでも良いから干し芋作りはしたいということで、
原料のいずみをその農家にもって行きました。

隣近所で干し芋作りをしているのと、
やっぱり長年やってきた仕事ですから、
少しでも携わっていたいのでしょう。

なかなか高品質のいずみ丸干し芋が干してありました。

【芋日記】

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静岡県長泉町産玉豊

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長泉町から依頼がありました。
それは長泉町の農家が作った玉豊を干し芋にして欲しい
という依頼です。

詳しく話を聞いてみると、
町長が長泉産の干し芋を作りたいというところから、
話が持ち上がったそうです。

とりあえず、昨春、長泉町の数軒の農家が、
茨城から玉豊の苗を取り寄せて、
作付けしたようです。
しかし、干し芋加工ができないために、
タツマに加工依頼の話がきました。

他の産地の玉豊は興味がありますから、
勉強も兼ねて依頼を受けました。
どんなサツマイモか、干し芋に仕上がるか、
楽しみです。

【芋日記】

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忠弘さん

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ここの農家とも仲良くさせてもらっています。

一時期病気で干し芋作りを休んでいましたが、
復帰しました。

それ以来健康管理に余念がありません。
午後4時までには干し芋作業を終えて、
お風呂に入り、食事をして、散歩を1時間近く毎日続けます。

食事前の散歩だと食事を摂りすぎてしまうから、
食事後の散歩とのことです。

自宅から少し離れた畑が散歩コースで、
タツマの自社農園の畑の近くも散歩コースなので、
有機サツマイモの栽培のときは、
時々畑で行き会います。

【芋日記】

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甑(こしき)倒しのようです

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先日今シーズンの干し芋作りが終わった、
薪ふかしの“ぎんさん”の家です。
カマドの掃除をしていました。

日本酒造りの甑倒しのようだと思いました。

蒸かし自体は、1週間ほど前に終わっていましたが、
その後の雨で骨休み、また、蒸かしが終わっても、
干し場には仕上がる干し芋が並んでいますから、
片付けは少しずつといった感じで進んでいました。

始める時とは違い、
終わってしまえば急ぐこともないですしね。

【芋日記】

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宮崎産有機安納芋

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大きく育ちすぎた有機安納芋を、
有機干し芋の原料に使えるか?
という依頼を受けて、年末に一度加工しました。

品質も上々で、加工も問題なしの返答をしたのですが、
今回は、前回よりも、原料としては二級品で試してみて、
との依頼でした。

結論から言えば、
使えないことはないけれど、
製品率はかなり落ちる結果です。

原料段階、加工段階、仕上がった後、
どの段階でも製品にならないものがでてきます。
大雑把な感覚でも、1回目の原料の半分しか製品になりませんでした。

当たり前といえばそれまでですが、
自社の有機干し芋も原料が良いものは、
最終段階でも、物が違う仕上がりになりますから。

【芋日記】

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